読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

相手の習慣やしぐさ、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染がついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優の夫を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人として疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全五話。(Amazonより)
頭脳明晰、コミュニケーション能力に難がありながら行動心理のスペシャリストで、かなりの美女。嘘が見破れてしまうゆえになかなか結婚できずにいる、エンマ様こと楯岡絵麻のシリーズ第1巻。短編連作でとても読みやすい。
いやしかし、めんどくさい人だなあ! 仕事じゃないと付き合っていられないだろうと思わせる有能さと性格。犯人を追い詰めていくところは格好いいんですが、それ以外に問題がありすぎる。最強の道を突き進むか、自分の足りない部分に思い悩んで努力するようになるのか、これからどういうふうに展開するのかな。
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美人で魔法の才能がある妹と違い、平凡で無能なエルマ。家族に虐げられていたある日、顔を布で隠している男に出会う。彼はその美貌で相手の正気を奪ってしまう、“魔性”と恐れられている騎士だった。魔性が効かないエルマに興味を抱いた男は、彼女の不遇を知ると、強引に家から連れ出すことに⁉ 徐々に彼の優しさに惹かれていき、封じられていた記憶を取り戻していくエルマ。どうやら彼女の家族には、ある秘密があった――⁉「小説家になろう」発、大人気・超王道シンデレララブストーリー!(Amazonより)
王道シンデレラストーリー。魔法要素あり。
母親の死因だからと父と妹に虐げられているエルマ。妹のわがままを叶えなければ帰宅を許されず彷徨っていたところ、魔性の力を持つ騎士に助けられる。その出会いが隠された過去と真実に繋がっていって、最後にはハッピーエンド。
エルマが割と早い段階でお嬢様扱いに慣れてしまったのは、もうちょっとすれ違ってもよかったんじゃないかな、と思いつつ、あるべきところに戻りつつ、望む幸せを手にいれる結末まで楽しく読みました。
弱々しかったヒロインがヒーローがたじたじになるくらいに強く気持ちをぶつけるシーンが好きなんですよねえ。賢さと強さが感じられて。

《女王選出の儀》まであと一か月。
失踪したアリシュエルの代わりに最有力候補に躍り出ることとなったマリアージュは、玉座の重みに慄くばかり。
ダイはそんな主君を街へと連れ出し、女王が治めるべき人々の姿を見せるのだった。
その一方、夜会の日を境にヒースはダイに冷たい態度をとるようになり……!?
三人の想いが交錯する女王選最後の日が始まる!(Amazonより)
ついに戴冠のとき。……なんですが、ここで終わるなんて! という一区切りの第4巻。
とうとう分たれてしまったダイとヒース。ヒースが抱えているものがわからなさすぎて、けれどどこまでも重く苦しいのが察せられすぎて辛い……早く迎えに行ってあげて……。新女王が誕生し、それぞれが次なるステージに進むわけですが、ばらばらになるのは本当に辛いよ。
しかし女王選のマリアージュは本当にかっこよかった。一番大事なものを無意識に理解して行動できる人なんだな。弱さを認められる人は一番強い。デルリゲイリアもきっとそういう国になると思いました。

紆余曲折を経て、マリアージュの下で化粧師としての居場所を揺るぎないものとしたダイ。
そんなダイに最有力の女王候補アリシュエルからも化粧の依頼が舞い込む。
一方でダイは、花街時代の友人である医師ロウエンから、アリシュエル宛ての伝言を託される。
貴族と平民。身分差があるはずの二人がなぜ――。
困惑しつつもダイはアリシュエルの元を訪れるが!?(Amazonより)
アリシュエルとロウエンに関わりがあると判明し、それをヒースやマリアージュに告げるべきか悩むダイ。しかしそれはやがて事件へと発展する。
どんな女王になるか。どんな国にしたいか。マリアージュはこれ以上没落できないと自分や家を守るためだったけれど、弱者たる自分を守る、生きやすい場所を得るということは、同じ立場の人たちが生きられる国を作るということなんだよな。
ここにきてよろしくなさそうな雰囲気なんだけど、大丈夫だろうか……と心配しながら続きを読みます。

毎日形を変えて(満ち欠けして)見える月。
さらに見える位置や時間も毎日違う。
どうして? そんな疑問を持つ人は多いと思います。
本書はそんな疑問を抱いたことのある人のために、月について、やさしく紹介した案内書です。
月はいつできたのか?
どうして地球のまわりを回るのか?
月がなぜ満ち欠けをするのか?
毎日違う時間に見えるのはどうして?
月の表面がウサギの模様に見えるのはなぜ?
月にはいろいろな名前が付いているの?
さらには、ブルームーン、スーパームーン、ストロベリームーンって、いったい何? など月にまつわる疑問について答えながら、知れば月を眺めることがもっと楽しくなる、基本的な知識をやさしく、しっかりと紹介しました。
『ビーカーくんとそのなかまたち』で人気の「うえたに夫婦」による親しみやすいイラストと、カラー写真を豊富に掲載しました。
月に興味がわいたら、子供から大人までぜひ手にとってもらいたい1冊です。(Amazonより)
月という天体についてイラスト付きで解説する本。
専門的な内容は多いけれど、わかりやすい部分も多くて、知識が深まるにつれて読む度に新しい理解が得られる、みたいな本だと思いました。
月の地図があるのが個人的に嬉しかったな。ほうほうここが晴れの海か……みたいな。

幽宮と楽宮の神の境界である界島へと渡ろうとする寿雪だったが、海底火山の噴火で海路は鎖されていた。噴火の原因が、鼇の神が楽宮の海神を怒らせたことだとすれば、鼇の神を倒すことで怒りは静まる。しかし倒すには烏の半身を取り戻さなければならず、その半身は界島にある。堂々巡りだった。一方、界島を歩く白雷の手には、烏の半身である黒刀が握られていて…?
特別な妃が誘う圧倒的中華幻想譚、ここに完結!(裏表紙より)
寿雪は自分の翼で飛び立ち、望むところに戻ってこられるようになったんだな……と感慨深く読み終わった完結巻。
みんながみんな、誰かの止まり木で、傷付いた翼を癒すものであって、道を指し示すもので、背を押す風だったのかもしれないな。果てしない空ではなく、場所と場所を繋ぐ海、命が生まれるという場所で終わったのが印象的だった。
楪の話がめちゃくちゃ胸に刺さってぶわっと泣いてしまった。生贄が二度も追い返されるって、確かにそれは愛されている、生きなさいって言ってくれる神様がいるんだなあと思ったんですよね。
自由になった寿雪が一人でなくて本当によかった。自分から高峻に会いに行けることはきっと寿雪にとって素晴らしい未来だったと思います。
最後まで楽しみました。ありがとうございました。

寿雪の銀髪が、衆目にさらされた。その銀髪こそが、前王朝の血を引く証だった。高峻が策をもって隠してきた寿雪の秘密がしられてしまったのだ。しかも寿雪の魂は何処かへと去り、その肉体に宿っているのは“烏”。加えて衣斯哈の行方も不明となり、状況は緊迫の度合いを高める。そんな中、寿雪の魂を呼び戻すためには肉親の存在が必要だという情報がもたらされるが…?
宿命が心を惑わせ、運命が魂を呼び戻す。(裏表紙より)
とうとう寿雪が前王朝の生き残りと知られてしまった。さらに烏が現れ、鼇の神との決戦が迫ろうとしている。完結直前巻らしい、それぞれの緊迫した状況が描かれる第6巻ですね。
第1巻を読んだときは烏がだいぶ得体のしれない感じがあって恐ろしかったんですが、ここまでくると、人の常識外の存在らしい、無垢で直情的な幼い女神なんだなとわかって、憎めなくてどうしようもないなという気持ちになってしまう。
世界が一気に広がった感じがする巻だったので、きっと大丈夫だろうと思いながら次を読みます。

ただし、彼女は俺がロシア語わかることを知らない。
「И наменятоже обрати внимание」
「え、なに?」「別に? 『こいつホント馬鹿だわ』って言っただけ」「ロシア語で罵倒やめてくれる!?」
俺の隣の席に座る絶世の銀髪美少女、アーリャさんはフッと勝ち誇った笑みを浮かべていた。
……だが、事実は違う。さっきのロシア語、彼女は「私のことかまってよ」と言っていたのだ!
実は俺、久瀬政近のロシア語リスニングはネイティブレベルなのである。
そんな事とは露知らず、今日も甘々なロシア語でデレてくるアーリャさんにニヤニヤが止まらない!?
全生徒憧れの的、超ハイスペックなロシアンJKとの青春ラブコメディ!(Amazon
より)
アニメ視聴済み。
ハイスペックな家柄に生まれながらまったくやる気がない少年と、やる気がありすぎて空回り気味なロシアの血が入った美少女の、学園ラブコメ。
面白いのが、普通高校ではなくかなり良い家柄の生まれかつ優秀な生徒が通っている学校であることと、政近自身にその家柄だの期待だののトラウマがあってダウナー系主人公になっているところ。ファンタジー作品の王道設定を上手く現代物に落とし込んであるなあと思いました。アーリャのロシア語の呟きで思いっきり現代ラブコメになる。
1巻は生徒会選挙に向けてやる気を出したところまで。
表紙のアーリャさんが可愛い。コミカライズを含めて読者の心を鷲掴みしたであろうキャラクターデザインの美麗さ、可愛らしさをもしっかり表現したアニメだったんだなあと再確認しました。

皇帝・碧成との間に唯一子をなし、後宮で威勢を誇った寵姫・芙蓉に皇后暗殺の濡れ衣を着せ、追い落とした雪媛。
民衆の間にも雪媛の信奉者は確実に増え、もはや雪媛を脅かすような存在はもういないかと思われた。
しかし芙蓉は、幼い頃から自らを慕い付き従う潼雲を使い、雪媛を陥れようと画策し始めた。
そんな中、雪媛が潼雲を自らの護衛のひとりに任じたことで、未来の記憶を持つ青嘉は警戒を強めていた。
水面下では、雪媛が寵を得たことでそれまで異民族として冷遇されていた尹族は増長を始め、その横暴は雪媛への悪評となり広がりはじめていた。
不貞の疑惑、密偵の暗躍と、いくつもの危機が雪媛へと襲いかかり――? 壮大な中華転生幻想譚、第三弾!(Amazonより)
死んだ奴隷の娘は、過去へと遡り、一族で最も権勢を振るった悪女に宿った、逆光転生中華風後宮もの。
仲間を得ながら自らの道を進む雪媛ですが、このままでは虐げられてしまう尹族を救うはずが、その一族の人間が自らの名前を使って傍若無人に振る舞っていることを知る。これが、こう、常に立場がくるくるとひっくり返る現実の無情さや虚しさ、権力争いをする者たちの諸行無常さを感じさせて……。このときの思いが彼女の未来にきっと大きく影響するんだろうという予感がなんとなくある。
