読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
女優の卵であるミア。売れないジャズピアニストのセブ。夢を抱いて必死にそれを追う二人が偶然出会い、恋に落ちる。夢を叶えるために同じ速度で歩いていけるはずだと思っていた恋は、一方の成功によって少しずつずれ始めていき……。ミュージカルとダンスを交えて描かれる作品。
夢を追う人はこれを見るとキツイ気持ちになる、という前評判を聞いていて恐々見ましたが、私は爽やかな作品だと思いました。それぞれ形は違うけれどいまに満足しているし、夢を完全に諦めたわけでもない。ただ若い恋人たちが人生の岐路に立って別れただけだと思う。キツイという部分をあげるとすればすごく都合のいいお話だったところかなあ。結局二人とも才能があったおかげで思い描くものやそうでなかったものを実現できたという、幸せな成功例を見せられたのはちょっとなあと思ったかもしれない。
けれど映画なんだから夢のあるお話でいいと思うし、ミュージカル映画として作ったならイマドキ風で面白かったと思います。きらきらしたビビッドなミュージカル映画でオシャレだったし綺麗だった。
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