読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![魔女の宅急便 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51FT8IcGtBL._SL160_.jpg)
魔女の血を引くキキは13歳になり、一人前の魔女になるためにどこか別の街を見つけて修行することになった。やがてたどり着いた街でパン屋のおソノに出会ったキキは、そこでお届けもの屋を営むことにする。
実写映画。原作は遠い昔に第1巻を読んだだけなので話はさっぱり覚えていなくて、ジブリアニメの方が親しみがあります。
日本めいた国のどこかで生きている魔女の少女と、列島にある小さな街のお話になっていて、どこか一昔前の町並みになっていたり、都会の風景が映らないことから、上手く現代とファンタジーが融合しているような雰囲気が面白かったです。
でも結構魔女に対してあたりの強い人が出てくるのが精神的にきつかったかなあ。そんなにぎゃあぎゃあ言わなくていいじゃないかと思ったかも。
キキはちゃんと年相応の13歳で、こまっしゃくれたところや小生意気な雰囲気が薄れていて、主人公としてはこちらの方が好感が持てるかもしれません。まだまだ子どもっていう雰囲気がいいなと思いました。
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虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。
仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。
懐かしさと切なさが胸を締め付ける、あやかし郷愁譚。(裏表紙より)
病弱な体質で療養のために亡くなった祖母の家に住むことにした嘉月。祖母は生前絵を描いていたといい、その腕前は現在イラストレーターとして仕事をしている嘉月が目を見張るほど。しかしその上この世ならざるものと関わりを持ち、力を持っていた人物らしい。
そんな祖母と関わりがあったという三尾の狐・冬青と同居しながら、街を覆う「記憶をなくす」怪異に向き合うお話。
可愛らしい表紙に反してなかなかホラーなシーンが多く、古い家の持つ独特の雰囲気やそこに現れる妖しのものの描写がリアリティありすぎて、何度か背筋がぞっとしました。
一方で、大きいもふもふと青年の心の交流は種明かしを踏まえると実に微笑ましいです。なんだよーお互いに好き同士なんじゃんかよー笑

夏流城での林間学校に参加した四人の少年を迎えたのは、首を折られた四本のひまわりだった。初めて夏流城に来た光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城の中で、互いに疑心暗鬼を募らせるような悪意を感じる事故が続く。光彦たちを連れてきた「みどりおとこ」が絡んでいるのか。四人は「夏のお城」から無事帰還できるのか。短く切ない夏が終わる。(裏表紙より)
『七月に流れる花』の男子サイド。と言いながらも直接関わりはほとんどなく、女子部側の登場人物である佐藤蘇芳がちょっと出るだけなので、入り組んだお話ではありません。
林間学校に参加した四人。何者かが自分たちを害そうとしている気配を感じり、かすかに疑心暗鬼になる彼ら。五人目がいるのか? それともみどりおとこが自分たちを狙っているのか?
事情を知っている男子側ならではの謎と回答で、「みどりおとこ」の正体(推測?)は恩田作品らしいちょっとグロテスクなやつだなあと思いました。林間学校という閉鎖空間、男子部、女子部、みどりおとこ、などなど好みの設定だったので本当に長編で読みたかった……。

六月という半端な時期に夏流に転校してきたミチル。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、全身緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。逃げ出したミチルの手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城——夏流城での林間学校への招待状が残されていた。五人の少女との古城での共同生活。少女たちはなぜ城に招かれたのか? 長く奇妙な夏が始まった。(裏表紙より)
これ長編で読みたかった……。
少女たちの不思議な林間学校。一夏の出来事。ノスタルジー溢れる設定で短いのがもったいない。謎と解答の部分は実に恩田作品らしいものだったので本当に長編で読みたかったよー。
読み始めは小学生だと思っていてそうじゃないと気付いたときに「この作品では作中に語られていないことがある」と気付けばよかったんですが、ミチルの気持ちに沿ってびくびくしながら読んでしまった。真夏に読んだらじわりと汗を書くようなホラー、みたいなSFみたいな作品でした。
男子側の謎が残っているのでそちらも読もうっと。

その沼へ落ちることを、浪費ではなく、人は愛と呼ぶ。
12本の告白寄稿から、ここでしか読めないインタビュー、恒例の雌猫座談会まで…共感と希望の涙が詰まった1冊!(帯より)
安室透、セーラームーン、ハイロー、スケート、ヅカ、野球、パンダなどなど、それぞれの沼とそれへの愛についていろんな人が語る一冊。パンダ沼とAV女優沼がたいへん興味深かったです。好きなものって人それぞれなんだなあという思いを強くして勇気をもらえる。
何かを好きでいる、そのためにお金を使うっていうことが人生を豊かにするんだよなあ。お金をかけた方が勝ちっていうマウントについてもちらっと触れられていますが、人と比べてしまうのは仕方のないことだし、難しいよなあ。好きっていう気持ちだけではどうしようもないところもあるし……。
いやしかしみんな淡々とお金を使っていて面白かった。人それぞれ!

『想像力が結晶して、アニメーションができあがる。そこから世界を覗けば、見えないものが見えてくる。あなたの人生を変えるアニメが、きっとあなたを待っている。』(カバー折り返しより)
「14歳の世渡り術」シリーズ。珍しくて思わず手に取ったんですが、ブックガイドならぬアニメガイドです。声優、アニメ監督、漫画家、編集者、学者などなど、そうした人たちがおすすめ(というよりかは思い入れのある)アニメを挙げて、少し語ってくれる。
最新とも言えるような「君の名は。」、SideMから、「アパッチ野球軍」「銀河鉄道999」。ニッチなところでいうと「灰羽連盟」や「電脳コイル」なんかも。巻末にも少しだけ作品紹介があって「白蛇伝」を取り上げたり「ふたりはプリキュア」の名前があったりと、幅広いところから厳選してるんだなあと思って嬉しくなりました。

フランチェスカ王国を統べる女王の服を仕立てる者は国最高位“王宮裁縫師”の称号を与えられる——幼い頃に両親と生き別れるも天才的な刺繍の腕を持つレリン。女学校に通う中、全校生徒が“王子様”と憧れる騎士フォルスと出逢い、彼の支えで王宮裁縫師に挑むことに。そんな時、王女編入の噂が流れ事件が…!? 「あなたには、夢がありますか」少女は縫い裁つ力で運命を切り開く。第15回小説大賞、優秀賞&読者賞W受賞作!!(裏表紙より)
児童文学のような可愛らしいお話。不幸な境遇の女の子が自らの持つ才能で運命を切り開く、可愛らしくもドラマチックで、とても少女小説という感じの作品だったように思います。
学校に王女様が編入してきて友達になるとか、平民ながらも貴族も参加する審査会に挑むとか、胸糞悪すぎる養父母をヒーローたちがぎゃふんと言わせるとか、王道も王道で楽しい。フェドーレ一家がものすごいひどい人たちで、しかも毒を盛ったこともあるとかやばすぎる養母だったのでフォルスたちが踏み込んできたときは「きたきたきたぁああ!」って叫んでしまいました笑 ざまあみろ!笑
レリンは「王家の裁縫師」への大きな一歩を踏み出したので、これからルディアたちとともに歩んでいくのかな。彼女たちの未来を応援したくなる素敵なファンタジーでした。