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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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猟奇的な連続爆弾犯のアジトで発見された、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。
あらゆる感情が欠落した男。男の正体の解明に挑む精神科医と共に事件の核心にたどりついた刑事が見たものとは。
全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。(Amazonより)

映画作品を視聴済み。原作を読んでみると、かっこいいところをだけを抽出した映像作品だったんだという印象になりますね。
共犯者なのかわからない謎の男と連続爆弾犯に、警察と精神科医が挑む、という構図なのに犯人の緑川と謎の男の鈴木一郎がそれぞれのベクトルでわけがわからないせいでそう簡単に解決できないという。
そしてやっぱり、鈴木一郎というか入陶大威なる人外が世に放たれるプロローグ作品なんですね。夢について尋ねて去っていく最後が格好いいし、密かにやってきた理由が祖父の死とそのきっかけになった窃盗犯というのが、鈴木一郎の心中を色々と想像させてたまらなかった。
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穢歌の庭で巫女・ユミィに異篇卿・イグニドは語る――あの日、天結宮で起きた真実を。一方、シェルティスは決意を秘めていた――最深部で第七真音律を詠うことを。二人の想いが錯綜する重層世界ファンタジー、完結!(Amazonより)

世界が終わり、始まる物語の完結巻。
みんな、お疲れ様!!!!! と言いたくなるような大団円だったと思います。
ユミィとイグニドの戦い、やっぱりお互いを認め合うことが戦いを終わらせることになったな……。ユミィはこれまでの出来事でその強さを育てて、イグニドはそんなユミィと向き合うことで互いを認め合られたのかもしれない。
エリエとユトの関わりをちゃんと描いてくれるとは思わなかったので、嬉しい驚きでした。
やっぱり最後の最後で全員集合は熱い。別作品のラストバトルメンバーが集合という感じでもありましたね。
世界が統合された後、異篇卿の面々が異世界に行くっていうのが意外すぎて。別作品にいたりするのかな? ツァリ関係の人もいるようだったし、また世界が交差することがあるんだろうなあ。
最後に、塔の最上階で巫女と千年獅というあり方ではない、けれど二人が一番望んだ在り方でこれからどこへでも行ける、楽園という未来へ歩き出すシェルティスとユミィに心からの祝福を。
完結巻まで読み切った! お疲れ様でした。ありがとうございました!
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結界の鍵をイグニドに奪われた天結宮。皇姫サラを筆頭に、巫女、千年獅、シェルティス、ユミィらで編成された突入部隊が“穢歌の庭”へと突入する。一方、奪還作戦を阻止せんがために異篇卿も“穢歌の庭”に堕ち――(Amazonより)

最後の戦い前編という感じの完結巻直前巻。全員集合しつつあるアツさがあって、結末がどうなってしまうのかもうどきどきするー!
春蕾とレオンが本当によくってなー! あんなにおどおどしていた彼女が自身の弱さに歯を食いしばりながら戦ったところも、勝利した彼女に誰よりも早く駆けつけようとする思いで勝利したレオンも、最高の二人という感じで!
そしてまたゼアドールとマハが切なく……。でもゼアドールの性格からするに、いまはこうして敵対していてもそうする必要がなくなったら普通に一緒にいてくれるんじゃないかなー? なんて。
次はついに最終巻。ちびちび読んできましたがついに終わりかあ。世界はどうなってしまうのか、みんなの願いは届くのか、はらはらどきどきしながら見届けようと思います。
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幽幻種を退け、世界を浄化してきた氷結鏡界。しかし、それに限界が近づいていることをユミィたちは知る。突如、天結宮に出現した幽幻種を、千年獅・巫女たちが迎撃する中、ユミィがふたりいるとの情報が流れ――。(Amazonより)

物語の結末に向けて、関係者一同が勢ぞろいするための準備巻という感じ。
ユミィが犠牲になるか、シェルティスが犠牲になるか、それではない道を探るか。その選択のため、各々の目的や願いのために戦わねばならないんだろうなあ。でもハッピーエンドだって信じてるから!
ここまでくると『不完全神性機関イリス』を読んでおかないとだめだし、『黄昏色の詠使い』も踏まえておかないとわからない部分がある? のかな。少なくとも穢歌の庭で遭遇した不思議な子はその関係だよね? 黄昏色は途中までしか読めてないからふわっとしている……。
しかしイグニドは、完全にユミィの暗い面というか、自分自身のことが大嫌いで、シェルティスのことが大好きな顔でできた存在なんだなあ。イグニド自身はなんとなくユミィのことを否定している感じがするので、ちゃんと互いに受け入れ、受け止められたときに突破口が開ける、なんて夢見ていいかな?
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『セラの虚像』を退けたシェルティスだが、その身に宿した魔笛に引きずられ、穢歌の庭へ巫女ユミィとともに墜ちていく。一方、シェルティスを憂うモニカは自身を犠牲にしてでも成し遂げたい重大な決意を固め――。(Amazonより)

穢歌の庭へと墜ちてしまったシェルティスとユミィだが、それこそかつてこの世界を守り、再生しようと奮闘した人々の悲願のときでもあった。世界を救うための方法は二つ、彼女が犠牲になるか、彼が消滅するか……。
お互いを思いながら手を取ることすらできない二人が、ついに互いを引き裂く最悪の運命と真実に至ってしまった……と思った巻。きっとハッピーエンドだと信じているけれどどきどきするなあ!
穢歌の庭でのことではあるけれど、シェルティスとユミィが二人でたくさん話せるシーンがあってなんだかすごく嬉しかった。がんばれ二人ともがんばれ。
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氷結鏡界を突破した三体の幽幻種『セラの虚像』。天結宮の巫女ユミィは、計り知れない強さを誇る敵の討伐に向かうことを決意する。一方、シェルティスも敵対関係にあるはずの異篇卿と共に討伐に向かうことになり――(Amazonより)

三体の強力な幽幻種の襲来。拮抗する三つの勢力は密かな共闘によってこれを退けることを目指す。
異篇卿である空白の正体がわかるわけですが、どうしてそうなったの!? そして最後の最後にシェルティスとユミィが……。だんだんと物語の終わりに向けて進んでいる感があります。
ただこの作品、別作品の設定がありありと流用されているのがもぞもぞする……。意味深なことを言われてもそんなの知らないよー!
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異篇卿イグニドによって告げられた事実に混乱する天結宮。帰還したシェルティスは上層部によって身柄を拘束されてしまう。そんな中、シェルティスの過去やユミィとの関係を知ったモニカは心を閉ざしてしまい……(Amazonより)

シェルティスが魔笛を宿していることが知られてしまい、混乱する天結宮。ユミィですらその混乱から逃れることはできず、誰もが助け合うこともできない状況。
けれども思ったより酷すぎることにはならず、シェルティスは一応助かり、部隊に合流して、作為のある過酷な任務に就く。とりあえずモニカや仲間たちとのすれ違いがなんとかなってよかった!! 本当によかった!!! 孤立無援でないだけで勝ち目がある、きっと。
しかしびっくりしたのが黄金のマハさん。そんなんあり!? いやでもときめくなそれは!!!! と思ったので今後の展開が楽しみです。
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 片田舎に暮らす少年・江都日向(えとひなた)は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。
 そんな彼の前に現れたのは身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子(つむらやこ)だった。彼女は死後三億で売れる『自分』の相続を突如彼に持ち掛ける。
 相続の条件として提示されたチェッカーという古い盤上ゲームを通じ、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし、彼女の死に紐づく大金が二人の運命を狂わせる──。
 壁に描かれた52Hzの鯨、チェッカーに込めた祈り、互いに抱えていた秘密が解かれるそのとき、二人が選ぶ『正解』とは?(Amazonより)

身体が極めて金に近しいものに変質する難病に侵された女性と出会った少年。サナトリウムの反対派の母からは見向きもされず、再婚した義父は心を病み、この閉塞的な場所からどこにも行けないと思っていたが……。
本当のことを教えてくれない語り手という感じ、江都の性格を表しているようで寂しいな……。一つ何かが動き出せば、あっという間に崩壊するような空気感のある話で、相続の話からの周囲の掌返し、その後の逃亡劇などはもうどきどきしてたまらなかった。それがふっと、ようやく力を抜くことができる瞬間の読み心地がとてもよかったなあ。
最後に彼が手にしたものは。それもまた、ロマンチックでした。
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〈椿屋敷〉に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した“偽夫婦”である——とはいうものの。香澄が柊一への気持ちを自覚したことで、ついに……。もちろん柊一も、ずいぶん前から香澄のことを憎からず想っているのだ。柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。七変化椿、もうひとつの椿屋敷……? 三者三様の夫婦のあり方にふれ、ふたりは関係を見つめなおし——。
ついに完結! 秋の椿屋敷、仲良し偽夫婦の出した答えは?(裏表紙より)

ご結婚おめでとうございます! もう結婚してるけど!
色々な夫婦の形を見ながらも、二人はそれぞれの気持ちを固めて……。柊一のずれっぷりにおお? と思いながら、香澄さんがしっかりしていてよかったと思いました笑 こういうところが微笑ましくて、二人の関係性にほっこりさせられて好きなんだよなあ。
しかしできれば! その後の二人の話をもっと読みたかった! 本当の夫婦になったぎこちなくて甘酸っぱいところを! みんなと一緒に見守りたかったよー!!
檀と絢さんも落ち着くところに落ち着き、晶紀さんも新しい出会いで知り合いが増えたり、人と人の繋がりが読んでいてとても楽しかった。
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〈椿屋敷〉と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した、仲良しだけど“偽夫婦”だ。しかし最近ますます、偽とも言い切れない感情が育まれているような。町の相談役である柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。夕立のたび夏椿をもらいに現れる老婦人。柊一、担当編集・二本松、晶紀、男三人の一夜……。緑深まる夏の椿屋敷が見守る、第4巻。
ほんわかワケあり婚に、変化のとき——!?
(裏表紙より)

香澄と柊一の近くに晶紀が引っ越してきて、何かと一緒にいるようになった三人。関係性を変えたい男二人がばちばちするも、お互いに大人なのでひそかにめらめらしているのが楽しいですね。
しかし三人でお泊まり会の後、まさか不在だった香澄さんが恋を自覚するとは。いや友達と過ごすって段階でもしかしてとは思ってたんですけど! 友人勢グッジョブ! 多分最初は契約結婚って何それ! って憤りつつも香澄さんの暮らしぶりとか話し方を聞いて、なーんだ大丈夫そうじゃんって安心したんだろうな、なんて想像してにまにましました。
そうしたらすみれ荘側の方も! ケンカップルの不器用な恋と同時に檀と絢さんもー!! でもこれ多分もう一波乱あるやつー!!
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Author:月子
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