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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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見た目完璧な残念お嬢様メアリと、美形だけど無礼な従者アディ。長年メアリに片想いをしていたアディの想いがついにむくわれる…かもしれない!?「このままだと本当に俺が頂いちゃいますよ」ドキドキ必至の第2巻!(Amazonより)

破滅を回避し、落ち着くべきところに落ち着いたメアリ。経営学を学ぶために大学に行くことになったメアリだったが、そこには男性を魅了する少女とそんな彼女と敵対する少女たちというどこかで見たことがある構図が。そう、ゲームの続編が繰り広げられていたのだ。本来なら退場しているはずのメアリは否応なしに関わることになってしまい。
と、悪役令嬢物、続編というくくりながらも、メアリとアディはおめでとう!!!!! な第二巻です。続編を冷静に見守っているメアリがめちゃめちゃいい立ち位置だなあ笑 前世の記憶がありそうな二人に深く関わらないところが新鮮ですごくよかった。
アディは本当によかったね……。よかったよかった。メアリが言いふらすところ、はちゃめちゃに笑った。
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「夢のようだ。あなたを手に入れられるなんて」結婚式当日に花婿に駆け落ちされてしまった伯爵家令嬢マーガレット。なぜか、彼女を嫌っていたはずのオルフォード公爵にその場でプロポーズされ、そのまま公爵と結婚することになってしまい……。冷たいまなざしから一転、突然甘い言葉と態度で接してくるなんて、この人、何を企んでいるの!? すれ違いからはじまる、訳あり令嬢と美貌の公爵の溺愛×新婚ラブファンタジー。(裏表紙より)

結婚式当日に花婿が義理の妹と駆け落ち。一人残されたマーガレットだったが、自分を嫌っていたはずの公爵レイモンドに求婚され、そのまま結婚する。この人は私を嘲笑い、冷たくし、いたぶるつもりなのだろうか、と戦々恐々としていたが、何故かずっとこの結婚を望んでいたとまるで恋しているかのように囁いてくる。
という、すれ違った上での結婚から始まる恋愛もの。最初の「冷たい」度合いがどの程度かわからないんですが、読んでいるとレイモンドがマーガレットにめろめろすぎて、いい意味でまったく心配しませんでした!笑
想いが通じ合ってからは、意地悪な人や自分を追い詰める妹をやり返したりなどして、その気の強さと矜持がとても好ましい。妹については怯えから言いなりになりかけたものの、彼女自身の魅力で絆を結んだ人たちが支えてくれたりなどして、幸せな恋物語でした。
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巫女ユミィの専属護衛・千年獅をめざし、再び護士候補生となったシェルティス。以前と違うシステムに戸惑い、孤立する彼の前にモニカという候補生が現れて……!? 大切な少女を守りたいと願う、重層世界ファンタジー!(Amazonより)

第1巻を読んでからだいぶ間が空きましたが、続きを読みました。
まっすぐでピュアな少年少女だなあ! とにやにやするし、微笑ましくて笑ってしまいますね。一部の人たちが暗躍しているだけで多分メインの子たちはみんないい子だろう、などと思ってしまう。
伏線もりもりなので今後の展開が気になりますが、シェルティスとユミィがこの時点では切なすぎる。ハッピーエンドになるのかいまからやきもきしてしまいます。
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「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!(Amazonより)

機械仕掛けの帝国。星の力である星霊を宿す者たちの皇庁。長く続く二国間の争いで、帝国最強でありながらとある罪を犯して牢獄に入っていた剣士イスカと、皇庁最強とも噂される魔女アリスリーゼが出会った。敵味方で出会い、戦い、恋をしてしまう系かーなどと思っていたら思っていた以上にラブでコメで、バトルだった。そうそう、一巻ってこういう感じだよなー!
とにかくイスカとアリスが会うところがめちゃくちゃ楽しかったんですよね。べたなんだけど笑っちゃった。そして、この二人が争うのは見たくないなという気持ちが強くなって、最後の共闘はやっぱりすごくよかった。お互いに好意を抱いているのがまるわかりなのにというじれじれ感もよかった。
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「なら、あんたの娘でいい」
父親の借金のせいで、大地主一族の屋敷の使用人になった十二歳の少女、アマル。自由も、教師になる夢も、すべてうばわれた。
「こんな世の中、おかしい。あきらめたら、なにも変わらない」
自由をその手でつかみとるため、アマルの反撃がはじまる————
これは、現代のパキスタンの話。これがジェンダー(社会的性別)の現実。(カバー折り返しより)

パキスタン系アメリカ人の作者が書いた、パキスタンの少女の物語。
この国では、長女は家族のために働く。男の子の方が優遇され、優先的に教育を受けさせてもらえる。だから識字率は高くない。一部の裕福な権力者によって支配され、不正がまかり通るところ。
その中でも夢を持ち、賢く生きようとするアマルが理不尽さの果てに噴出した怒りのせいで、権力者の怒りを買い、身売り同然で使用人になるんですが、よくできた彼女は運を掴みなんとか己を保つ。あんまり長くないお話なので辛い展開は長引かないんですが、世界は変わるという希望を描きつつも、なんというか、彼女のような人々が本当の意味で自由を手にできるのはいつだろうなと思いを馳せて、少し苦しかった。
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人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であり、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。(Amazonより)

自分がこれからどういうスタンスでいけばいいのか考えさせられる本だった。
実際の企業がどうこうというのは多少のさわりがあるのかなるべく伏せられてはいるものの、成功した企業のことが書かれていて、どういうことをやってきたのかというところを踏まえた上でこんなことをやってみてはどうだろう? と提案する本だった。
そうなんだよなあ。ご新規さんを呼び込みたいけれどコアなファンがいるから支えられているところがいっぱいあるよなあ。その人たちをいかに離れさせることなくファンでい続けてもらうかっていうのは一番大事で難しい命題だと思う。
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"虐待死"の現実と向き合っている人たちがいます。どうしてその子を助けることができなかったのか、どうすれば二度とそのような事件を起こさずに済むのかと。(第1章前書きより)
——虐待を予防し、虐待死を見逃さず、生き延びた子どもたちを支えるために。日々奮闘する専門家たちからの提言と、最新の取材に基づく物語。(カバー折り返しより)

子ども虐待について書かれた『凍りついた瞳』から、さらに時間が経って、2020年の最新の取材に基づいて、専門家たちの意見をまとめ、現場を描く三つの物語を収録。
虐待死の一つの事件に突っ込んでいくのではなく、それを防ぐ専門家たちのまとめになっていて、こうやって人々は必死に悲しい死を防ごうと努力しているのだな、と思う。
ただ虐待から守った後も、その子たちに居場所がないという問題があるということが知れてよかった。ただの人である私に何ができるのかわからないけれど、知ることで少しでも力になれたらと思う……。
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マリー・ブライディは伯爵令嬢でありながら、社交界にも出ず、魔法石の研究に没頭している17歳。ある日、酔っぱらった父が「おまえの花婿を拾ってきてやったぞ」と、ひとりの青年をつれてくる。デューイというその青年は、なんとこの国の王子だった。デューイはマリーに求婚するが、独身主義のマリーは結婚する気などまったくない。だが、デューイは花婿として家に居座ってしまい……?
「僕はあなたの花婿です。異論は認めません」(裏表紙より)

『若奥様、ときどき魔法使い。』と同一世界観。魔法使いはみんな生まれ持った魔法があるというお話で、魔法石研究家の伯爵令嬢と王子が結婚するのかしないのか攻防を繰り広げつつも、魔法石にまつわる事件を解決する。
ほんわかとしながらもやると決めたことはやり通す王子殿下と、つんと澄ましているように見えてとても繊細で優しいマリーの、二人のやりとりがとても微笑ましい。マリーのお嬢様喋りが好きだなあ。
そして魔法石の美しいこと。どんな石なのか、実物を是非見てみたいと思わせるきらきら感。月翅晶、なんて美しい言葉の並び。
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悪役令嬢に転生したが無事、処刑ENDを免れたセシリア(でも溺愛フラグは立ちまくり!)。これで平穏に過ごせると思いきや、王子の婚約者として隣国の皇帝(俺様)をもてなすよう命じられてしまう。あれ、もしやこれって追加ルート発生!? しかも処刑フラグも立ったまま? そう危惧していると「同盟の条件にセシリアをくれ」と皇帝が言い出して……!?(裏表紙より)

乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも、自分がヒロインで逆ハーというルートに入った前巻。今回はDLC、しかも前世では未プレイということで乙女ゲー要素はほとんどなく、逆ハーものとして舵を切った感じ。
こう、いろいろと詰めが甘いというか……大人という冷静な視点を持つツッコミが不在なことで作り物めいた世界とお話になっています。どこまでも主人公だけに優しい世界だなあ。
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太平洋の赤道直下に浮かぶ、名前のない小さな島。そこには教会があり、神父とわずかな島民が暮らし、訪れるどんな二人も祝福され、結婚式を挙げることができる。同性愛、近親愛、不倫愛、そこではあらゆる愛が許される――二人が、本当に愛し合っている限り。 その島を訪れる、父親と娘。それから姉と弟。ある者は愛の存在証明のために。またある者は不在証明のために。様々なものを見失って渇いた者たちの、いのちと時間がその場所で交錯する。(Amazonより)

視点が入れ替わるので、何もないわけがないと思って読んでいたんですが、まんまと騙された。なるほど、違和感の正体はそれかー。
異界めいた島で迷う男女。禁忌を犯しているというのに背徳感どころか、読んでいて非常に悲しくて。こんなところまでやってくるまでに、心身ともにぼろぼろにされている感じがあるからなのかな。見ていて痛々しくて、助けてあげてほしいという思いが強くて。
最後のシーンは、強くたくましくて、美しかった。
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Author:月子
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