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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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幽霊伯爵の花嫁 -恋する娘と真夏の夜の悪夢- (ルルル文庫)
優秀な墓守であるジェイクの十七人目の妻として、騒がしい幽霊たちに囲まれたコルドン家で暮らすサアラ。ある朝、ジェイクのもとに匿名の手紙が届いた。それは同業のランカスタン伯爵家が悪霊を屋敷に閉じ込めているという告発文だった。夫婦はランカスタン領に向かうが、旅の途中、サアラは謎の感情に襲われて思わずジェイクの抱擁を拒絶! もしかして…これが夫婦の倦怠期? 予測不能な事態に最強花嫁サアラがとった行動は!?(裏表紙より)

幽霊伯爵の花嫁シリーズ、その後の番外編。成長して十九歳になったエリオスと、五歳の娘リオンを持つ夫婦となったサアラとジェイク。子どもたちがいて、結婚生活もそれなりに時間が経ったようだけれど、二人とも相変わらず。
性格の悪いヒロインが好きです!笑 ここまで気持ちよくぽんぽんと言ってくれると気持ちがいい。もっとやっちゃってー! と言いたくなる。夫婦らしいシーンは色っぽくて、どきどきしました。
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旦那様の頭が獣なのはどうも私のせいらしい (一迅社文庫アイリス)
負の感情を持つ人の頭が獣に変化して見えることから引きこもっていたローゼマリー姫。頭が獣に変わらないクラウディオ王子に出会い彼とスピード結婚するけれど、彼女以外には旦那様の頭が恐ろしい獅子に見えているらしくて——!? え? 私にだけ旦那様が人間の頭に見えているんですか!? 俺の魔力を返せと言われても、返し方なんてわからないのですが……。獣の頭を持つ大国の王子様と引きこもり姫の、異形×新婚ラブファンタジー★(裏表紙より)

人の顔が獣に見える姫君と、獣の顔を持ちながら姫にだけは人間の顔に見えている王子様のラブファンタジー。タイトルの印象からどたばたするのかと思いきや、引っ込み思案でおとなしい姫が、マイナスから始まる結婚と王子様の気持ちを変えていく可愛らしいお話でした。
クラウディオ王子のギスギスっぷりが続くのが結構きつかったのは、ローゼマリーがやり返さないしあんまり怒りもしないからだったかもしれない。多少なりとも反発して欲しかったんだろうなあこれを読んでいたときの私の心理状態は……。
結局二人はどんな初対面だったのとか、魔力を奪ったって方法は? とか、わからないところがあってもうちょっと読んでいたかった。
侍女ですが恋されなければ窮地です2 (一迅社文庫アイリス)
大切な姫様の幸せを邪魔する者は許さない! 公姫の身代わりを務め、傭兵隊長ジルヴィーノとの政略結婚阻止に成功した侍女マリアダ。ところがマリアダ自身が気に入られ、彼の婚約者として傭兵の住む館に迎えられることに。傭兵隊長の妻なんて無理!――と求婚に抵抗していたある日、姫に新たな婚姻話が。姫のためにマリアダは再び身代わり&今度はジルヴィーノと恋人の演技まですることになって!? 侍女と傭兵隊長の身代わりラブ第2弾★(Amazonより)

有能侍女とあくどい傭兵隊長のお話第二巻。マリアダはきつい性格が表に出ているときの方がかっこよくて可愛い気がする笑 アージェルトとロレンに対してびしびし言うところ、駆け引きするところでもあって楽しかった。
できればジルヴィーノとマリアダがもっと仲良くなる話も読みたかったなあ。もうちょっといちゃいちゃしようぜ! と思いました。でもこれはこれで、ツンでとても可愛い。
私の少女マンガ講義
2009年にイタリアで行われた萩尾望都先生による少女漫画講義をまとめたものと、それを掘り下げるインタビューと、自作を語る、三つの章で構成されたもの。
少女漫画論や少女漫画史はまた別のものを読むとより深くわかると思うんですが、少女漫画の世界にいる人の目からもこういう流れが見えていたんだなあというのがわかって面白かった。そして萩尾先生がめちゃめちゃ勉強家というか、新しいものを知る努力を怠っていないことが改めて認識できて尊敬が深まりました。こういう創作家になりたいよなあ。
イタリア美味遺産―郷土料理を食べ尽くそう!ミラノ→フィレンツェ篇
ピエモンテ、リグーリアエミリア・ロマーニャ、、ロンバルディア、ヴェネト、トスカーナ。イタリアの各地方の美味しい料理とそれを作る人たちを写真付きで紹介。

その土地で食べられるもの、作られる料理ってなんでこんなに美味しそうなんだろうなあ。またその季節のものっていう食材がとても美味しそうで、食べたい! っていう気持ちにさせられる。
人物が写っている写真もあって、こういう人が作るんだな、食べるんだなと遠い異国が少し身近に感じられたような気がしました。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いIII」
騎士団の前で強大な魔力を見せつけたことで、マインは貴族の間で注目を集めていた。だが、我関せずとばかりに、本を作る情熱は高まるばかり。より多くの人々に安価で本を届けられるよう、印刷技術を向上させていく。
その結果、マインの利用価値を狙う者が出現。危険を察知した神官長は、彼女を神殿に匿うことにする。家族と離れた、マインの長い冬篭り生活が始まるのだった。
誰もが本を読める世界へ——その始まりを告げる「金属活字」の完成。厳しい寒さを乗り越え生まれる、マイン一家の新しい「命」。
春の訪れと共に、今後の未来を予見するビブリア・ファンタジー転換の章!書き下ろし番外編×2本収録!(カバー折り返しより)

ついに金属活字の登場! しかし印刷技術はマインが貴族の養女になるまでお預け。マインがまったく外の世界を知らないだけで、結構殺伐とした世界っぽいなあここ。自国や、ましてや他国の情報なんて入ってこないよね。情報って、文字って、伝達するってすごい。
なんだかんだと甘やかしてくれる神官長がいい感じだなあと思いました。厳しいことは言いつつも、しっかり仕上げてくるマインのことを結構気に入っているんだろうな。
気になるのは、ちょこちょこ死者が出ているのにマインがあまりそれを考えないところで……本しか見ていないのか、身食いであることによる無意識の防衛本能なのかはわからないけれど、ちょっと怖くなってきた。
少年の名はジルベール
少女マンガを変えようよ
マンガで革命を起こそうよ(本文より)(カバーより)

『風と木の詩』や『地球へ…』で知られる竹宮惠子氏のエッセイ。
創作者として身につまされることばかり書いてあって、読んでいて苦しかった……。
空回りしている感じとか、焦りばかり募るとか、才能のある人を前にしてもやもやしてしまったりとか、どんなにすごい作家さんでもそれぞれの苦しみがあるんだなと思いました。比べるようなことはしたくないし、創作の苦しみは創作者それぞれのもので、大事な糧だと思うから、ちょっと勇気をもらえた気がする。
七人の敵がいる (集英社文庫)
編集者としてバリバリ仕事をこなす山田陽子。一人息子の陽介が小学校に入学し、少しは手が離れて楽になるかと思ったら——とんでもない! PTA、学童保育所父母会、自治会役員……次々と降りかかる「お勤め」に振り回される毎日が始まった。小学生の親になるって、こんなに大変だったの!? 笑って泣けて、元気が湧いてくる。ワーキングマザーの奮闘を描く、痛快子育てエンターテインメント。(裏表紙より)

バリキャリの母親が、PTAに「それって変じゃないの?」と声をあげることから始まるお話。PTAに喧嘩を売りまくるだけかと思ったら、きちんとこなすところはこなすのが面白かったです。嫌だやりたくない、だけじゃなくて、陽子も母親として少しずつ柔軟になっていくところがいいなあ。
メディアに躍るようなここが変だよPTAという話じゃなく、きちんと考えて役割をこなしている保護者の人たちへのリスペクトや、こうなったらいいのにという結末だったり、周囲と摩擦を起こさないよう気をつけている人たちを否定しない内容で、なんだか最後はほっとしました。
おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
王の専属騎士3人目の騎士が決まり、“おこぼれ姫”との評価も変わりつつある次期女王レティーツィア。そんな彼女の元に、東の凌皇国より皇女シェランが訪ねてくる。ただの諸国見聞とは思えないほど豪華な衣装をまとい、護衛はたったの1人だけ——彼女の様子を怪しむレティだったが、どうやらシェランの目的は“次期国王の花嫁”になることで……!? 最強女王誕生秘話(?)も明かされる第5弾!!(裏表紙より)

最強女王誕生秘話なんてものじゃなかった。決意させられざるをえない事件だった。いったいレティはいままでどんな悲しみや痛みを乗り越えてきたんだろうなあ……。
今回は、ソルヴェールの情報が一年遅れで届くような東の国(でも大国)の下の方の皇女が訪ねてくるという話。女性の気配が薄い作品なので友人枠かそれとも、と思っていたらそれともの方でした。おおー意外な味方だ!
最後は次の巻に続くような書き方になっているんですが、事件を持ち込んでくるノーザルツ公、なんか準レギュラー枠みたいで面白いなあ。この人、味方にならないかな。
マンガでわかる アンガーコントロールガイド
怒ってばかりで自分が嫌になる瞬間、ありませんか?
「怒り」を「コントロール」する入門書のようなもの。怒りをなくすんじゃなく、たとえば怒りを感じた瞬間に五秒待つとか、義務感や役割からくる怒りは危険だとか、自分が怒ったことを書き出していってそれを0〜100まででランクづけして自分の沸点を探るとか、怒りを制御するためのやり方って実は結構色々あるんだなあと思いました。こういう感情を制御する方法で「考え方を変えなさい」っていうのに終始するように思えるんですけど、これはそれだけじゃなくて具体的な作業を紹介してくれているところがあるので面白かった。
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Author:月子
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