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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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天使の燭台 神の闇―夢の岸辺 (講談社X文庫―White heart)
「かわいいなぁ」——徹は、手のひらの上の小泉を見てつぶやいた。一方、小っちゃくなった小泉はブリブリ起こっていた。それは、自他ともに認める秀才にとっては大嫌いな言葉だから。
 同じ「夢」を旅して恋人になったはずの二人が、ふたたび「夢」に迷いこんでいる。
 しかし、大きな川がやがてふたりを隔て、離ればなれに。どこまで行っても「徹がいない」……はじめての孤独と恐怖。蘇ると追い記憶の中で、小泉が知った、ほんとうの自分とは!?(カバー折り返しより)

『翼の帰る処』の妹尾ゆふ子さんが、こんなところで書いていたのかと偶然手に取ったのですが、これ二巻目だったんですね。いきなり話が始まった上に、現代なのにすんげー突拍子もない夢の世界の話か! とびっくりしました。
夢の世界を旅したことで、恋人同士になったはずの小泉と徹。でも、夢の世界から戻ってきた二人は、挨拶を交わす程度で、全然恋人らしくない。気付けば、あの時と同じ夢の中で、徹に会った小泉は……。
二人のやり取りを楽しむ一冊だったな、と思います。小泉さんの素直じゃない感じや、徹のひょうひょうとした男前さが、いい。
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森へようこそ (ピュアフル文庫)
海外勤務の母と別れて、大阪に行くことになった少女・美森。彼女が暮らすことになるのは、大阪郊外の「紅葉谷」と呼ばれる自然豊かな森の洋館だった。そこには両親の離婚後、一度も会っていなかった父親と、双子の弟・瑞穂が待っていた。登校拒否児の瑞穂は、「植物の声が聞こえる」という不思議な少年……。『ビート・キッズ』の著者が描く、ちょっと不思議で心温まる家族再生の物語。〈解説・令丈ヒロ子〉

みんな少しずつ欠けてしまっている家族が、美森や瑞穂ののびやかさにともなって、ゆっくりと形を取り戻していく家族もの。
美森の強さがちょっとびっくりするくらいなんだけど、学校での、大多数による無視やらがリアル。明確ないじめっ子は存在しなくて、クラス全体を見ると、居場所がない……というのが、刺さる。
完全にすべてが変わったわけではないんだけれども、美森も瑞穂も、これからどんどん強くなっていくんだろうと思いました。
もっと面白い本 (岩波新書)
「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。大反響(悲鳴?を呼んだ前作『面白い本』。「もっと面白い本が読みたい」「もっと面白い本を教えてほしい」。火のついた読書欲に“もっと”が止まらない。人間、宇宙、世界、歴史、芸術、科学。まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。(カバー折り返しより)

二冊目があると聞いて読んでみた。前回ほどうわーっ読みたーい!とは思わなかったけれど、それでもやっぱり、面白そう、読んでみたいという本がたくさんありました。ノンフィクション、あんまり読んできてないけど、これを機会に読んでみたいなあ。
思ったのは、科学者と呼ばれる人たちが一つの対象について書いた本が、すっごくすっごく面白そうだなということ。フジツボについて、とか、鳥類学者が恐竜について語る(でも関係ないこともしゃべる)みたいな本。すっごくへんですっごく読みたい。
銀河英雄伝説〈VOL.5〉雌伏篇(上) (徳間デュアル文庫)
周囲で、世界が回転した。スパルタニアンに搭乗したユリアンは、必死になって敵に応戦する——はじめての出撃での華々しい戦果。しかし彼らの駐留するイゼルローン要塞には、もっと大きな危機が迫っていた。自由惑星同盟に占拠された要塞を、帝国軍がいつまでも看過しているはずはなかったのだ。科学技術総監シャフトの提言に興味をおぼえたラインハルトは、新たな作戦に乗り出した。それはイゼルローン要塞の前面に、放棄されていた要塞“禿鷹の城”を跳躍によって移動させることであった……。(裏表紙より)

衝撃的な四巻から、物語はまだまだ続く。ヤンが育てたユリアン少年は初陣を飾り、ラインハルトはイゼルローン要塞攻略のために動き始め、フェザーンは暗躍し、ヤンは査問会に拘束される。
ミッターマイヤーとロイエンタールのコンビが好きです。でも、これって愛でているひとがどんどん消えていく戦記なのかな……と思うと、ちょっと怖い。フラグ立ってるような気がする。
帝国と自由惑星同盟が、手を結ぶ展開もあるのか!? とちょっとわくわくしつつ、続きを読みます。
金春屋ゴメス (新潮文庫)
近未来の日本に、鎖国状態の「江戸国」が出現。競争率三百倍の難関を潜り抜け、入国を許可された大学二年生の辰次郎。身請け先は、身の丈六尺六寸、目方四十六貫、極悪非道、無慈悲で鳴らした「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守だった! ゴメスに致死率100%の流行病「鬼赤痢」の正体を突き止めることを命じられた辰次郎は——。「日本ファンタジーノベル大賞」大賞受賞作。(裏表紙より)

近未来の日本に江戸国があるって、どういう感じなのかなーと思ったら! すごい好みのSFというかファンタジーというかな世界で、なのに江戸もので、混在した感じが面白かった! これは、いいわー。月に行ける世界なのに日本に独立国(と一応されている)江戸国があるって、すごく好き!
物語の本筋は、謎の病の正体を突き止めるものなのですが、近未来だからこそ「何故今の医療技術を中に入れないのか」「どうして正体が分からないのか」とか、ここにはあってあちらにはないもの(逆もしかり)という違いが、じわっと面白かった。原風景の話が出ていましたが、どんなに時が経っても変わらないものの在り処がなんとなく見えた気がして、SFなのに江戸人情……という混ぜ合わせが、いいなと思いました。
オススメありがとうございました!
オルゴールワールド
遥かな空の国で暮らす少年は、ある日、誰も住むことはできないと言われる地上の森で、笛を吹く少女を覗き見た。
キングコングの西野さんが絵を描いた絵本。原案はタモリさん。
絵がひっじょーに達者だと聞いてはいたけど、すんごい緻密さ! 世界観! ちょっと引くくらいすごい絵。装丁(名久井直子さん!)もすごく素敵で、夢のある物語もあって、いい絵本でした。
銀河英雄伝説〈VOL.4〉野望篇(下) (徳間デュアル文庫)
皇帝の崩御を契機として、帝国領内では貴族たちの権力争いが激しさを増していた。おのれの野心を明らかにしたブラウンシュヴァイク公にとって、ラインハルトはなによりもの憎悪の対象であった。しかし、同盟の動きをクーデター計画で巧みに抑えこんだラインハルトには、妄執に駆られた貴族連合軍などは烏合の衆でしかなかった。ところが、皮肉なことにその勝利こそが、幼いころより同じ道を歩んできた旧友キルヒアイスとの仲に、ちいさな、しかしはっきりとした亀裂を入れはじめたのだった……。(裏表紙より)


うああああおおおおおお。うおおおおおおああああああああ!!!
……という感想だけで終わろうかと思ったんですが、意味が分からなさすぎるので、ちょっと書きます。おおおおおおおいいい!! 何故! お前が! 死ぬんだ!!
うわーますます読めなくなってきたぞ。安定していた地盤がゆっくり緩み始めていくのではないかと思うとぞくぞくします。
晩夏に捧ぐ (成風堂書店事件メモ(出張編)) (創元推理文庫)
駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。彼女の勤める地元の老舗書店に幽霊が出るようになり、おかげで店が存亡の危機にあると知らされた杏子は、アルバイトの多絵と共に信州へ赴いた。だが幽霊騒ぎだけでなく、二十七年前に老大作家が弟子に殺された事件をめぐる謎までもが二人を待っていて……。人気の本格書店ミステリ、シリーズ初長編。(裏表紙より)

成風堂シリーズ番外編。本にまつわる事件なら何でも解決する、と言われてしまい、杏子と多絵は信州へ。地元に愛される本屋さんの幽霊事件を解決してほしいと言われたが、地元作家の凄惨な殺人という過去の事件が絡んできて。
元々の短編連作だとそうは思わないんですが、長編だと多絵ちゃんの名探偵具合がすごいなあ笑 厳密に言うと、本屋さんがらみではないのですが、「だって、誰も読めないもの」でキターと思いました。ぶわっと広がって、じわっとしみました。
巻末には、コミカライズ担当だった久世番子さんのおまけ漫画も収録。面白くて、最後ににやっとしました。
面白い本 (岩波新書)
面白いにもホドがある! 書評サイトHONZの代表が太鼓判を押す、選りすぐりの面白本100冊。ハードな科学書から、シュールな脱力本まで。いずれ劣らぬ粒ぞろい。1冊読んだら全冊読みたくなる。本代がかかって仕方がない、メイワク(?)なブックガイド。(カバー折り返しより)

おっもしれー! なんだこれ、ブックガイドなのに、全部読みたい! って思いました。
紹介されるのはノンフィクションがメイン。「真面目にオーパーツ」という章があったり、「学べない生き方」という章があったりと、「まじか!」「ありえん!」「すげー!」と感嘆しそうな本ばかり。以前話題にもなってましたが、『バチカン・エクソシスト』とか読みたいわー。
先生! (岩波新書)
「先生!」——この言葉から喚起されるエピソードは何ですか? 池上彰さんの呼びかけに、現場で実際教えている人のほか、作家、医師、職人、タレントなど各界で活躍の二七名が答えた。いじめや暴力問題にゆれ、教育制度改革が繰り返されているけれど、子どもと先生との関係は、かくも多様でおもしろい! 希望のヒント満載のエッセイ集。(カバー折り返しより)

「先生!」という言葉を盛り込んで、語ってください、というエッセイ集。その人の、先生観だったり、思い出だったり。
太田光、天野篤、稲泉連、関口光太郎、増田ユリヤ、柳沢幸雄、パックン、市川力、李相日、武富健治、姉小路祐、鈴木翔、寮美千子、平田オリザ、しりあがり寿、岡野雅行、押切もえ、田中茂樹、山口香、鈴木邦男、安田奈津紀、太田直子、渡辺恵津子、武田美穂、石井志昴、乙武洋匡、山口絵里子(順不同、敬称略)というメンバー。
印象的だったのが、寮美千子さん。少年刑務所にいって、講師をしているお話なんだけれど、そこで受刑者の子がつくる作品の、はっとさせられること。言いたいことがあるんだ、という気持ちが、その子たちを知らないし言葉もないのに伝わってくるようだった。
パックンマックンのパックンも書いてるんですが、この人は文章がうまいなー。あと、視点が面白い。日本と外国の違いを言語化できるのって、めっちゃ頭がいいのが分かる……。
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Author:月子
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