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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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わずか数千円で遊べる激安店、妊婦や母乳を売りにするホテヘル、40から50代の熟女をそろえたデリヘルなど、店舗型風俗が衰退して以降、風俗はより生々しく、過激な世界へとシフトしています。一方、参入するハードルが下がり、多くの女性が働けるようになった反面、大半の現場では、必ずしも高収入にはならない仕事になっているのが実態です。それでは、これから風俗はどこへ向かっていくのでしょうか? 様々な現場での取材・分析を通して、表面的なルポルタージュを超えて、風俗に画期的な意味を見出した一冊です。(Amazonより)

思っていたよりも硬くて、しっかりした問題提起と思考の一冊だった。性風俗という言葉を見ると女性問題や搾取の話になるのかと思いきや、福祉と支援の話になって、めちゃくちゃ興味深く読みました。
性風俗店がどのように機能しているのか。そこに所属している女性たちはどのような問題を抱えているのか。それらが担っている役割を当事者に近しい視点で記述しています。すごく安易に表現すると「ポジティブ」な面を書いている感じ。一方でこの世界に身を置いている人たちに救いの手が伸びていないという現状も記して、どのようなアプローチができるのか考えている。すごく考えさせられる本でした。
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大根は一度凍らせてから煮込むと中心まで味がしみ込む、白菜は中心から使ったほうが甘みがアップする、鶏手羽はレモン煮にすれば骨のカルシウムが煮汁に溶け出す、「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」では含まれるものが違う、など。(Amazonより)

調理の際のどのようにすれば栄養が逃げないかなど、調理の工夫をまとめた本。味付けや細々とした作業の「何故こうするのか?」という常識でもあるのですが、これができるのとできないのとでは調理の熟練度が違うんだなーと感じました。
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2007年の本なのでちょっと古いかもしれない。特にアレルギーの考え方は変わって来てるんじゃないかなあと思いつつ。
動物の食事ってやっぱり調味料はほとんど使わないんだーとレシピを見て実感しました。そして手づくりなので結構手間がかかっている。
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ハーブ研究家のベニシアが暮らす大原で見た一年を、ハーブや庭とともに見る一冊。
緑がすぐそばに息づいた暮らし。どんな風景なのだろう、とコンクリートだらけの街中に住みながら思います。山の中の匂いって好きなんですが、ここはそんな風に濃い緑と水と土の匂いがするのかな。
ハーブを使った食べ物だけでなくシャンプーなどの日用品のレシピがあるのが面白かったです。
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公子から婚約を打診された伯爵令嬢マリアは、決めた――死んだふりをして、修道院へ逃げようと。なぜなら彼女は伯爵と血縁のない、まがいもの令嬢だったのだ。そこで善は急げと馬車に乗ったのだが、幻獣が棲むガラスの森を通りかかったマリアは、巨大ハムスター(幻獣)に連れ去られて窮地に!? そのとき、颯爽と隣国の王子レイヴァルトが現れて……。幻獣から助けてくれたうえに、夢だった薬師としての場所を用意してくれるなんて、たとえ下心ありでも、助かります!
なぜか幻獣に絡まれまくる少女の薬師ライフラブコメディ!(裏表紙より)

ハムスターの可愛さとおかしみが爆発している。何度ハムスターの動きに笑わされたか。
マリアはとある理由で伯爵の養女になった。親類縁者もそれを認めており、いずれ気の合う一族の若者と結婚すればいいだろうと考えていた。だが公子に見初められてしまい、血縁の娘という経歴詐称がばれてしまえば伯爵家の縁者が罪人になってしまう。というわけでそれから逃げて義理の親族たちを守るべく、修道院に入ることにしたのだけれど、ハムスターたちにさらわれた!
とにかくハムスターですよ。他にも幻獣はいるんですがいたるところに巨大ハムスターがいて、イラストのハムが頭をよぎるわけです。可愛い。可愛いけど怖い。
マリアがしっかりした娘さんで、穏やかでちょっと不思議なところのあるレイヴァルトといい組み合わせだと思います。後半怒涛の展開で明かされたものにはえっとなりましたが、次巻があったらそのあたりの話になるのかな。
とても可愛いハムスターラブコメ(違います)でした。
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寿町四丁目にある、通称〈椿屋敷〉。そこに住む柊一は、若くして隠居暮らしをしているため、若隠居と呼ばれている。そんな彼のもとに嫁いできた、十九歳の香澄。しかしそこには秘密があった。ふたりは利害の一致から結婚した、偽装夫婦なのだ。町の相談役である柊一のもとには、たびたび近所から相談が持ち込まれるが——。「家」が語る、わけありな人々の物語。
寿町四丁目〈椿屋敷〉——それが私だ。(裏表紙より)

家という第三者かつだいたいの事情を知っている視点から語る、偽夫婦がちょっとずつ近付くのを見守るお話。二人がぎこちなさがずいぶん可愛くて、上手くいってほしいなあと見守りたくなってしまう。
ご近所の小さな事件を解決したり、椿にまつわる課題を解いたりと柊一が頼りにされているところがわかるのがまたよくて、さらに香澄さんがちょういい子。家庭的すぎるところがあるのでもうちょっとわがままを言ってほしいなあなんて思ってしまうのですが、私も嫁に欲しいです。
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仕えている少年王子が大好きすぎる女官サリカ。彼女は、わけあって日ごろから結婚をしないと公言していたのに、急に女官長から執拗にお見合いを勧められてしまう。きっぱりと断っても、女官長は止まらない!無理やり出会いの場を作られ、サリカは窮地に立たされてしまった!!
そのとき颯爽と現れ救ってくれたのは王の騎士ラーシュだったのだが……。この男、なぜかサリカの命令に無意識に従ってしまうようで!?
女官と下僕騎士の王宮ラブコメディ!(裏表紙より)

これ一冊で終わっていなかった! 二人の仲がいい感じに進展したところで、黒幕の謎がわからないままという凄まじく気になる終わり方。
最初からだいぶと説明不足のまま話が進んでいて置いてけぼり感があったのですが、中盤になるとサリカの頑張っているところや苦悩、そんな彼女に惹かれつつあるラーシュなんかが見ていて面白くなってきて、槍試合のところはとても盛り上がって楽しかったです。可愛いなあもう。
しかし物語の見えないところでサリカ父と母がとんでもない人という設定が付与されつつあるんですが、かわいそう……笑 大丈夫?
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若き日のフランス滞在で磨きをかけた食の感性、そして美味なるものへの飽くなき探求心。美食の日々を経て「食の神髄は惣菜にあり」との境地へ至り、日常の中の美味に注ぐ情熱はますます旺盛となる。文士や画家との交友など、著者の人柄がにじむエピソードも交えた、食味随筆の傑作。解説・高崎俊夫(裏表紙より)

1976年11月に発刊されたものの復刊。
時代を感じさせる内容なのですが、面白かったのがまずいものやいまいちなものをはっきりそう書いてあるところ。その理由もこれこれこうだからと書かれてあったり、かつて美味しいと感じたものがいまはいまいちとか変化が感じられるのも面白かったです。この人を満足させられたのはどんな味だろうと想像が膨らんだ。
後宮に星は宿る 金椛国春秋 (角川文庫)
大陸の強国、金椛国。名門・星家の御曹司・遊圭は、一人呆然と立ち尽くしていた。皇帝崩御に伴い、一族全ての殉死が決定。からくも逃げ延びた遊圭だが、追われる身に。窮地を救ってくれたのは、かつて助けた平民の少女・明々。一息ついた矢先、彼女の後宮への出仕が決まる。再びの絶望に、明々は言った。「あんたも、一緒に来るといいのよ」かくして少年・遊圭は女装し後宮へ。頼みは知恵と仲間だけ。傑作中華風ファンタジー!(裏表紙より)

開幕という感じの一冊。さほど大きな事件が起こったり解決に乗り出したりということはなく、謎があるのかもわからないままなのですが、すごくしっかりした印象で面白かった。
遊圭が若木のように成長していくのが一冊を通して感じられて、先がすごく楽しみになるんですよね。彼が何をやってくれるんだろうとわくわくする。状況はすごく悪いんですけどね。
不本意ですが、異世界で救世主はじめました。 (ベリーズ文庫)
新米植物研究員のまゆこは、突如現れた穴に呑み込まれ…目が覚めるとそこは異世界だった!? 戸惑うまゆこの前に現れたのは見目麗しい公爵・ジリアン。国王を決める闘技に勝つためにまゆこを呼び寄せたものの、なんと人違いだったというのだ。「この国を守ってくれ」――望まれたわけでもないけれど、なりゆきで公爵様を助ける羽目になってしまい…!?(Amazonより)

不本意、だったか? 救世主っぽくはあったラストシーンだったけれどタイトルに冠するほどか……? と考え込んでしまいましたが、さくっと読めて楽しかった。異世界召喚ものというともっと大きい規模のものを考えてしまうんですが、お話がまゆことジリアンからほぼ動かないから登場人物もさほど多くなく、シンプルなお話でまとめられていました。
まゆこの力の謎とか、カーライルは結局どうなったとか、いろいろ気になるんですが、行くか別れるかの瀬戸際に速攻でメッセージを打つところは、現代っぽく、かつドラマチックなシーンでどきどきしました。
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Author:月子
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