読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
菊野市の高校生だった並木佐織は、市の夏祭りで驚異的な歌唱力を発揮し、歌手としての将来を期待されていた。だがある日行方不明となり、三年後、まったく縁もゆかりもないはずの静岡県で遺体となって発見される。その容疑者、蓮沼寛一は以前も誘拐失踪と殺人の罪に問われ、無罪となった過去があった。蓮沼は再び事件を起こしたのか? 内海薫は、帝都大学の湯川に協力を依頼する。そして菊野市の夏祭りの日、意外な人物が殺害され……。
公開中なので続きから。
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ドラマシリーズは中途半端、「容疑者Xの献身」もながら見の中途半端、「真夏の方程式」は未視聴ですが、わかるはずと思って見てきました。ちゃんとわかった大丈夫! そしてめちゃくちゃよかった。
たった一人の少女を大切に思う人たちが、結託して罪を犯す。ここまでの難敵はないというところに涙腺を緩まされ、警察を責める人たちの気持ちと、やるせない警察側の、特に草薙の気持ちに心臓がぎりぎりさせられ、物語の犯人が誰かという点ではらはらさせられ。最後の最後の展開まで目を離せなくてすごくよかった。面白かった。
真相が「やっぱりそうか……」という部分で終わらないのがすごかったんですよ。誰もが「やっぱり」と思うところで、違う、真犯人は、という展開が胸熱。脳内で「うわああああああ」と叫んだし涙が出そうになった。
誰かを思う、愛という感情がここまで人を突き動かすんだという、物悲しさに溢れた物語でした。すごく面白かった。過去作もちゃんと見よう。
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