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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)
親も子も、どうすればいいのか、誰に相談すればいいのかわからず、気持ちばかりが焦ってしまう。ハローワークを訪ねてみても、同じ求人がグルグル回る“カラ求人”や、非現実的な“神様スペック”を求める企業が少なくない。そうこうしているうちに、時間だけが過ぎていき、やがて家族ごと地域に埋没してしまう——。ひきこもりが「長期化」「潜在化」する中で、当事者たちによる外に出るための新たな動きを探った。(帯より)

2014年10月刊行。当事者の実例よりも、より社会的な要素から話が始まります。
引きこもりの調査では、四十代以上は弾かれている場合が多いとか、初めて知りました。確かに、今は若者の引きこもりの方がよりクローズアップされている感があるけれど、一人暮らしの中年の人(特に男性)は昔からよくいるような気がする。
そういった人たちは、失業をきっかけに外への関わりを見失って、家に引き守るようになる。仕事、というのは、生活の糧を得るためのものだけれど、一度失うと居場所を失うも同然という感覚、よくわかる。
そういった失業者の問題、ハローワークにおける求人の現状も取り上げつつ、話は引きこもり支援活動、当事者、親たちの活動に至ります。
結論的には、とにかく外へつなげることが大事ということなのかな。移動費もない、生活費すらない、そういう中でどのように支援すべきかという問題の解決は難しいけれど、親がいる状況で引きこもっている人は、外との関わりを、きっかけを得るべきなのだろうなあ。家族という世界が、とても狭いものだということに気づければ、変わることもあるかもしれない。
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パーティコンパニオンの女性が亡くなった交通事故で、その運転手を取り調べていた久利生と麻木は、何故事故当時彼女が靴を履いていなかったのかと疑問に感じる。すると、大阪地検難波支部から、かつての久利生の事務官であり今は検事である雨宮がやってくる。雨宮は、難波支部で暴力団の事件を追っており、事故死した女性が関係していたのだ。事件を追ううち、久利生は、事故現場がネウストリア公国大使館の真裏であることを知る。そして、手がかりを持つであろう人物がいる大使館には、日本の捜査が及ばない治外法権が存在するのだった。

公開中なので、続きに。
ネタバレあり。


原作の、死神代行篇のダイジェストと、尸魂界篇の、双極に掛けられたルキアを奪還する、までのミュージカル。
護廷十三隊への贔屓が凄まじいのが見ていて面白い笑 尸魂界篇のいちばん盛り上がってる時期に上演されてたのかな。私はこれ以降の上演作品を円盤で見たんですが、そのせいでちょっと舞台役者さんを知っちゃって、その役者さんの出てる舞台を観に行ってしまったくらいには、軽くハマってしまいました……。
歌が聞いていて不安になる(まあ仕方がないか……)というのがアレなんですけど、「BLEACH」そのものにぶっとんだところがあまりないので、話を知っていれば普通に見ることができます。見ているうちに、三次元の容姿がこの役者さんたちで固定されてくるくらい、はまっていると思うし、それに近くなるよう作り込んでくれているように感じます。
しかし原作、今どのあたりまで進んでるんだろうなあ。
驚きの介護民俗学 (シリーズ ケアをひらく)
『神、人を喰う』でサントリー学芸賞を受賞した気鋭の民俗学者は、あるとき大学をやめ、老人ホームで働きはじめる。気づくと彼女は、「忘れられた日本人」たちの語りに身を委ねていた——。(帯より)

民俗学者の六車さんは、大学をやめて、老人ホームで働いていた。そのうち、とある利用者の反応に驚いた六車さんは、ホームにいるお年寄りたちに聴き取りをはじめる。彼らが語りだしたのは、民俗学に通じる、彼らの過去、日本の歴史、文化だった。
民俗学と介護の両方に関係する、聴き取り、傾聴というものを知る一冊だったかな、と思います。
介護の現場が、もうがんじがらめになった大変な場所(時間、人、場所の制約の厳しいところ)だというのは、いろいろ本を当たるとわかるんですが、その中でも六車さんの聴き取りをすることによって、利用者への対応に活かすことができるという視点は、すごいと思う。確かに、毎日忙しいから、継続するには難しいものなんだけど……。
そういう聴き取りが、驚きに満ちていた、という六車さんの反応もいいなあと思いました。そして、忙しくなればなるほど、驚かなくなっていたということも。そういう日々の中で取りこぼしていくものの大きさを思うなどしました。
多恵子ガール (集英社文庫―コバルト・シリーズ)
特別な人。たとえば、誰にどんなふうに見られてもいいけど、世間の目なんかかまっちゃいないけど、その人に変に思われたくない。その人の目には、とびきりの自分が映っててほしい。そんなふう? そんな人なら、いる。いるけど。——シャイなクセに肩肘張って、勝手にあたふたしてるあのなぎさくんを、多恵子の目で覗いてみれば……? というわけで、『なぎさボーイ』姉妹編待望の登場です!!(カバーより)

私は「ヒスってる」という感覚に縁がないので、そういう子が出てこられると理解できなくて困惑するんですが、多恵子も例に漏れずよく怒り、喧嘩をするという。でもその内側には、冷静に自分を観察したり、自分なりの思いで、自身のことを理解しようという動きがあるんですよね。
『なぎさボーイ』であの終わりだったので、これちゃんとオチつくのかなーと思ったら、ちゃんと終わってよかったよかった。背伸びしながらも、その分一歩ずつ進んでいく二人がいいなあと思いました。
ジョー・ブラックをよろしく [DVD]
大会社の社長ビルは、六十代を過ぎてもなお精力的に仕事をこなしているが、時折訪れる変調に死を感じていた。ある日、最愛の娘スーザンが自身の片腕であるドリューと付き合っていることについて話す。スーザンの素っ気なさに、恋とはそういうものではないと説いたビル。そのスーザンは、仕事場近くの喫茶店で、魅力的な男性と出会う。しかし、彼が再び現れたのは、ビルの前。自身はこの身体を奪った死神だ、というのだった。そんなことを知らないスーザンは、ジョー・ブラックと偽名を使う彼に惹かれていき……。

人間界に興味を抱いた死神が、老年の社長を振り回しつつ、生きることの楽しみを知ったり、恋をしたりする。ジョーのすっとぼけた振る舞いが、たいへんかわいいです。
人間じゃないものが、だんだん人間らしくなってくるのが、なんてにやにやするんだろうと。さらにいいなと思うのは、ユーモアを見せるところなんですよ! ジョークやユーモアは、人間らしさの最大の要素かな、と思います。
スーザンとの恋は、ツッコミたいところがあったものの、あったかくて、切なくて、寂しい、いい恋でしたね。まさに花火だった。
橋の向こうへ行ってしまう、という演出は反則です。こみ上げた……。
アンソニー・ホプキンスとブラッド・ピットの組み合わせが好きすぎてやばいです。老爺と青年! しかし青年の方がタメ口!
面白かったです。オススメ、ありがとうございました!
その娘、パラノーマルにつき (ヴィレッジブックス)
IPCA(国際パラノーマル抑止機構)に所属する16歳のエヴィは、人間界にまぎれこむヴァンパイア、人狼、フェアリーたち——いわゆる“パラノーマル”を見分ける能力を使って、彼らの正体を暴き、捕獲するという任務についていた。普通の女の子として過ごしてみたい、そう思い続けるエヴィの前に、ある日謎の少年が現れ、不思議な詩の一節をささやきかける。それは彼女の未来を大きく変える事件のはじまりだった……。(裏表紙より)

異種族(パラノーマル)を見分ける目を持つ少女イヴリン(エヴィ)が、国際機構の捜査員として、機構の目から逃れようとするパラノーマルたちにタグをつけて回っている、というところからはじまります。パラノーマルたちは、あくまでグラマーと呼ばれる、偽装のための幻影の姿形をまとっている。エヴィはこれを見抜いて、本体を視認することができるので、人混みの中でグラマーをまとっているパラノーマルを見分けられる。なので、特殊捜査官ものなのかな、と思ったら、中盤になるにつれてそんな話ではなくなっていってしまい、ちょっと残念な気持ちもしつつ……。
IPCAの施設に潜入した、ドッペルゲンガーのパラノーマルの青年レンドとの出会いによって、人間たちが知らない、またエヴィ自身も知らない、パラノーマルの世界の事情が明らかになっていく。このレンドとのやりとりが、いかにも普通の恋に憧れる女の子と、心優しい思いやりのある青年の交流なんですが、いかんせん長い! 敵との遭遇が470ページあるうちの半分くらいでやっとくる。遅い!
けれど、情報が少しずつ開示されてくると、独特の世界が構築されているのがわかって、面白い。シリーズらしいけれど訳されていないので、続きは読めなさそう。残念。
魔女殺しの英雄と裏切りの勇者 (MF文庫J)
《裏切りの勇者》。——それが、ルカの師であるエスベルトの呼び名だった。
魔物を引き連れ世界へ侵攻する厄災《魔女》。それを討ち倒し世界を救う《勇者》。
勇者が魔女を討伐する——何度も繰り返されてきたその歴史は唐突に終わりを迎える。
世界を救うはずだった勇者は、世界を脅かす魔女に下り、人類の敵となった——。
人々は次なる勇者を求めた。魔女を——そして裏切りの勇者を殺せる《英雄》を。
ルカは剣を振るい続ける。師匠を追い、真実を知り、師を奪った魔女を殺すために。
これは決して語られざる物語。魔女と勇者と英雄の紡ぐ、この世界最後の英雄譚。(裏表紙より)

白竜の花嫁シリーズ、アヴェントの娘など、少女向け小説で書かれている永野水貴さんが、MF文庫Jで刊行されたもの。少女の人が少年向けで出したんですから、読まないわけにはいかんでしょうよ!(鼻息荒く)
周期的に姿を現し、世界に災厄をもたらす《魔女》。それを倒す《勇者》を選ぶ機関がある世界で、魔女に寝返り人類の敵となった元勇者をかつて師と呼んでいた、勇者候補生ルカが主人公です。
勇者候補生として、神々の血筋を戴く都に作られた、養成所で訓練を受ける若者たちのなか、裏切りの勇者の弟子だったというルカは、異端であり、揶揄やいじめの対象になっている。けれど、ルカの力は彼らをも凌ぐ。それはただ、魔女のいる《黒の荒野》にいる師匠エスベルトを迎えに行くために。
ルカの必死さがいじらしいというか、そこまで頑張らなくていいんだよというか……。優しさよりも、小さな身体に厳しさと不屈さをめいっぱい詰め込んだルカは、見ていて痛々しいし、傷ついて歩けなくなったらとはらはらしました。そう、もうこれは傷つくんだろうな、というのが読んでいてありありと分かるんですよね……!
物語の結末は、ああ、このいびつで悲しい勇者の物語にふさわしい終わり方だな、と思えて、一巻完結ものとして、とても好きな余韻でした。これ、少女向けだったらルカの恋模様とかもあったと思うんですけど、それは想像で楽しめということか!
いつもと色が違っていて、また違った面白さのある物語でした。糖度、糖度、とか、楽しい話を、などと、少女向けでは言われるかもしれないけれど、こういう乾いている、悲しい、必死な子の物語も少女向けで出してもいいのではないかなー、と思ったりなどしました。
面白かったー!!
紅牙のルビーウルフ7  君に捧げる永遠の花 (富士見ファンタジア文庫)
「だから——ルビーウルフ様もお花を飾りましょう!」
 にこにこと笑いながら、キャスはルビーウルフの手をがっちりと掴む。
 城中がお祭り気分に浮かれていた。
 花飴選び。それは未婚の男女を結びつけるための行事だった。この日になると、独り身の女は各々の好きな花を胸元に飾り、その花を目当ての男性に取ってもらえたら、めでたく恋人成立。
「そういえば、ジェイド様のまわりにも、この日になると用もないのに近寄りたがる人が増えますね」
 関係ないよと言いながら、やっぱり気になるルビーウルフ。しかも彼女が儀式のルールを知らなかったために……。
 グラディウス城は今日も大騒ぎ! 狼王女の冒険譚、これが本当の大団円!(カバー折り返しより)

短編集2。ああー! 短編集の1に気づかなかったばっかりに、悔しい思いをしています。これから本屋さんに探しに行こう……。
本編ではしっかりした足取りで、自分自身の気持ちを確認し、それを伝えあった二人でしたが、この巻での二人は、そういうことを前提とした、ちょっと甘めの優しい短編が多くて、にやにやするところがたくさんありました。
いやしかし、それにしてもジェイドはなかなか理性の人だな……。
1巻だと、結構すれた感じのきつい人物かと思えたんですが、巻を重ねるごとに、しっかりとルビーを支える、穏やかで優しい、気苦労性の青年になっていましたね。懐広いわー。かつ理性の人って、おいしいわー……笑 だから「君に捧げる永遠の花」はたいへんごちそうさまでした。
シリーズ、短編集1は読めてませんが、すっごく面白かったです! ありがとうございました!
紅牙のルビーウルフ〈6〉自由の風が吹く夜明け (富士見ファンタジア文庫)
 陸路を使い帰国の途についたルビーウルフたち。神具は失われたまま、見えない敵にいつ襲われるかという危険と隣り合わせの旅路であった。しかも——
「ねえ、暑いのよ。扇いでちょうだい」
 温室育ちのコロナード王国の姫君・エミリエンヌは、お荷物以外のなにものでもない。イライラを募らせながらたどり着いた砂漠の国境で、一行は何者かの魔法攻撃で離れ離れになってしまったのだ。
 お荷物エミリエンヌと二人きりという貧乏くじを引いたルビーウルフ。そんな彼女に、さらなる試練が降りかかる。
 追い込まれた極限状態の中で、ルビーは己の奥底に眠っていた感情に気づく。
 狼王女の冒険譚、最大クライマックス!(カバー折り返しより)

最終巻だとは思わずぼーっと読んでたら、本編の最後の話だとあとがきに書いてあってびっくりしました。いつまでもルビーの物語が続いていくように感じていたから。
いやあ、淡路さんの作品は、『花守の竜の叙情詩』が最初に読んだものだったので、すごくしっとりしたリリカルな話を書かれる方かと思ってたんですけど、違った。淡路さんって、すごくすごく丁寧で、無駄のない、綺麗な話を書かれる方なんだ!
ルビーウルフは、古き良き、というのか、元盗賊の女王と伝説にまつわる王道ファンタジーで、登場人物の配置、その世界観を表現するにふさわしい道具、設定がきっちり整頓されていて、とても読みやすくて入り込みやすい、美しい構造の話だと感じました。読んでいて、すっと入ってくる。ささいな台詞まで気を配られているし、決め台詞もかっこいいし。
あくまでルビーたちは自分たちの手の届く範囲で、できることをしながら、ついでに世界も守ろうという感じで、その距離感もなんだか心地よかったなあ。
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Author:月子
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