読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

次期女王レティーツィアと、ノーザルツ公国君主の元に届けられた、キルフ帝国・建国祭の招待状。差出人のサインに不気味なものを感じつつもキルフ帝国へと向かったレティは、そこで皇帝に関するとんでもない噂を耳にする。その真相を確かめようと、レティは己の騎士とノーザルツ公、さらにはイルストラ国の王子も巻き込み、ある企画を立てるが……!? 最強女王伝説、自身の役目に気づく第6弾!(裏表紙より)
もう六巻なのか、と思ったんですが、それを上回る意外な五人目の騎士の叙任の驚き! 準レギュラーだと思ってたけど、そうきたか! 否応無しに巻き込まれたなあという感がしなくもないんですが、レティと気が合ってそうなので仲良く(?)やってくれると嬉しい。
キルフ帝国の騒動は次巻へ続く。怪しい人たちが複数いるので、誰が黒幕なのかなあと考えています。騎士王関連の、ファンタジー要素が絡むのかな。
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天才錠前師のトマス・ウルスに育てられたマージは、鍵や機械が大好きな、いっぷう変わった女の子。トマス亡きあと、錠前店をひとりで切り盛りしていたマージの元にある日、鉄道王としても成功しているアンブローズ伯爵家の若き当主・アレックスが訪れる。「ある金庫を開けてほしいから、身ひとつで伯爵家に来てくれ」という依頼を断ろうとしたマージに、アレックスは破格の報酬を約束し…!?
錠前少女のスチームパンク・ミステリ!(裏表紙より)
天涯孤独となった錠前師の少女と、富豪で貴族の青年の出会いから始まる、お家騒動と開かない箱のお話。飛行機や車といったものが登場する世界観の中に、神秘と呼ばれるようなファンタジー要素が入っているの、めちゃくちゃ好きです。
マージのしなやかさと、子どもっぽさと大人な面の両方を備え持つアレックスが、なんだか見ていて可愛らしくて清々しくてよかったなあ。マージに惚れるのわかるよっていう言動が多くて、素敵なヒロインでした。

突如として現れた巨人たちによって、人類が壁の中に追いやられてから百年。両親を失い、仕事を転々としながら生きるエレンは、親友のアルミンとミカサに、この狭い世界への鬱屈した思いを吐露していた。壁の向こうへ行きたい、そう思ったエレンは二人を連れて壁に近付くが、警護隊に止められてしまう。そのとき地面が揺れ、姿を現したのは……。
どうして設定を変えてしまったのか……という気持ち。ここまでチープな作品ではなかったはずだぞ、と原作ファンの無念を思う。これじゃエレンがただの現実を見ずに夢に逃げているだけに思えるじゃないかよー。設定が改変されて、必死感や絶望感が薄れてしまった結果、原作のキャラクターとストーリーが持つ魅力を削いでしまった感が強かったです。
ただ、女性陣は可愛い。めちゃくちゃ綺麗。汚れていても美人で眼福です。
前編は、エレンが巨人化するまで。これどうやって話を締めるんだろう。
香港のプロジェクトを達成した春田創一は、帰国の直前、突如やってきた恋人の牧に、見知らぬ男と裸で同衾していた現場を目撃されてしまう。すれ違ったまま帰国した春田だったが、天空不動産の本社が立ち上げたエリア開発プロジェクトの無茶振りに、営業所の仲間たちとともに振り回されることに。しかも牧は本社に戻っており、さらには同居まで解消することになって……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。

モテない不動産会社の社員である春田創一は、あるときからモテ期を迎えていた。言い寄ってくるのは同性の部長と後輩で、ノーマルな春田は混乱する。ピュアな乙女心を持つ部長か、家庭的かつイケメンな後輩か。それとも幼馴染(女性)か。春田が選ぶのは……。
スペシャルドラマ版も見ましたら、この度連続ドラマも視聴。人を好きになるって、性別関係なくみんな必死になるよなあと思って、胸に来たし、笑えて、楽しかった。全力の演技が本当に面白くて、またピュアな部長が可愛いんだー。おっさんを可愛いってこれほど思ったことはない。
スペシャルドラマを下敷きにしつつ、部長の妻とか、同僚の人たち、幼馴染などの新キャラが登場してパワーアップしていた。押しに弱すぎる春田はどうかと思うけれど笑 全力でラブコメしてて楽しかった。


将来の夢も目標もない中学生の富士田多々良は、プロダンサーの仙谷要に出会ったことで社交ダンスと巡り会う。知識もないまま競技ダンスの世界に飛び込んだ多々良は、厳しいその場所で様々なものに気付き、傷つき、考えながら、やがて「ダンスが好きだ」と言えるようになっていく……。
めちゃくちゃ面白かったです! すごく王道。何も知らない少年が、秘めたる才能と努力と根性で上を目指す。熱い。かっこいい。技術も何もかも上の人たちを仰ぎ見ながら、もがいて前に進む様子が、本当に熱い。
「どんなダンスを踊りたい?」って、ダンスの世界に限定しているようにみえて、深い問いかけだよなあ。あなたはどうなりたい? って常に自分に問いかけなくちゃならない気がする。
作画がまたかっこよくて、ダンスシーンの動きがすごかった。表情も、身体の描き方も、独特でこの作品の世界観にすごく合っていた。
イギリスの有名ミュージシャン、エルトン・ジョン。幼少時から続く孤独、成功の影にあった寂しさ、その時代には禁断であった性的嗜好による心の傷などを明らかにしながら、今に至るまでのその半生を描くミュージカル。
公開中なので続きから。
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暴力に支配された都市・流9洲。賭けボクシングをして暮らしている少年・櫟士は、街を牛耳る組織オルガノと対立して右腕と左足を失う。瀕死の状態でさまよっていたところを科学者ドクに助けられ、義肢であるテクノライズを装着することになった。未来視の少女や、街の声を聞く者、外界からやってきた男の登場で、都市はやがて戦いに巻き込まれていく。
全員に理解される必要はないわかるやつや好きなやつだけこれを楽しめ!!!
という気概が感じられるとてもわかりづらい作品だと思いました。細々したところは好きなのに全体を見ると難解で、前半の話のわからなさに困惑したまま最後まで見てしまったんですが、これ好きな人はめちゃめちゃ好きなんだろうなあ。私も流9洲やそこで生きる人たち、人類の真相とか、めちゃくちゃ好きだったもん……。任侠とSFだった。終末で、生きることを描いたというところ、嫌いじゃないというかむしろ好きです。
だからといってお勧めできるかというと、うーん……。アニメとして毛色がまったく違うので面白がれる人とそうでない人の両極端な気がします。
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2020年。東京オリンピックが始まるというその頃、父親と二人で暮らす高校生のココネは、近頃不思議な夢を見る。異世界を舞台に、ハートランド王国の姫エンシェンになる夢だ。そんなある日、父親が警察に逮捕されたという知らせを受ける。父親を助けるために奔走するココネは、母親の墓でひび割れたタブレットを拾う。だがそれを狙う者たちが現れ……。
爽やかさという技でゴールする、ちょっと未来のお話。オリンピック前という時期の割にはこじんまりとした話になっていて、わかりやすいんですがなんかちょっと期待していたものと違うような……? という鑑賞でした。エンディングと父と母が仲を深めていく映像が一番ときめいたし切なかった。
夢が入り混じりながらだんだんと乖離して行くところはココネの成長を描いているのかな。よく眠るって子どもの特徴だし、夢うつつに母や父が聞かせてくれた物語を思い出していたけれど、それと自分は違うんだというのを感じたのかもしれない。