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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ハイカラ娘と銀座百鬼夜行 (富士見L文庫)
 開国帝都。あたらしき女を自称する、ハイカラ娘こと環蒔お嬢さんは今日も元気だ。「溝口さん! 百鬼夜行が出たのですって!」と、僕を連れて、噂の現場・銀座へ。
 はぁ。「僕は恩ある男爵さまのため、勉学を優先したいのですが」という主張は、もちろん聞いて頂けないんですね?
“百鬼夜行”なんてただの噂話……と言いたいけれど、お嬢さやその友人、人ならざる者まで巻き込んで事件が発展し——。
 男爵令嬢のハイカラさんに連れられて、秘密を抱えた書生が挑む開国帝都のあやかし奇譚、開幕!(裏表紙より)

ハイカラさんと書生さんとあやかしもの。おおーうまいことミックスされてるなあ! と感じた作品でした。とてもバランスがよくて読みやすかった。
百鬼夜行を主として起こる事件に、なんでもかんでも首をつっこむ環蒔お嬢さん。それに振り回される僕こと溝口。あやかしに遭遇してあわやというところで、実は溝口にはとある秘密が。
環蒔お嬢さんの無鉄砲な性格は「頼むからじっとしていてくれ!」と思うのですが、彼女の主義主張がとても爽やかでいて好ましく、応援したくなります。この若さは多分いつか折れてしまうときがくるんだろうけれど、折れないでいてほしいなあと思う。
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世界で一番恐ろしい食べ物
※虫や血などが苦手な方は絶対に見てはいけない。
世界中で食べられている特殊な食べ物、いわゆるゲテモノに分類されるものを撮影した写真集。蟻なんかは可愛いもので、コオロギやらヤゴやらがほぼ実寸大で掲載されていたり、豚、犬などの頭部とか雀の干物、カエルの串刺しなど、子どもが見たら絶対にトラウマになるであろう写真のオンパレードです。
さすがにちょっと薄目になって読みましたが、こういうものが食べられているのか! と実物を見ることができるのは大変貴重だと思いました。食べてみたいとはちっとも思わないですが……。
永遠の曠野  芙蓉千里III
それまでの名声を捨てて、ついに山村こと楊建明の元へ向かったフミ。馬賊となった彼女は建明のかつての女と比べられながらも、彼女らしい強さを持って仲間と認められていった。しかし曠野は多数の思惑と罠と野望が行き交う戦場と化して……。

読んだのは単行本。芙蓉ことフミの千里を駆ける物語。
実に大河だなあというお話で、女性が凄まじい勢いで歴史の中を駆け抜けていく感じ、実に須賀しのぶさんらしい作品だと思いました。炎林との関係とか、大河小説ならではだよなあ! とわくわくして読み終わりました。
歴史が大きく動いている時期のお話なので、話の大半が戦況の説明だったり、フミに対する仕打ちというか彼女に襲いかかってくる展開が、酷い……きつい……辛い……(でも面白い)というのが楽しかったです。歴史って男性のもののように感じられるときがあるんですが、フミはそうした裏側を駆け抜けた人だったなと思う。
北の舞姫 芙蓉千里II 
あの人の手を離しここで生きると決めた、そのはずだった。哈爾濱は様変わりし『酔芙蓉』が閉められ、タエは結婚して伯林へ行ってしまった。それでもフミは芸妓「芙蓉」として生きていたが、いつしか以前のように舞えなくなってしまう。そしてフミは再び自らの道を見つめ直し……。

読んだのは単行本版。
男を追う女でしかいられなかったフミが、今度は追われる女になったかあ……! という感慨深いラストでした。いいよいいよーこういう少女小説素敵だよー。
「芙蓉」としての高みへ行こうとする第二巻でしたが、それ以外のところでメッタメタにされるフミにさすがに言葉をなくしてしまった。何も汚されることなく無事でいられる状況ではないんだけれど、辛い……。
山村さんのどうしようもなく運命を狂わせる感じもいいんですが、この巻は最後の最後で黒谷さんがよかった。最後どうなるんだろうなあ。

北の舞姫 芙蓉千里II (角川文庫)
女子刑務所 知られざる世界
女子刑務所と受刑者を取材し、『婦人公論』に連載されたものをまとめた一冊。
ざっくり説明しているような印象を受けつつも、女子刑務所の「最後の福祉」の部分はとても興味深く読みました。受刑者も高齢化かあ。この本は2013年の発行ですからいまはまたもっと割合が増えているんだろうな……。
チポロ
ひ弱で力のない少年だったチポロは、ある日彼を哀れんだツルの神が自ら矢に当たったことにより少しずつ生きるための力を蓄えていく。チポロの日々が変わり始めた頃、幼馴染の少女イレシュが魔物たちによって連れ去られてしまう。それから三年後。自らの無力を悔いたチポロは自身を鍛え上げ、弓矢の良き使い手になっていた。そんなときイレシュらしき「氷の魔女」の噂を聞き……。

アイヌ民族を描く児童文学。無力な少年がめきめきと力をつけて、幼馴染を助け出すべく旅立つ。そして彼には神様であるオキクルミにまつわるとある秘密が。
力強くて優しいお話で、神様と人間の違いを描きつつも、人はそれでも強く、善性を信じて生きていてほしいと願いが込められているように感じました。結構オキクルミもその部下であるヤイレスーホも勝手なんですが、それがまた人間臭くて面白い笑
ヤイレスーホとイレシュは異種族恋愛か!? とわくわくしてしまったんですが特にそういうことはなく。ヤイレスーホがかわいそうな終わり方でちょっと残念……ロマンスがあっても楽しかっただろうなと思う少女小説脳です。
女子校力 (PHP新書)
「女子校っぽいよね」——同性にはすぐにピンとくるらしい。モテることより先に笑いをとりにいく、基本は他人に関心がない、余計なことをつい言ってしまう……一見すると、好き放題。
そんな女子校出身者は社会に出て、冷たい視線にさらされる。異性もいる職場での女子どうしの監視。男性上司のメンツがわからない。
「世間知らず」。誇りとコンプレックスの狭間で悩む彼女たち。でも空気を読まずに自分を主張できることこそ、新しい時代を生き抜く力では。ここにきて一部で人気が上昇! なぜいま女子校なのか? 78名の取材から見えてきた、いまどきの女子校育ちの強さと存在感のヒミツ。(裏表紙より)

学校のことは全然詳しくないので、女子学校に「名門」「進学校」なんてジャンルがあるとは思わなかった。がっつりお嬢様系の学校もあれば勉強を主体としてキャリア育成する学校もあるのね。面白い。
女子校出身ならではの功罪というのか、女子校はだいたいのものが受け入れられる楽園で、けれど大人になるとコミュニケーション能力に問題があるように自覚されて……という成長の仕方には、そういうこともあるのかあと興味深く読みました。女子校にはいじめがあるともないとも聞きますが、いまはまたどうなんだろうな(この本は2013年の本)。やっぱりスクールカーストが存在してるんだろうか。存在していたとしても緩いんだろうか。
女子校の話をしながら最終的に成人した女性たちが社会でどのように生きているか、何を感じているかという話も軽くまとめてあって、最終的に女性の社会進出の話に結論したのはへえーと思いました。知らない世界で面白かった。
世界のへんな肉
地域紙の記者を経て世界放浪の旅に出た著者。訪れた国は100にのぼる。その国でしか食べられない肉や魚がある。驚きの肉や魚とそれを食べたエピソードがまとまった一冊。初出は「おとなの週末.com」の連載「世界一周"仰天肉グルメ"の旅」。

すごく面白かった。インドで牛という比較的ソフトなものから始まって、羊の脳みそ、ラクダ、キリン、アルマジロ、カブトガニなどなど。食べた国でのエピソードとともに、食べた料理と味の感想もあり、すごく興味をそそられました。
そそられたんですが、あんまり美味しくなさそう……笑 そういう風に食べるっていうことはいままでそうやって食べられてきたってことなんでしょうが、すごく野性味あふれているのでなんとか美味しく調理できないものかなあと読みながら考えてしまった。
ダチョウは食べたことがあるので、兎やカエルくらいは一回食べてみたい。
後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)
後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという——。時の皇帝・高峻は、ある依頼のため烏妃の許を訪れる。この巡り合わせが、歴史を覆す禁忌になると知らずに。
誰もが知る"彼女"の、誰も知らない正体。(裏表紙より)

面白かった! あわいの世界を描きながら中華後宮ものという、華やかな場所を選びながらもしっとりとした雰囲気を楽しみました。
なにせ語句の選び方が綺麗なんだよなあ。中華ものはどっしりした印象があるんですがこの作品は語句が優美で綺麗な気がして、雰囲気にとても合っていたと思います。
後宮ものなのでどろどろかと思いきや、そうしたものとは薄い壁を一枚隔てたところにあって、謎解きも妖しのものとそのわざを用いていて美しくてファンタジックだなあと感じました。こういう柔らかくてしとやかなお話、好きです。恋愛に振り切らないところもとてもよかった。
夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて (集英社オレンジ文庫)
弱小野球部の三ツ木高校は、エース月谷と主将笛吹のもとで確実に実力をつけていった。急成長を遂げるチームの中、捕手の鈴江は月谷の投球に追いつけず苦しむ。一方、ライバル東明学園の木暮も、思わぬ乱調でエースナンバーを剥奪される危機に。それぞれが悩みと熱い想いを胸に秘め、最後の甲子園へ向けて走り出す!! 感動の高校野球小説、クライマックス!
まばゆいほどにきらめいていた、あの夏。(裏表紙より)

雲は湧きシリーズの三巻目。三ツ木高校のメンバーで長編になっています。
いやあ本当に面白かった。高校野球の描写も人間関係も爽やかで、年頃の少年たちの悩みとか野球に打ち込むことの懊悩を気持ちよく書いていて、読んでいて楽しくなりました。やっていることは野球だけれど相手を思うこととかチームであることなど、個人としての立ち位置やスタンスがあるよなあとよくわかる。こういう「みんな違う」ことを描いている作品、大好きです。
マネージャーの瀬川さんに後輩が出来た話、嬉しかったなあ。自分のしてきたことをちゃんと見ていてくれる人がいて、後を継いでくれるってすごく嬉しいことだ。
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Author:月子
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