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ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
その古城ホテルは湖のほとりに佇んでいる。人でないものさえ泊まるという、不思議なホテル、マルグリット。そこに集められた四人の少女たちは、こう、言い渡された。「このホテルの女主人になる気はないか」魔山を追放された魔女、ビィ。所属を捨てた美貌の軍人、ジゼット。とある稼業から足を洗った、フェノン。そして亡国の姫君、リ・ルゥ。これは、少女たちと、不思議なホテルの、優しく切ない物語。(裏表紙より)

それぞれに居場所を求めて古城ホテルに集った四人の少女のお話。かわいくて楽しかった。子どものときにこれを読んでいたらうっとりはまっていたんだろうなあ、という好みのお話でした。紅玉さんらしいテンポはちょっと薄まっていたのが寂しかった気もするんですが、読みやすくてするする読んでしまうお話でした。
女の子たちが集まってがんばるのはいいな! サクセスストーリーな面もあって、作戦が成功するようなことがあるのがすごく楽しい。それぞれの周辺事情がちょっとずつ表に出た状態なので、このさきもみんながわいわいするのかと思うと楽しみだな!
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