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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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異篇卿イグニドによって告げられた事実に混乱する天結宮。帰還したシェルティスは上層部によって身柄を拘束されてしまう。そんな中、シェルティスの過去やユミィとの関係を知ったモニカは心を閉ざしてしまい……(Amazonより)

シェルティスが魔笛を宿していることが知られてしまい、混乱する天結宮。ユミィですらその混乱から逃れることはできず、誰もが助け合うこともできない状況。
けれども思ったより酷すぎることにはならず、シェルティスは一応助かり、部隊に合流して、作為のある過酷な任務に就く。とりあえずモニカや仲間たちとのすれ違いがなんとかなってよかった!! 本当によかった!!! 孤立無援でないだけで勝ち目がある、きっと。
しかしびっくりしたのが黄金のマハさん。そんなんあり!? いやでもときめくなそれは!!!! と思ったので今後の展開が楽しみです。
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 片田舎に暮らす少年・江都日向(えとひなた)は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。
 そんな彼の前に現れたのは身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子(つむらやこ)だった。彼女は死後三億で売れる『自分』の相続を突如彼に持ち掛ける。
 相続の条件として提示されたチェッカーという古い盤上ゲームを通じ、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし、彼女の死に紐づく大金が二人の運命を狂わせる──。
 壁に描かれた52Hzの鯨、チェッカーに込めた祈り、互いに抱えていた秘密が解かれるそのとき、二人が選ぶ『正解』とは?(Amazonより)

身体が極めて金に近しいものに変質する難病に侵された女性と出会った少年。サナトリウムの反対派の母からは見向きもされず、再婚した義父は心を病み、この閉塞的な場所からどこにも行けないと思っていたが……。
本当のことを教えてくれない語り手という感じ、江都の性格を表しているようで寂しいな……。一つ何かが動き出せば、あっという間に崩壊するような空気感のある話で、相続の話からの周囲の掌返し、その後の逃亡劇などはもうどきどきしてたまらなかった。それがふっと、ようやく力を抜くことができる瞬間の読み心地がとてもよかったなあ。
最後に彼が手にしたものは。それもまた、ロマンチックでした。
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〈椿屋敷〉に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した“偽夫婦”である——とはいうものの。香澄が柊一への気持ちを自覚したことで、ついに……。もちろん柊一も、ずいぶん前から香澄のことを憎からず想っているのだ。柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。七変化椿、もうひとつの椿屋敷……? 三者三様の夫婦のあり方にふれ、ふたりは関係を見つめなおし——。
ついに完結! 秋の椿屋敷、仲良し偽夫婦の出した答えは?(裏表紙より)

ご結婚おめでとうございます! もう結婚してるけど!
色々な夫婦の形を見ながらも、二人はそれぞれの気持ちを固めて……。柊一のずれっぷりにおお? と思いながら、香澄さんがしっかりしていてよかったと思いました笑 こういうところが微笑ましくて、二人の関係性にほっこりさせられて好きなんだよなあ。
しかしできれば! その後の二人の話をもっと読みたかった! 本当の夫婦になったぎこちなくて甘酸っぱいところを! みんなと一緒に見守りたかったよー!!
檀と絢さんも落ち着くところに落ち着き、晶紀さんも新しい出会いで知り合いが増えたり、人と人の繋がりが読んでいてとても楽しかった。
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〈椿屋敷〉と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した、仲良しだけど“偽夫婦”だ。しかし最近ますます、偽とも言い切れない感情が育まれているような。町の相談役である柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。夕立のたび夏椿をもらいに現れる老婦人。柊一、担当編集・二本松、晶紀、男三人の一夜……。緑深まる夏の椿屋敷が見守る、第4巻。
ほんわかワケあり婚に、変化のとき——!?
(裏表紙より)

香澄と柊一の近くに晶紀が引っ越してきて、何かと一緒にいるようになった三人。関係性を変えたい男二人がばちばちするも、お互いに大人なのでひそかにめらめらしているのが楽しいですね。
しかし三人でお泊まり会の後、まさか不在だった香澄さんが恋を自覚するとは。いや友達と過ごすって段階でもしかしてとは思ってたんですけど! 友人勢グッジョブ! 多分最初は契約結婚って何それ! って憤りつつも香澄さんの暮らしぶりとか話し方を聞いて、なーんだ大丈夫そうじゃんって安心したんだろうな、なんて想像してにまにましました。
そうしたらすみれ荘側の方も! ケンカップルの不器用な恋と同時に檀と絢さんもー!! でもこれ多分もう一波乱あるやつー!!
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〈椿屋敷〉と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した“偽装夫婦"。——しかし最近、偽装とも言い切れない感情が、お互い芽生えつつあるような。そんな時、香澄の元・許嫁の晶紀が、椿屋敷の裏にあるアパート〈すみれ荘〉に引っ越してきた! 彼の目的はもちろん――。また、ひょんなことから、すみれさんに二人の秘密を知られてしまい……? 第3巻。
椿屋敷で、まさかの三角関係、勃発か!?(裏表紙より)

お互いを大事に思い合っているのに契約結婚という関係性が臆病な二人を縛り付ける、じれじれ夫婦の謎解きもの。このシリーズ、人の黒い感情にどきっとさせられるところがありつつも読んでいて心地良くて大好きなんですよねえ。
柊一の大学時代の同級生の話をはじめ、彼の過去の、どことなく影のあるたたずまいが感じられる巻だったかな。子どもの頃の気持ちがなかなか消えないまま、誰も見ていないとふっと暗いところに滑り込んでしまう、みたいな。
二人の距離が縮まりつつ、すみれ荘でも恋の気配。檀と絢さんはどうなるのか気になっています。
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坂本真綾が紡いだ130編の歌詞を完全収載
ひと針ひと針、まるでキャンバスに「刺繍」をほどこすように、CDデビューから25年かけて丁寧に紡いできた歌詞の数々。そんな珠玉の歌詞を年代ごとに順を追って辿りながら、アーティスト・作詞家としての坂本真綾の軌跡を体感できる1冊です。(帯より)

坂本真綾さんが手掛けた歌詞を収録した一冊。やっぱり繰り返し聞いた曲は歌詞を読むだけで頭の中で曲が流れちゃう。
しかし小さなエッセイにある、十代の真綾さんに作詞を勧めた菅野よう子さんと、手直しさせないで書かせてくださいとお願いした劇団の先生がすごいな。書けると信じた菅野さんと、大人の考えでコントロールしてはいけないと考えて書かせた先生、どっちも最善の選択をしてくれたと思う。
「光あれ」の裏話が少しあったのが印象深かったな。収録されているアルバム「少年アリス」、めちゃくちゃ楽しみにして、手に入れて聞いたけれど、あのアルバムの収録曲はなんだかひりついた印象のものが多くて、この本のエッセイを読んであの頃そんな風に考えていたんだなといまになって知った。
どれが一番好きってどうしても言えないんだけれど、今回読んで歌詞がやけにしみたのが「スピカ」だった。なんかうるっときちゃった。
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九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、岩戸鈴芽。
ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。
しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。
何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。
迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった―――

不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
新海誠監督が自ら執筆した、原作小説!(Amazonより)

映画公開日、朝一で見に行って、そのまま本を読みました。
映画がすごくよくできているとわかる、すごく忠実な小説だと思いました。
小説と映画の違いはさほどありません。ちょっとした設定や台詞が足されている(映画では特に必要ないと省かれたのかな)、映像だけだった部分に描写があるなど。だから映画を見ていて「こう思ったな」「こういうことに気付いたな」と感じ取れたことがちゃんと小説に書かれているし、映像にもなっているという、新海誠監督の描写力の高さに唸らされる。
そう、だから決して「東日本大震災」の言葉はどこにも出ていないんです。東北の方でとても大きな地震があった、というほどの描写。それでも私たちは何があったのか知っているし、推し量ることができる。それだけに、想像することができないという苦しさも感じました。
映画のわからない部分や台詞を確認するのにちょうどいい小説だなあと思いました。本当に、よくできたノベライズ(?)だ。
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まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、聖マルグリット学園——極東からの留学生・久城一弥と智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、世界を語る2人の距離は少しずつ近づいてゆく。やがて訪れる大きな嵐の予感すら、この輝きを曇らせはしないのだ——。
人気ミステリシリーズの名探偵コンビ、つかの間の安らかな日日を描いた外伝短編集。(裏表紙より)

4巻と5巻の間の話。久城とヴィクトリカの周囲の人々のエピソードと謎解きを描く短編集。
夏休み、二人で過ごすと決めた小さな謎解き「仔馬のパズル」。
地中海に行っているアブリルが遭遇した幽霊事件の話「花降る亡霊」。
隠された手紙と学園にいた過去の生徒の話「夏から遠ざかる列車」。
極東の島国にいる姉から届いた手紙に記された謎「怪人の夏」。
二人きりの夏休みに遭遇した事件「絵から出てきた娘」。
グレヴィールの初恋といまを描く「初恋」。
短いのにどれも魅力的で面白くて、さすがだなあとため息。
友情のお話もいいのですが、やはりロマンスの気配がする「怪人の夏」が好きだな。十年後本当に来てくれるんだろうなあ、なんて想像するとにやけてしまう。
そんな作品に対するかのように、叶わない恋を未だ抱えている警部とジャクリーヌのお話もよかったな。出てくる女性たちの多くは少女らしさを残しているけれど、彼女はずるい大人の女性なのが面白いなと思いました。
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〈椿屋敷〉と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、仲のいい新婚夫婦だ。しかし、二人はワケあって結婚した偽装夫婦でもある——。ある日、柊一の母・美幸が椿屋敷を訪ねてくる。柊一を自分の選んだ相手と見合いさせたがっていた美幸だが、香澄との結婚には一切の反対をしなかった。それには何か思惑があるのではと言う人もいて……。椿屋敷で嫁姑問題が勃発、か……!?
築六十余年の古屋敷が語る、ふんわりご近所事件簿(裏表紙より)

わけありの二人が利害の一致で夫婦になったけれど、一緒に暮らすうちにお互いに居心地のよさを感じ始めて……という二人の淡くもじれったい恋と、個性豊かなご近所の皆さんのちょっとした事件を解決したり、話を聞いたりするシリーズ第2巻。
読んでいてふわっと心地いいのは、香澄さんが毎日を細やかに丁寧に暮らしている感じがするからかなあ。ごはんを食べるって、ちゃんとした距離感や関係性ができていないと居心地が悪いものだと思うし。二人がお互いを尊重している空気が生活の描写のあちこちにあってすごくいいと思うんです。
柊一が宣戦布告したのが、そしてそれをわかっていないのがじれったくてきゃー! となってしまったので、早くちゃんとくっついてほしい!
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〈君は、わたしを捜せないかね……?〉あの日の囁きが予告であったかのように、突然学園から消えたヴィクトリカ。
遠くリトアニアの修道院“ベルゼブブの頭蓋”に幽閉され、ゆっくりと弱ってゆく彼女を救うため、一弥はひとり旅立った。豪華列車で出会った奇妙な客たち、遠い戦争の記憶。謎の夜会“ファンタスマゴリア”の血塗られたショー。かつてこの地で何が起こったのか。そして、一弥とヴィクトリカの運命は——!?(裏表紙より)

久しぶりに続きを読む。
修道院に連れ去られたヴィクトリカの元へ旅立つ一弥。珍しく導入が長く、ヴィクトリカに会うまで事件の雰囲気はあるものの何も起こらず、どこでどうなるのか結構どきどきしました。思っていたより二人が危険な目に遭わなくてほっとした……。
しかしストーリー全体としては重要人物が集まってきて、そろそろ終わりかという気配。コルデリアの伝言はなんかじいんとしたし、彼女の言葉がもしかしたら一弥とヴィクトリカの関係の変化を後押ししたのかなと思ったりしました。
そして最後にまた事件が起こったことが示唆されて次巻へ続く。
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Author:月子
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