読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

最愛の家族を失い、修道士ジョスランとともにスカルディアの蛮族に売られたフェードル。だが、鍛えた洞察力と生来の才能、そして故国への忠誠心によって二人は死地を乗り越え、辛くもテールダンジュに帰還した。しかし、王国はすでに分裂の途にあった。スカルディア来襲の報を告げられた女王の密命により、フェードルは国を救うため、幼なじみのヒアシンスを伴い新たな旅に出る……華麗なる叙事詩、激動の第1部完結篇!(裏表紙より)
テールダンジュに戻ったフェードルたちは、国を守るために同盟者となるドラスタンに助けを求めに旅に出る。ドラスタンをクルアハの王位につけ、一族をまとめあげた彼とともにテールダンジュに舞い戻り、ついに決戦。
第1部完ということでメリザンドがついに……と思いきや、追いかけっこは第2部に持ち越しかあ。ヒアシンスのこともあるし、彼を早く助けてあげてほしい。ああなるとは思わずに「えー!」って言っちゃったので……。
最後にデローネイのフェードルとアルクィンに対する愛情が感じられて、ほろっとしました。家族だって思ってくれてたんだろうなあ。
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花や草木を枯らす呪われた手を持つ撫子。父の死後、知らぬ間に自分が結婚していたことを知る。夫だという花織を訪ねると「――庭と妖精のこと、承ります」という怪しげな看板を掲げ、人里離れた土地に暮らしていた。本業は造園家だが、昔から妖精の呪いに纏わる厄介事を解決しているという……。謎が謎を呼ぶ美しき庭園で、撫子を待っていた衝撃の真実とは――!?
呪いと恋、そして"想い"が紡ぐ——幻想ミステリー(裏表紙より)
内容紹介から日常の謎ものを想像していたら全然そんなことはなく、現代が舞台のばりばりのファンタジーだったのでびっくりしました。東堂さんらしい主人公やヒーローの造形だったなあと思います。少し残酷でひりついた心を持った人たち。
妖精と関わった家系ゆえに、緑を枯らす呪われた手を持つ撫子。同じくとある呪いを受けている花織。戸籍上は夫婦となっているけれど、花織は撫子を拒絶する。緑を枯らしてしまうがゆえに緑や庭を愛する撫子は、それらを愛し愛される花織と関係を築こうとする。
蓮之助周りの事情はちょっとひどいような気もするんですが、これも辻家の血かなあ……と思ってしまった。だからこそ妖精に愛されたし彼らを愛するんだろうと思うと、血や因果は巡るんだろうと思う。

テールダンジュを司る高貴な人々の秘密を探るべく、謎多き貴族デローネイのもとで神娼として奉仕するフェードル。彼女は、力を増す諸外国に囲まれ、野心に満ちた地方領主たちを抱えて揺れる国家のさまざまな闇を目の当たりにする。老いた王とその孫娘を待つ罠とは、そしてデローネイが忠誠を誓う相手とは? 予言によればそれを知った日、フェードルは絶望するだろうという……ローカス賞、ロマンティック・タイムズ賞受賞の歴史絵巻、怒涛の新展開!(裏表紙より)
陰謀渦巻く国内で情報を集めるフェードルたち。しかし大いなる企みが動き出した結果、デローネイとアルクィンは殺害されてしまう。真犯人によってフェードルとジョスランは他国に奴隷として売り飛ばされ、そこで国家転覆を目論む者たちのことを知り、なんとしてもテールダンジュへ戻ろうとする。
大事な人たちが亡くなってしまった……。そこからなんとか自分を守り、国に戻ろうとするフェードルの賢さと気高さは見事。ヒアシンスに再会できたときは力が抜けました。
ここから反撃開始かな? フェードルがどのようにメリザンドに立ち向かうのかどきどきします。

人を不幸にする《魔術師の靴》。その靴を蒐集するシンデレラの末裔・アランの靴店で働き始めたエデルは、厳しくも真摯(でも時々、挙動不審?)な彼の元で、充実した毎日を送っていた。そんなある日、竜巻事故で亡くなった少女の“銀の靴”が消える事件が! 魔術師の靴と踏んだアランが事件を追う一方、エデルは靴の行方を知る人物からある勝負を持ちかけられ……!? 靴と恋の物語、第2弾!(裏表紙より)
今回は「オズの魔法使い」。踵を三回鳴らすと竜巻が起き、異空間に飛ばされるという靴です。
エデルはだいぶと職人として前進してきたなあということもありつつ、アランがだいぶとおかしい人でお腹痛い。仕事と靴のことばっかりだったんだろうなあ、めちゃくちゃ妹に遊ばれている。エデルもエデルで天然なので、この先この二人がすごく妙なカップルになるんだろうと想像すると笑ってしまう。ジジさんちゃんと教えてあげて!笑
セスともひとまずは決着がついた、のかな。大揉めに揉めるかと思って心配していたので、こうなってよかったけれど、魔術師のコミュニティの人間がやってきそうだなあというのが心配です。
![(P[む]1-16)はるかな空の東 (ポプラ文庫ピュアフル)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61eyHdWojpL._SL160_.jpg)
幼い頃の記憶がない少女ナルは、最近おなじ夢を見る。闇に浮かぶ三つの月、古城に幽閉された自分とよく似た長い髪の少女。あなたはいったい、だれ? 予言にみちびかれ、魔術師や吟遊詩人らが生きる異世界へ旅立ったナルを待っていたのは、伝え語りに隠された真実と未来に託されたはるかな願いだった。〈千年の歌姫〉の宿命をになった少女の、切なくも壮絶な戦いを描いた村山作品の原点。最終章を新たに書下ろし、ついに文庫化。(裏表紙より)
私が「こんな物語を書きたい」と思ったきっかけの一冊、その文庫化です。
ちょっと思い入れが深すぎてなかなか語れないのですが、追加で収録されたナルとハヤミ、そして世界のその後が語られていて、すごくびっくりしました。きっとこういう話になったんだろうという、世界崩壊の瞬間、トオヤの助け、そして沙由里の登場までの本編になるだろうシーンが想像できて、ぐっときました。
ハヤミは良くも悪くも普通の人で、情に厚くて、ナルがそういうことになったら多分壊れてしまうんだろうなあという危うさを持った人だったので世界崩壊までの展開は納得でした。
ナルはきっと自分よりも世界を選んだか、トオヤを信じていたかで邪神に挑んだんじゃないかな。でもそれが沙由里に繋がっているとは思わなくてさぞびっくりしたことだろう。
沙由里自身もナルにそっくりなトオヤが現れて驚いたんじゃないんだろうか。沙由里はきっと呼ばれたんだと思いながら、「いつか帰ってくればいい」と思っていまも旅をしているのかもしれない。そういう、現実を運命的かつ前向きに捉える子だったように思うので、紋章が手元にあるうちは理由があると思って旅をするんだろう。そんな気がする。
ナル・クリスタライアの伝説が垣間見れてよかった。
『はるかな空の東』はいまも私が心から愛する物語です。

小さなサーカス団で奇術師をしているオスカーはある日逃げるために乗った気球が竜巻に飲まれ、知らない国に迷い込んでしまう。不思議な種族が暮らすそこはオズの国。魔女セオドラに助けられたオスカーは、予言にあった悪い魔女を倒す魔法使いだと告げられる。この国には悪い魔女グリンダがいるというのだが……。
「ウィキッド」の話かと思ったら、過去の話を新しく書いている作品だったんですね。魔女の姉妹エヴァノラとセオドラから魔女グリンダのことを聞いた最初のオズの魔法使い=オスカーが、オズを取り戻すお話。
マジックで人を驚かせて魔法と信じ込ませるという展開は、きっと子どもたちの胸をくすぐるんだろうなあという展開の数々で、最後の戦いも派手で楽しかったです。可愛いお供、フィンリーと陶器の少女もいいキャラで、陶器の少女は本当に純真で可愛かった。
色彩がくっきりしてて目に楽しい作品でした。
![パラサイト [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51if2HIrcdL._SL160_.jpg)
アメリカの高校生のケイシーは奇妙な生物を見つける。水槽に入れると動き始めたその謎の生き物との遭遇から、学校は次第におかしくなり始めた。ケイシーとチアリーダーのデライラは教師たちの凶荒を目撃し、何かに乗っ取られていると確信する。それがあの奇妙な生物によるものだと推測した彼らは、同級生と協力してこの状況の解決を試みるが……。
学園を舞台にした寄生型エイリアンのSFホラー。時々テレビで流れているのを見るのですが、その度に面白いよなあと思いながらも最後まで見たことがなかったので、今回初めて見ました。
こんなに登場人物がいっぱいいたんだという発見がありつつも、「何かがおかしい」と異変が忍び寄っている感覚がある冒頭にぞわぞわしました。ちょっと見ないうちにみんなすり替わってたというのは怖いよなあ。
終盤は追いかけっこにボスクリーチャー登場と活発なシーンも多くて、いじめられっ子が最後に英雄になるというラストも爽快感があってよかったです。やっぱり面白かった。
![グリーン・ホーネット [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Oe9-HIFmL._SL160_.jpg)
放蕩息子のブリットはある日父が死んだことで、急遽新聞社の社長となった。わがままで適当なブリットは父の代に美味いカプチーノを淹れたというカトーを呼びつけるが、天才発明家である彼に触発されて、二人で覆面ヒーロー「グリーン・ホーネット」となる。
こういうヒーローものとは思わなかったので、ちょっとびっくりした。
放蕩息子でだらしないブリットと、彼とは対照的なアジア系外国人で賢く強かなカトー。正反対の二人がヒーロー活動をするお話。
こういうときの仲違いの原因って女性問題だと思うんですが、例に漏れず。しかしレノアにあんまり魅力が感じられなくて、本人含め三人とも見る目を養ってほしいと思ってしまった。レノアがブリットにビンタしたのは大変ナイスだと思いましたがね!笑
![ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51FEhpcEo-L._SL160_.jpg)
イギリスの魔法生物学者であるニュート・スキャマンダーはある日ニューヨークに降り立った。1926年の当時、アメリカでは魔女や魔法使いは存在を隠されながらも、その存在を危険なものだと主張する団体があった。そんなときニュートのトランクから、中に入っていた魔法生物が逃げ出してしまう。アメリカの魔法議会まで巻き込んで魔法生物を追っていくうち、殺人事件まで発生してしまい……。
ハリー・ポッターの世界では過去の話。場所はアメリカ。魔法使いが認知されていない時代と場所。魔法生物に振り回されるニュートの大いなる冒険の第一歩、という感じでしょうか。
誰がかわいいってジェイコブですよ。巻き込まれた一般人ながら、その人間味あふれるキャラクターで最後には幸運をつかんだ。ニュートも本当に粋なことをするなあ! 最後に再会したクイニーに向かってにっこりするところがもう愛おしくてたまらなかったです。幸せになれー!
またでっかい魔法生物とニュートの触れ合いが素敵で。大きい魔法の生き物とのシーンはとてもときめきました。額を合わせるところ、すごくいい……(きゅんきゅん)。
![劇場版 媚空-ビクウ- [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41tnzfqtBKL._SL160_.jpg)
闇に落ちた魔戒法師たちを討伐する闇斬師の媚空は、元老院から派遣されてきた少年法師の代知から指令を受けて、落ちた魔戒法師を追う。精神世界へと赴いた媚空たちだったが、そこである違和感を覚え……。
「牙狼〈GARO〉」シリーズの作品だったんですね。まったく事前知識のないまま見てしまった。
シリアスダークファンタジーの実写だよ、というわけで殺陣もありCGも駆使し、という作品です。なんだろうなあ現実の世界にファンタジーな諸々が組み合わせるとこうもくすぐったいのは……。
それはともかく。
音楽やボスキャラのCGがゲームみたいでかっこいい! 人間がそのCGを身にまとうとなんか笑ってしまうんですが(すみません)、俺が想像する現代異能・伝奇ファンタジーのかっこいいやつ! っていうのが散りばめられているような気がしました。
冷静かつ淡々としながらもかっこよくて強いおねえさんは大好きなので、媚空、素敵だったなあ!