読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
中流階級のベネット家に五人の姉妹。長女のジェーンは、年収五千ポンドの資産家ビングリーと出会い、思いを寄せ合う。次女エリザベスはその友人ダーシーの中流階級を見下す言動を知ってしまい、彼を高慢だと思うようになり、ダーシーに対して険悪な態度を取る。少しずれたセンスを持つすぐ下の妹メアリー、軍人に夢中な軽薄な妹たちキティとリディア。何かと財産と結婚を口にする厚顔無恥な母ベネット夫人。エリザベスの家族に対して嫌悪感を持つダーシーは、それでもエリザベスを愛していると告げるが、エリザベスは……。
「プライドと偏見」は最近の映画なのですが、この「高慢と偏見」は1940年の映画です。
グリア・ガースン、美人だなあ!(「心の旅路」ですっかりファンに)
と思うのですが、ああいう性格のエリザベス役としては、私はキーラ・ナイトレイの方が好きだ、と思ったり。どっちも美人ですが、グリア・ガースンは上品すぎるというか。もっと荒削りで磨きすぎていない美人の方がいいな、と思うのですよ! 好みの問題ですね。
ローレンス・オリヴィエがかっこよかったです。
原作の方にあたっていないので映画のみの感想ですが、なんだかコメディっぽいノリだな、と思いました。まさかコリンズで癒されるとは思いもしなかったというか。「プライドと偏見」より話が分かりやすい気がしました。シーンが叙情的で美しかったり、ドラマチックだなと思うのは「プライド〜」の方なんですけれども。大団円なハッピーエンドで終わりはにっこりしてしまいました。お話としてはこっちの作りの方が好きかもしれないです。
しかし、一番注目してしまったのは、衣装や小道具ですね! 袖のたっぷり膨らんだ衣装に、大きな帽子! 棚や燭台や、窓辺、庭の作り。しょっぱなでびっくりしたのは、ベネット氏が椅子を反転させて階段を作ったとき。「あれほしい!」と思いました。どこに置くんだ。
楽しかったです。オススメ、ありがとうございました!
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