読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
大衆新聞紙の記者ユリアは、しつこくて頑固で書く記事は妄想仕立て。ひょんなことからオスカーの醜聞ネタ(捏造!)を掴んだユリアは、記事を載せないかわりに、アデルに高級紳士クラブで行われている秘密の会合に潜入取材をしろと言い出して!? また後日、アデルの養育院時代の親友が掏摸で捕まり、身元引受人としてアデルの名前を出して……? 甘くとろけるコメラブシリーズ、最終巻!
これでも手加減しているのです、私は紳士だから。(裏表紙より)
あしながおじさん風の出会いから始まった、孤児の少女と大貴族の若様の物語の最終巻。純粋で真っ直ぐな少女が夢を叶える始まりから、すっかり小説のネタになりそうな事件に関わってしまう事件ものになっていて、振り回されるオスカーがだいぶ可哀想で笑ってしまった。最後だいぶと影が薄かったですね?笑
アデルがアデルらしいのが事件を解決へと導き、誰かを救うのですが、でも原稿が燃えたことはもっと怒ってもよかったと思う! 本当にそう思う!
ミリアムがとても可愛らしかったので、時代が変わる頃に年頃の少女になった彼女の恋物語が読めたらなあ、なんて思いながら、楽しく読み終わりました。
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