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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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紅霞後宮物語 第七幕 (富士見L文庫)
 寛と康、二国との戦いを強いられることになった小玉。寛の鍛え上げられた軍を相手に、勝機をどう捉えるか……。
 そんな小玉のもとに、康の密使がやってくる。密使は親征級の兵力を率いている小玉に、皇帝——つまり文林を倒し、女帝となるよう勧めにきたのだった。
「その者を捕らえよ! わたくしの大義は、大家とわたくしの子らのためにある!」
 自分たち夫婦を侮辱する者は許さない。これが、あたしたち夫婦の形だ——。文林の妻として、小玉は激動の戦場を駆ける!(裏表紙より)

戦場に出た小玉。相手の出方を伺い、戦っていたものの、大事な人を失い、自らも負傷し動けなくなってしまう。一方宮城では、司馬淑妃が姦通罪で牢に繋がれる。これに暗躍したのは、彼女の息子で。
この巻のまとめを読む感じだと、もうだいぶと小玉の物語が終わりの方に来ているのかなあと思いました。ここからどんどんいろんな人が脱落するんじゃないだろうかと思うと、怖い。
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14歳限定症候群 (角川文庫)
生島ちほ14歳、今日づけで男子になってしまいました——。同じ中学に通う仲良し女子6人組を襲った、不思議なヤマイ。関節痛のような痛みを伴うそれは、驚きの現象を引き起こすものだったち 親友男子に告白されたあと、男になってしまったちほ、オトナになってしまった咲、そして……犬にまで!? 一方、市内では女子中学生を狙った猟奇殺人事件が起きていて……。この非常事態に、少女たちは!? 予測不能な変身系青春エンタメ!(裏表紙より)

単行本で『14f症候群』として出されたものが、文庫判になる際に加筆修正、改題したもの。女子中学生の非日常で、わーっと突き進む話かと思いきや、想像以上に黒々していておおっ……と圧倒されてしまいました。
男になってしまう「性」大人になってしまう「欲情」犬になってしまう「従順」友人になってしまう「独占」異形が身体に宿ってしまった「死命」。改めて見てみると、各タイトルからして全部不穏だったわ……。
サスペンスでホラーだった「従順」が面白かったです。猟奇殺人事件に関わることになってしまった、志乃の心理状況と話の展開が、ひいーってなる感じで。
([う]4-1)監察医の涙 (ポプラ文庫)
虐待、過労死、母子心中、介護殺人、いじめによる自殺……もう、このような事件を起してはいけない。2万体を検死してきた法医学の権威・上野正彦の心の奥深くに刻まれた、涙なしには語れない愛と生と死のドラマが待望の文庫化! 書き下ろし原稿も収録。(裏表紙より)

上野さんが見てきたいくつかの事件と検死。どういう事件なのかざっくり書かれているのですが、やるせないなあと思わせるのはやっぱり子どもが亡くなる事件ですね……。
アメリカには心中という言葉がない? 浸透していない? というのがとても印象的でした。親子心中は、親が子どもの人権を無視していると考えられるので、この場合親の方が一人で死ぬ、というケースになるんですね。いまはその辺り変わっていたりするのかなあ……。
モールス [DVD]
母親と二人暮らしのオーウェンは、同級生たちにいじめられ、孤独な日々を送っていた。ある日夜遅くに男性と少女が引っ越してくるのを見たオーヴェンは、その少女アビーと偶然夜更けに会話をする。彼女は「たぶん12歳くらい」と自らの年齢があやふやで、その過去も謎めいていた。しかし街では不吉な殺人事件が連続していて……。

夜の世界の子どもたち、というフレーズがなんとなく浮かぶ。
ひたすら、寂しい、悲しい、切ない、辛い……という感じで、どこで生きていけばいいんだろうという悲しみがずっとあって、寄り添って生きる者同士の苦しみがなんだか切なくも愛おしく感じられる作品だなあと思いました。
画面が始終薄暗いので、何か起こるぞ、ここには何かいるぞ、と思わせるのがいい。あと水のシーンが印象的。最後にこう持ってくるかあと思いました。闇の世界は彼女の世界なんだよな。だいぶとホラーでしたがざまあと思ってしまいました。
これからどこへ行くのか、途方もない旅が始まるのか……と思うとまた辛い気持ちになるけれど、少しでも二人に安らいだ時間が訪れればいいなあ。
地味にスゴイ!  校閲ガール・河野悦子 DVD-BOX
景凡社発行のファッション雑誌「Lassy」の愛者である悦子は、毎年採用試験を受けに来ては不採用にされる名物のような人間。しかし今回は景凡社についに採用! けれども配属先は、地味で目立たず誰からも感謝されないという校閲部。しかし何事も全力で取り組む悦子は、校閲という仕事を通して、出会う人や自分自身をよりよく変えていく。

宮木あや子さんの『校閲ガール』が原作。原作は未読です。
校閲はこんな仕事じゃないよ! という意見も見ましたが、校閲というモチーフを使いつつ、一つの仕事に打ち込むことや地味で目立たないけれど縁の下でその仕事を支えている人たちの存在を、わかりやすくド派手に描いてくれたんだろうなあと思いました。是永是之の新しく書く作品が作り手たちのノンフィクションだっていうのも、それを象徴しているように思います。
何かが好きで、自分でそれを作ろうとして、でも一つの形になるにはたくさんの人の手に支えられて……という当たり前であることがとてもスゴイ! ことなのがわかって、見ていてとても楽しく、嬉しく思いました。
悦子のファッションも個性的で可愛かったですが、怒ったような口調でまくしたてるところがすごく好きで笑 あれだけばしっと言えたら気持ちいいだろうなあ。そのこだわりの強さが仕事の誇りになるんだろうなと思うと羨ましくて憧れます。
恋愛に傾きすぎないお話だったのもよかったなあ。幸人がすごく気が抜けた感じがよかったし、森尾も、セシルちゃんも、それぞれとてもかっこよくて可愛かった。
楽しかったです。
男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ)
中学生以上くらいから考えてみる「恋」について。恋ってどんな状態? 恋って今のこの社会ではどんな風に思われている? 人それぞれの恋って? 恋をするにあたって注意すべきこととは、などなど。ちょっと暴走する前に考えるようにしようぜ、という本です。
人が恋に落ちるきっかけとか、どうしてその人を好きになるのか、ということについて近頃よくわからなくなってきたので、非常に参考になりました。恋を恋足らしめる決定打、本当に人それぞれだよなあ。
タルト・タタンの夢 (創元推理文庫)
商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当のフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。常連の西田さんが体調を崩したわけは? フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか? 絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ!(裏表紙より)

お腹が空きましたー!! フレンチなんて数えるほど食べたことないけれど、ビストロのこういう料理は絶対美味しいんだよねえええ。
そんな美味しそうな料理と、お客さんたちが持ち込み日常の謎を解くお話。やっぱりご飯にまつわる謎が多い……かな?
「タルト・タタンの夢」「ロニョン・ド・ヴォーの決意」「ガレット・デ・ロワの秘密」「オッソ・イラティをめぐる不和」「理不尽な酔っぱらい」「ぬけがらのカスレ」「割り切れないチョコレート」を収録。
いちばん好きだったのが「割り切れないチョコレート」で、ああ、すごくいいな、って思いました。
SHERLOCK/シャーロック シーズン4 DVD-BOX
ジム・モリアーティの再来か。東欧へ飛ばされそうになっていたシャーロックはマイクロフトに呼び戻され、証拠映像の改ざんによって無罪放免となる。ジョンとメアリーには娘が生まれ、またいつものように事件に関わることになったシャーロックたちだが、とある人物の息子が亡くなった事件に関わったことで、大きなものを失ってしまう……。

4−1を見終わって、絶叫したよね。号泣でした。うそだ、うそだー! って。だってこれからだったじゃないか。幸せの絶頂だったじゃないか。そんなのって、そんなのってー!!
でも最後に「地獄に落ちろ、シャーロック」と言われたときのひっと息を飲む感じ、いろんな人に味わってもらいたい……。
4−2はシャーロック、サイコキラーに遭遇するの巻。今度こそ破綻したと思われるシャーロックとジョンの関係を、どのように取り戻すかという話で、もうさ、随所に登場するメアリーがさあああ。のちに出てくるがんばれという台詞に、一緒に泣いてしまいました。
4−3はまたより複雑になったホームズ家の秘密……というか、これまでと話の色がまったく変わっていて、怖くて怖くて仕方がなかったんですけど、こういうすごく頭のいい人物が仕掛ける吐き気がするほどえぐい仕掛けが、しんどくてたまらなかった……。シャーロックとモリーのあれは本当にひどかった。ひどい展開にうひょーとなる私でも、あれだけは心を抉られて立ち直れそうになかった……。
そういうわけで最後の問題が解け、シャーロックとジョンは再び日常へ戻るんですが、主演のお二人が多忙なので次シーズンは難しいのかな……? 大きな悲しみや過去を抱えつつも、日常に戻り行く二人の活躍をまた是非見たいものです。
東のエデン 劇場版II Paradise Lost DVDスタンダード・エディション 【初回限定生産】
記憶が戻った滝沢と咲は、混乱真っ只中の日本へ戻る。再開されたセレソンゲームで、物部のミサイル攻撃によるジュイスの破壊、東のエデンチームは公安に狙われながら潜伏し、咲と大杉とともに滝沢の母親探しに向かう。そしてついにミスター・OUTSIDEが現れる……?

劇場版後編。セレソンゲームが再開されたものの、日本をよりよくするために動くセレソンたちはごく少数となり、混乱、疲弊しきった状況にある日本の直近の危機をどうやって救うか、というお話だったような気がします。セレソンのほとんどが脱落……というか滝沢くんの動向を伺っている感じだったので、このお話はどうなるんだろう、誰か救われるんだろうか、という見通しができない不安がずっと付きまとっていたような感じがありました。
結局劇的な、革命は起こらなかったけれど、日本をどうにかよくしようと考える若者たちが少しずつムーブメントを起こすのかな、という予感を感じさせて、11日間に非日常の先は日常なんだなあ、と思わせる作品でした。
祈祷師の娘 (ポプラ文庫ピュアフル P[な]2-1)
祈祷師の家に暮らす中学生の春永は、父親とも母親とも血の繋がりがない。実の娘である姉の和花とは違い。自分だけが血が繋がっていないということを自覚し始めた春永は、なんとも言えない所在なさを感じるようになる。複雑な想いを抱えきれなくなった春永はある日、生みの母親を訪ねることに。そこで春永が目にしたあるものとは……。話題作『きみはいい子』で注目を集めている著者による隠れた感動作、待望の文庫化。(裏表紙より)

祈祷師、地域の拝み屋さんである「なんみょうさん」の家に暮らすハルこと春永。おとうさんとおかあさん、そして和花ちゃんには力があるけれど、自分にはその才能はない。そのことがまた、自分だけ血のつながりがないという居場所のなさを強調するようで、息が苦しくなる。
淡々とお祓いのことを書いているんですけれど、すごく非日常というか、ホラーめいて読んでいて怖かったんですよね。そんな危うい世界に、自分の日常を、やりたいと思うことを淡々とこなす春永は、やっぱりみんなの支えというか日常の目印みたいなものだったのかなあ、とおかあさんの言葉で思いました。
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Author:月子
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