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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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誘拐結婚 (ソーニャ文庫)
初恋の幼馴染み・ノランにひどい言葉で傷つけられて以来、人間不信になっていたシンシア。それから5年、憎むことも忘れることもできなかった恋は、シンシアをずっと苛んでいた。一方、ノランは軍部で功績をあげ、社交界の寵児となっていた。彼はシンシアと再会するやいなや、過去のことなど忘れた様子で独占欲を露にし、他の男を牽制する。さらには、半ば強引に彼女を連れ去り、無垢な身体に快楽を刻みこむと、結婚まで強要してきて……!?(裏表紙より)

すごく歪んだ愛情を持つヒーローによる、誘拐と軟禁結婚。ヒロインを自分のものにしたいからと周到に準備し、ヒロインの心に傷までつけて、彼女をものにする。いやあ歪んでるなあ! ここまで突き抜けるとすごい。
愛情をたっぷり受けたヒロイン、シンシアは甘やかされた結果、傲慢でわがままな太った女の子になっていて、ノランの一言をきっかけに深く傷つき、五年かけて美しくなったのはお見事。しかし傷ついたせいで卑屈な性格になっているというのはとてもリアルだなあ。
しかし最後に人死にが出たのにはびっくりしました。撃たれた瞬間に「ええええぇええ」って言っちゃった。家族のことを思うとなんともやるせないんですが、向こうも武器を持ってきたし仕方ないよね……。
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トッカンvs勤労商工会 (ハヤカワ文庫JA)
京橋中央税務署を揺るがす大事件が発生した。あの、悪質な滞納者から隠し財産を差し押さえまくり “京橋中央署の死に神"と恐れられる、特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡が訴えられるかもしれない。しかも背後には、税務署の天敵・勤労商工会のお抱え弁護士がついていた。鬼上司のピンチにぐー子(トッカン付き徴収官)が立ち上がる! 面白くって、ためになる、大好評の税務署エンターテインメントシリーズ第2弾。(裏表紙より)

滞納者が首吊り自殺してしまい、担当者だった鏡を訴えるという事件が発生。背後には勤労商工会。トッカン付きを外れて一人で仕事を回すようになっていたぐー子は、勤労商工会側の弁護士の吹雪に粘着されて、鏡の危機を知る。鏡の過去を知る親友(?)二人も登場して、ぐー子は事件のきっかけとなった滞納者の自殺とその直前の動きを調べ始め。
社会人になって四年め、税務官になって二年、自分の仕事としてのスタンスや居場所を求めるぐー子の気持ちがリアルで苦しかった……。もがいている感じが自分の経験と重なって、どうすればいいのかなあと読みながら悩んでしまった。ぐー子はその悩みを突破できるのかな……。
号泣 (集英社オレンジ文庫)
進学校として知られる天智高校。春休みのある日、人気者だった春日井奈々が校舎から転落死する。自殺と思われたが、転落前、彼女の背後に人影を見たという証言もあり……。奈々が所属していた部活は、部員の名前に偶然、春・夏・秋・冬の文字があることから「四季の会」と呼ばれ、憧れる生徒も多い。だが、奈々の死後、部員たちに異変が起きて…。危うく儚い青春ミステリー。
ねぇ、知ってる? 日本の女子高生って——。

少女たちが少女たちたる黒い側面、黒い水の中で目をらんらんと光らせているような彼女たちの、憎しみのお話。青春ミステリーっていうほど爽やかじゃないんですが、なるほどなあと思わせるお話だったと思いました。
だからこそタイトルが惜しいという気がするなあ。みんな見えないところで「号泣」しているのかもしれないけれど、真相に関わった人のことを思うと「慟哭」という気もするし、もっと鮮やかな「殺意」というものだった気もするし。
探偵役の周と冬姫の存在に救われたなあと思いました。
小野寺の弟・小野寺の姉 通常版 [DVD]
早くに両親を亡くしてからずっと二人で暮らしている、より子と進の姉弟。お互いにいい歳だけれど浮いた話もなく、つつましい暮らしをする仲のいい姉弟だけれど、二人はお互いにコンプレックスと罪悪感を抱いていた。しかしゆるりとした日常に、恋がやってきて……。

いい歳した姉弟の、所帯じみてゆるりとした日常の話。日常といってももちろん仕事や、出会いや、恋があるわけで。
寂れた眼鏡屋に勤めているより子と、香りを作る仕事をしている進という、普通とはちょっと違う二人、というのがすごくリアル。きっとこんな姉弟いるいるって思う。描かれる風景がすごく身近で、私これ知ってるっていう空気に満ちている。先生のエピソードがすごくいい。
長く一緒にいる分、お互いに罪悪感を抱いているのも、兄弟がいる身としてはわかるなあと思いました。
グッドモーニングショー DVD通常版
朝のワイドショー「グッドモーニングショー」。司会の澄田は、とある災害現場でのリポートの際、不適切な行動をしたとされ、非難を浴びていた。息子からは信用されなくなり、同僚の女性キャスターからは謎のつきまといを受け、番組は落ち目で終了が予告されている。そんな窮地に立たされていたはずの澄田は、とある立てこもり事件の犯人から警察を通じて名指しで呼び出されることになる。もちろん番組はそれを中継するが……。

マスコミは怖いという話かと思いきや、視聴者が怖いという話だったな……。マスコミがぎりぎりのところで暴走する視聴者を止めたという印象で、この作品を作っている人の良心を感じました。
人間関係が入り組んでいてそれぞれの思惑があるのと、立てこもり事件を解決するというはらはらする展開が混じって、緩急がすごくてどきどきしてしまった。また立てこもり犯役の濱田さんの演技がすごくてなあ! めちゃくちゃ心臓に悪かった。あとサブキャスター(スポーツ担当)の志田さんが、いるいるそういうアナウンサー! って感じの見た目やファッションで、感じもよくて面白かった。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)
「新婚旅行に行かないか?」——とある事情で身代わり花嫁中のフェルに、突然鬼畜な策略家の旦那様・クロウが言い出した。彼とは離婚大前提の(仮)結婚なのに冗談じゃない! と抵抗するフェルだったが、どうやら旅先にはクロウの“陰惨な過去”が関与しているらしい。仕方なくラブラブ夫婦を装うフェルにさらに襲いかかったのは……げっ、旦那様と同じ寝台!? フェルのニセ新婚生活第3弾!(裏表紙より)

新婚旅行と称して、呪毒を流していると思われるとある一族を訪問することになったフェルとクロウ。結婚おめでとうと祝福される二人は夫婦のふりをした結果、同じベッドで寝ることに。そして前巻から匂わされていたクロウの過去が明かされ、振り切ったような変人で超有能な兄皇太子が登場。最後にはフェルの気持ちもはっきりし……と読み終わってみれば盛りだくさんだし転機の巻でした。
ともかく「お手洗いは、どこですかぁ——ッ!!」がお腹痛くなるほど笑いました。最高でした。
フェルの出自に気付いているセタンタ王と謎の行動を起こすシレイネ姫、妖精の伝承なども関わり、ここからどうなるんだ……?
機械じかけの竜と偽りの王子 (電撃文庫)
 奴隷のイアンは、戦場から逃げる際に、目の前に現れた“リュクサリア王家の正統な血を引く者にしか動かせない”はずの機巧鎧エリュシオンに乗り込み、そのまま操縦することに成功する。その“偶然”が、王を失い首都まで奪われたリュクサリア王国の貴族ヴィクトの目にとまり、イアンの運命は大きく動き始めた。
 一方、リュクサリア王国の王女フランシスカはイアンを腹違いの兄と信じ込み……。
 機械じかけの巨大兵士——機巧鎧が斬り合う戦闘。出生の秘密。決戦機と呼ばれる謎の存在——すべてを詰め込んで物語の幕が今、開く!(カバーより)

戦闘奴隷だったイアンが、王家の正統な血を引く者にしか動かせないロボット兵器に乗り込み、裏切りや戦争で混迷する王国を救い、世界の歴史に大きく記される物語……でいいのかな?
もうあからさまに怪しいヴィクトとか、いつか味方になってくれそうなマンフレートとメイとか、こいつ実は◯◯なんじゃないかっていうメイドのミリアムとか、いろいろ散りばめられていて、まだまだ始まりという感じで、実はものすごく壮大な戦記だというのが匂わされています。ここからどうなるんだろうなあ。
アイアムアヒーロー
鈴木英雄は35歳。冴えない漫画家で、恋人がいるもののヒモ同然の生活をしている。漫然した日々を過ごす英雄だったが、日本では謎の噛みつき事件が多発していた。恋人から息も絶え絶えの電話を受けた英雄が駆けつけたところ、人とは思えない動きと怪力で襲われる。すでに彼女は人ではなくゾンビ状態、ZQNとなっていたのだった。パニックに陥る街で、英雄は女子高生のひろみと出会い、二人でシェルターがあると思われる富士山周辺を目指す……。

原作未読。思ったよりもゾンビもので、血がどばっ、ぐしゃっ、痛い痛い痛い! っていうシーンが多かったので、グロ耐性がない人は要注意。うまく話をまとめたるなあという印象で、見せ場が多くて見入ってしまいました。
冴えない男が少女を守り、コミュニティの中では埋もれてしまうものの、一本筋の通った男気を見せて守ろうと思うものを守りきる、とても熱い展開。トランシーバーで答えたところにはぐっときました。そうした息を飲むシーンもあれば、なるほど! と思わせる展開や、くすりと笑わせるところもあり、とても面白かったです。
ラフマニノフ ある愛の調べ [DVD]
亡命した天才音楽家ラフマニノフは、演奏旅行で全米を周り、大成功を収める。だがどれほど拍手を受けても少しずつ心を病んでいく彼は、妻ナターシャともすれ違うことになってしまう。そんなある日ライラックの花束が届いた。ラフマニノフは様々な女性との恋を振り返っていく。

天才音楽家の伝記的な映画。音楽家、そしてクラシック音楽はあまり詳しくないのでどのくらい脚色されているんだろうかと思いながら見てました。
女性たちが入れ替わり立ち替わり現れる中で、ナターシャのひたむきさが健気で、どうしてそこで彼女を選ばないのかセルゲイ!!! と言いたくなる。本当に、いつも燃えているような恋をするなあ。育てる恋、温かく包む恋はできないんだろうか……と思ったり。
音楽家としての自負や時代の流れ、故国への思いに翻弄されたとしても、繋ぎ止めてくれる愛や家族があれば人はそれでも強く生きていけるのかもしれない。
ウチの王子が可憐すぎる! (角川ビーンズ文庫)
確かに俺はレイにできるところをみせて、男として意識して欲しい。——でも、その手段が女装ってなんか間違ってないか!?
立太子の試練で、切れ者と名高い南国の王から真珠の外交権ゲットを目指す、ハウゼンランドのアドルバード王子。女好きな王の攻略のためとった手段は——絶世の美少女と名高い双子の妹姫・リノルのフリをすること!? 密かに想いを寄せる男装騎士・レイをお供に、アドルのミッションは成功する……のか!?(裏表紙より)

女装王子と男装騎士、策士美姫の妹に、敵対する話の通じない腹黒従兄弟たち。
そんな中で、王子と騎士と妹姫が南の国で立ち回るお話。
表紙だけ見るとBLかもしれませんが、きちんとヒーローとヒロインがいるよ!笑
女装王子だから猪突猛進あるいはちょっと軟弱なのかと思いきや、大変男前かつ王子としてのスキルはきちんと持っているアドル王子。しかしチビなのがとてもいいです。15歳、まだまだ伸びしろがあってとてもいい! 将来有望!
お互い相思相愛だけれど立場を理解して適切な距離を保っている、騎士のレイ。二歳年上の17歳。彼女の冷静沈着さと、揺れるけれど芯を持っているところがとても素敵。過去話や彼女の視点のときに、ああ本当に好きなんだなあというのが感じられてじんわりしました。
暗躍していた従兄弟たちのことが残っているし、続き読みたいなあ! アドルの活躍がもっと見たいなあと思った、楽しい作品でした。
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Author:月子
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