「少女」というカテゴリーが生み出された経緯と、その変遷と、それが表すものの変化と。という内容で、これ、すっごくとっても面白かったです。児童文学史の知識と合わせるとかなり面白い。
「少年」とはどのように違うのか、というのを、少女雑誌、「少女の友」などの中身を見ながら論じています。それがすごーく面白い。少女雑誌の中身や読者交流やらってすごく独特だと思っていたので、その理由みたいなものがわかった気がした。少女をどのように教育しようとしていたかというのを掲載小説から見るとか、戦前戦中からどのように方向転換したのかというのもよく分かった。おすすめです。
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