読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは――(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは……。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾。(裏表紙より)
読むのが止まっていたシリーズですが、最終巻まで揃えたので読書再開。
「つる家」に関わる人たちも、少しずつ新しい道が見え始めた様子で、変化の巻だなあと思いました。澪とあさひ太夫の、隔てられていた距離が、周囲の人の力もあって少しずつ縮まっている中、どうやら登龍楼が大きな陰謀を持っている様子。ラスボスは登龍楼ですかね。
ご寮さんは、よかったなあ……。もしかしたらまた佐兵衛さんが何かに巻き込まれるんじゃないかとひやひやしているんですが、幸せになってくれ……。
PR
![機動戦士ガンダムUC 4 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LqI0hDELL._SL160_.jpg)
地球の砂漠に降下したガランシェール。バナージもまた、彼らとともにいた。船長のジンネマンやクルーたちの人柄に触れ、少しずつ様々な思いを受け取っていくバナージ。だが、ユニコーンガンダムが示す「ラプラスの箱」の座標を巡って、ダカールの街は火の海と化す。バナージは、ガーベイ一族の少女ロニと戦うことになるが、彼女もまた、父親という呪縛を持った子どもだった。一方、連邦軍に戻ったリディは、ブライト・ノアの指揮下にパイロットとして配属され……。
父の呪縛、というものが、どんどん実体を濃くして現れてくるような回だと思いました。
砂漠を歩いて、世界は広く、どうしようもない、果てしない宇宙があることで、自分が小さくてなんの力も持たない……という流れは、王道だからこそ胸にじんときます。この作品の好きなところは、バナージがもうだめだと壁にぶつかっても、大人たちがそっと新しい道があることを教えてくれるところ。
コーヒーを飲む一連のシーンが好きすぎて何回も見る。
「撃てません」の流れが、泣く。

直径7〜8センチの小石に秘む謎。色は何色にも見え、ぼくが持つと、まるで地球全体を握っているかのように重く冷たい。ところが、友人が持つと実に軽く熱いのだ。しかも、石を手にすると友人は、全ての悩みを忘れて陶酔してしまう。ぼくはひどく興味をそそられていた……。
そんなある日、友人は、その石を握ったまま突然自殺してしまったのだ。僕は石の謎を追求しはじめたが……。
”ぼくらは何のために生きるのか?”若者が抱くこの永遠の命題をテーマに描く、甘くせつない青春の光と影。栗本薫の衝撃の問題SF。他に「黴」「BURN」併録。(折り返しより)
永遠の刹那を望む者が触れると、その意識をその時間軸に閉じ込めてしまう「時の石」を手に入れてしまった少年の、青春の影を浮かび上がらせるような短編「時の石」。
原因不明の黴によるパンデミック、滅んでいく世界の中、たった一人偶然に生き残っていく女性が登場する「黴」。
世界が混沌としたものに変貌し、どうやら一人取り残されてしまったらしい男が生きる「BURN」。
「BURN」はとても、「アイ・アム・レジェンド」を思い出します。ゾンビじゃないし、すごくサバイバルってわけでもないのですが、生き残った男と、偶然出会った狼(野生のもの)、サバイバーである女性とコミュニティ、というモチーフが揃っている。けれど、ここで主人公が出す答えは、なんというか、あんまり外国で見るような終わり方じゃない気がして、面白いと思いました。すごく現実的で、地に足がついているような。
![機動戦士ガンダムUC 3 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51GJRpz3UmL._SL160_.jpg)
ユニコーンガンダム、そして捕虜となったバナージ奪還のため、小惑星パラオを襲撃する連邦軍。バナージとマリーダは戦い、マリーダは強化人間として、バナージはニュータイプとして覚醒を始める。マリーダを食い止めることに成功したバナージは、二人して連邦軍の保護下に置かれることになった。ユニコーンガンダムが「ラプラスの箱」の在りかのヒントとして示した、旧首相官邸ラプラスの跡地に赴いた一行だったが、フル・フロンタルが強襲し……。
マリーダさんの苦しさと優しさが分かるのと、男前ぶりが分かる回。大人たちが子どもたちに夢や希望を託して星のように消えていく回でもある。優しいギルボアさんが、すごくいい人になったダグザさんが散っていくのが、なんとも言えない寂しさと光を感じる……。
バナージの台詞をオードリーが言ってリディの心を震わせて、バナージが直接言った台詞も同じようにして……というので、ちょっと笑う。オードリーに執着してるけど、リディって実際はいろんなところでバナージに影響されてる。
挿入歌がとてもいい。

一線を走る彼らに、前置きは不要だ。
西尾維新が書いた5通の手紙と、それを受け取った創作者たちの、「本題」から始まる濃密な語らい。(帯より)
小林賢太郎、荒川弘、羽海野チカ、辻村深月、堀江敏幸という五人のクリエイターと、西尾維新が対談した内容をまとめた本です。
どれも本当に、創作とはそれぞれの形があるものなんだなあ、と思うのですが、一番響いたのは羽海野チカさんとの対談。
「持っていたら他のことが何もできなくなる人生になってしまう」というのが才能。
「どうすればうまくなれますか?」という質問は、どうすれば簡単にうまくなりますかと聞きたいわけで、それに対して、最終的には、練習を続けることというしかない。
自分が凡人であることに安心したと同時に、「人間としてちゃんとやるべきことをやっていたら、いつかチャンスが来る」という考え方をしていたので、はっとさせられました。たしかに、名人や達人とされる人は、自分すらも削り取って(やすりで削るようにして)生きているように思います。吐くとか泣くとかはまだまだ序の口ですね……。
好きか嫌いか、「もうそんな問題ではないんだ」というところに行きたいです。今はまだ、好きでもあるし嫌いでもある、という状態です。
![機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 2 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51N5Aml-mBL._SL160_.jpg)
ユニコーンガンダムとともに連邦軍に保護されたバナージたちだったが、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」たちによって襲撃される。オードリーの正体が、ザビ家の末裔であるミネバ・ラオ・ザビだと明かされ、彼女を盾に袖付きの攻撃を振り切ろうとするが失敗。ユニコーンガンダムとバナージは、袖付きに回収される。袖付きの隊長であり、ネオ・ジオンの首魁であるフル・フロンタルは、あの赤い彗星シャアの再来とされる男で……。
パラオ襲撃直前まで。バナージが歴史について語ることができるのは、爆発で亡くなってしまったあの先生のおかげなのかなと思うと、なんだか泣きそうになる。そういう、少しずつ繋いでいくものが感じられるから、UCがめちゃくちゃ好きなんです。
マリーダさんの圧倒的包容力が好きだ。パイロットだからもちろんその手を染めたこともあるだろうに、だからこそ言える台詞の数々が好きだ。wiki見たら壮絶すぎて泣いた。幸せにしたいと思いました。

個性的なホストたちが人気を集める渋谷のホストクラブ「club indigo」。常連客の真千子が殺され、指名されていたホスト・DJ本気が疑われる。オーナーの晶とホストたちが事件を追ううち、ネット上に「もう一つのindigo」が存在し、真千子がそこを運営していたことが分かる。ネットとリアルの両方から犯人探しを進める晶たちだが……。大人気シリーズ最新作が文庫オリジナルで登場!(裏表紙より)
この巻から集英社文庫に移動した様子。
殺された指名客が運営していたらしい「もう一つのindigo」、それは、SNSサービスにある架空の街にある、ホストたちそっくりのアバターとそれを操作するユーザーたちによって作られたものだった。
殺人まで起きるか? っていう気もしますが、それだけ事件にまつわるWeb関係のもろもろを身近に感じました。RMTとか、絶対トラブルあるよね……。
この本、キャラクタービジュアルと、シリーズ紹介のためのイラストが入っていて、すごくいいです。前の創元推理文庫版も好きでしたが、こちらはよりキャッチーというか。好みです。晶さんかっこいい!
![機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EmbWkFFpL._SL160_.jpg)
工業コロニー・インダストリアル7。ビスト財団が所有する「ラプラスの箱」が、ネオ・ジオン残党軍へ受け渡しが行われようとするその日、アナハイム高専学生であるバナージは、空から落ちてくる少女を救出する。オードリーと名乗った少女の目的は、その「ラプラスの箱」の受け渡しの阻止、そして、戦争を止めること。日々を生きる中で感じていた「ずれ」が彼女の言葉によってぴったり沿うような感覚を得たバナージは、オードリーに協力を申し出るが……。
アニメ版の0096を完走したので、じっくり映画も見ようと見始めました。アニメ版、結構ざくざく切ってる感じがしました。間の取り方は、やっぱり劇場版の方がいいですね。バナージとオードリーの移動シーンが、アニメ版では「おや?」と思う感じだったんですが、劇場版は何も思わなかったので。いやしかし、ホットドッグを一口食べて「おいしい……」って顔する姫さままじかわゆい。
ユニコーンガンダムが目覚めるまで。父親と子の物語の、最初の話でした。

優秀だが融通が利かず、上層部に疎まれて地方に左遷された軍人ウリセス。
左遷先でもあらぬ噂を流されて孤立無援状態のウリセスだったが、ふとしたことから、かつて彼が命を救った兵士の娘レーアとの縁談が舞い込む。
そのまま、式の当日までお互いの顔すら知らずに結婚した二人。ウリセスの武勇伝を聞かされて育ち、ずっと彼に憧れていたレーアは健気に尽くそうとするが、緊張と不器用さから首尾よく立ち回れない。一方のウリセスも、無骨な気質が仇となり、彼女の気持ちに上手く報いることが出来ないでいた。
そんな中、個性豊かなレーアの兄弟達が、次々と二人の前に現われる。彼等がもたらす騒がしくも心温まる出来事は、軍人として厳しく己を律して生きてきたウリセスに、かつて味わったことのない癒しを与えてくれるのだった。レーアとの絆、そして家族への愛情が深まるにつれ、不遇だったはずの彼の左遷が、思いもよらぬ幸せに満たされていく——(折り返しより)
すっごくすっごくすっごく! 面白かったー! 癒される……。心がほっと和みました。
根っこから軍人気質のウリセス。脳筋かと思いきや、気の利いた言葉が言えないだけで、他人を気遣うことができる、誠実な心根の持ち主。かたや、ごく普通の、貞淑な女性であるレーアや、空回ったり控えめであったりはするものの、信じるという芯を持った強いひと。この二人が、家族になって、少しずつお互いの人生に影響しあっていく。
いやー、兄弟たちがすごくいいですね! 家族になるってこういうことなんだというか、ウリセスとレーアの器の広さをすごく感じます。家族になったんだから、と二人とも当たり前に、伴侶の家族をテリトリーに入れるところがすごい。あなたの大事なひとは、わたしにとっても大事、ということを、当然に行動できる二人がいい。胸がじんわり暖かくなります。
続き読みたいなあこれ! 子どもとかどうなるのかな!