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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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夢の本棚のあるインテリア (エクスナレッジムック)
タイトルの通り、本棚のあるインテリアと部屋の写真。表紙見た瞬間に本好きなら「これは!」と食いつくのでは。
どこかのデザイナーだったり編集者だったりのお家だったり、古い建築物の図書室だったり。これを見ていて思ったのは、素敵なデザインの素敵な部屋もいいけれど、畳のにおいがしたり、書見台や書斎机があったり、木の本棚があるのが好きなんだなーと思いました。どこも綺麗なんだけど素っ気なくてちょっとつまらない。おしゃれよりも馴染みのあるインテリアが好きだな。
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源氏物語 紫の結び〈2〉
都に戻った源氏は紫の上と再会を果たします。明石の君との間に生まれた姫君の入内を進め、並ぶ者のいない栄華を極める中、女三の宮という一片の暗雲が物語に影を落としていきます。(帯より)

パソコンのデータがぶっ飛んだせいで、感想を書き直し。
紫の上の出来た嫁っぷりが悲しい。光君は、子どもが元服、裳着をするようないい歳なのに、やっぱり色好みでだんだん腹が立ってくるよ! 紫の上がかわいそうだよ! そういう人との間に子どもがいないというのが、いやにリアルで、なんかやだー。
そういう風に、栄華を極めていく中で、去る人たちの存在もあり。
おばさん四十八歳 小説家になりました
歴史小説家の植松三十里さんが、どんな創作活動を経て作家になり、十年書き続けてきたのかというエッセイ。四十八歳で時代・歴史小説を書いているのかーととても興味深く読みました。自分が普段あまり読まないジャンルなだけに、すごく面白かった。
投稿生活は、カルチャースクールの創作教室でのことが書かれていて、そういう形もあるのかと勉強になりました。色々な形があるものだな。しかし結局は縁を大事にしているかどうかなのかもしれないなと思う。
小説の仕事をするにあたっては、丁寧な資料の読み込みや、ゆかりの地の訪問、関係者を辿ったり。もちろんご家族がおありなので、生まれ育ちの話、結婚後の渡米、娘さんの不登校など、すごく波瀾万丈なことをさらっと、しかし真剣に書かれているので、こちらに真面目に読みました。
面白かった。植松さんの小説、今度読んでみよう!
デ・コスタ家の優雅な獣 3 (角川ビーンズ文庫)
裏社会を牛耳る一族「デ・コスタ家」。花嫁候補としてつれてこられたロザベラは、いまやファミリーの一員として初めて任されたカジノ経営に奮闘する日々。そんな時、市長選有力候補の息子が誘拐され、その犯人としてダリオが指名手配されてしまう! 行方をくらましたダリオを追うロザベラだったが、ノアから「俺が同じ立場でも捜しに行くのか」と問いかけられて…。大人気ダーク・ラブファンタジー第3弾!!(裏表紙より)

シリーズ第三巻。ファミリーの一員として頭角を現しつつあるロザベラ。「家族が好き」と言える強さも持つようになったのは、自信がついたからかな。かと思うとノアが非常に不安定になってきていて、その暗さにちょっと引きます……。やっぱりデ・コスタ家は呪われてるんだなあ……。
悪いことをしているロージーの挿絵が好きすぎて転がります。可愛い女の子が悪い子なのはかっこいい。
そして今回もやっぱりダリオがかわいかったー!! もう恋する男の子じゃないですか! ラストシーンの思春期少年めちゃめちゃかわいかったー!! エミリオが大事に思う気持ちも分かるよ……やっぱりダリオはばかだけどかわいかった。ばかわいい。
一巻と比べて段々文章が軽くなってきてるのは気のせいかなーと思いつつ、続きも読みます!
デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)
裏社会を牛耳る一族「デ・コスタ家」。超内気な少女ロザベラは、一族の後継ぎを産むためつれてこられたたった一人の花嫁候補。自由を掴むため、なんとかファミリーの一員に認められたが、その矢先、敵対組織の襲撃に遭いしばらく休むように言われてしまう。このままでは、誰かと結婚させられちゃう!! ロザベラは従兄のノアの力を借りて、組織内での名誉挽回を図るけど!? ますます危険な獣たちとのラブゲーム第2弾!(裏表紙より)

悪徳の一族デ・コスタ家、異能の子どもを産める一族唯一の少女ロザベラの、「悪い子になっちゃう」物語。今回もロージーが可愛さ爆発でよかった!
ようやくファミリーとして認められたものの、結果を出さなければ、ファミリーをまとめる長兄エミリオがロージーに「飽き」てしまう。奮闘するロージーが、悪いことなんてしたくない、でも死にたくない、利用されたくないと頑張るところが可愛い。そういう不安定なところで、さっと仮面を被って「デ・コスタ家の女」になる瞬間が、もうぞくぞくする!
今回はダリオ巻だったので、三男の株が上がりました。私は、三兄弟では彼がいちばんまともだと思うよちょっと馬鹿だけど……。続きも楽しみ。
幕が上がる
とある高校の演劇部に所属する、さおり、ユッコ、ガルルは三年生となった。目標は、地区大会突破。しかし、学校に赴任した吉岡先生は、美人でかつ、学生演劇で有名な女優だったという。そこへ、演劇名門校から才能ある中西悦子が転校してきた。吉岡先生の影響で、演劇部は全国大会を目指していくことに……。

完全なる一人称というのか、さおりの視点で全部が語られるので、いちいち学校の様子がどうの周囲の景色がどうのという話はなく、さおり自身が何を考えているかという話の進め方なので、ちょっと独り言を言っている感じがして最初は読みづらかったものの、演劇が形になっていき、大会に行く頃には手に汗握っていました。どんな脚本になったのかというのが楽しみで、読み進めるのが楽しかった。
けれど、さおりが演劇と脚本に心を向けるようになってからは、どうも仲間たちとの関係がうすくなってしまった印象で、特に下級生たちはあんまりどういう子たちなのかが分からなかったのが残念。他の子が何を考えているのかが一人称では分からなくて、お話の距離がちょっと遠かった。でも、面白かったです。
恋と悪魔と黙示録 契約の獣と身代わりの花嫁 (一迅社文庫アイリス)
「あなたは特別。契約して差し上げる」
悪魔の名を記した書を複製する森玄使であるレジナ。ある日、彼女は教会内で美しい獣型の高位の魔物を召喚してしまう。慌てて自室に獣を匿うけれど、聖祭の《神の花嫁》候補が悪魔に襲われる事件が発生! レジナは囮役として花嫁の身代わりをすることに——。そんな中、彼女の危機に美青年に姿を変えた獣が契約を迫ってきて…!? 一途な魔物と乙女が織りなす、悪魔召喚ラブファンタジー!(裏表紙より)

糸森さんのお話は、世界観と設定が独特だなあ……と思います。最初に設定を頭に入れるのがたいへんだ。とりあえず、堕落した教会と、神様と、天使と魔物の物語という大雑把な解釈をしました。
過去に兄が召喚した魔物で、兄を失った天涯孤独のレジナ。教会に引き取られ、森玄使として働いている。そこへ、事故で召喚してしまった赤いけもの、別の教区から派遣してきたヴィネト、教会の美形修道士リストらが絡んで、《神の花嫁》が殺される事件に挑んでいく。
ラストにえええっと叫びました。すごかった。なんか変だなーと思ってたけど! しかしマスコットキャラ化するのはどうか!笑
アガルがとっても可愛いです。「もう、熱い!」とか「嬉しい!」とか。残酷なものが優しくて可愛いのはときめきです。
島はぼくらと
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。
島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと——すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。(帯より)

人間関係の痛さや光を描いてきた辻村さんが土地のことを書いたなあと感じた作品でした。『名前探しの放課後』などにも、過疎していく地方のことは描かれていたけれど、土地と人が強く結びついている場所の光と影がありました。
最初は、島育ちの四人の高校生の、痛がゆい繋がりの話だと思っていたのに、思ったよりも土地の事情の比重が大きくてちょっとびっくりしましたが、やっぱり面白かった。人間、大人の暗いところもあったし、繋がることの嬉しさもあった。そこに出てくる、ある作品のあの人が、本当に嬉しかった! 私は彼女が大好きなので、子どもたちの背中を押してくれて本当に本当に嬉しかった。最初から出てくるんじゃないかなーとは思っていたけれど、嬉しかったなあ……。
最後は駆け足な印象もありましたが、面白かったです。
思い出を切りぬくとき (河出文庫)
萩尾望都、漫画家生活40周年記念! 20代の頃の貴重なエッセイ27本を数録。
——例えば20年前の日記を読みかえした時、自分の青臭さに、てれるでしょう。実に私もそうで、若いというか物知らずというか幼いというかピリピリイライラしているというか、困ったものです。四畳半と六畳の二間の下宿に住んで、黙々とマンガを描く日々でした。(「まえがき」より)◎解説=よしもとばなな

昔、様々なところで掲載されたエッセイをまとめた本。編集さんとのやり取りや、作家仲間との交流、漫画講座での出来事とか、旅行先で見たものとか。こうして読むと、萩尾先生は、とても品のよい方なんだというのが滲み出ている……。そうかと思うと、お姉様とのやり取りに、ちょっと心のささくれたところが見えたりして。
でも、一番気になる、「どういう風に話をつくっているのか」という内容はなかった。あのすごい話を、どうやって書いているのか、もっともっと知りたいのになあ。
光圀伝
なぜ「あの男」を自らの手で殺めることになったのか——。老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。
父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。血気盛んな“傾奇者”として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き“虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す——。(帯より)

実は『天地明察』を読む前にこれを読んでしまったのですが、安井算哲が現れたところはそれでもおおっと思いました。水戸の黄門様の壮絶な一生。義というものを問いかけ続ける話。
「どうして俺なんだ」というのは、『マルドゥック・スクランブル』から連なる生きることへの最大の問いかけだなあという序盤。力や知識や人との繋がりを得ながらも、自分自身を疑うからこそ、上へ伸びていくのかもしれない。高みへのぼるにつれて、どんどん欲望が削ぎ落とされて、軽やかになっていく光國が眩しいです。ただ、その軽やかさには、失いたくないものを失ったこともある。友人、読耕斎や、妻、泰姫の喪失は辛かった……。泰姫の人柄が、この物語の重みの中の安らぎになっていて、光國はそこを愛したのだろうなあ……。
「義」という考えが、後の世の私たちに分かる形で、光國を解放し、苦しめていたところは涙でした。最後のあれは……泣くわ……。義であるけれども、義ではない。しかし、後の世になされることがある。光圀の知らない未来が、彼らが形にしようとした人の人生の続きなんだろう。
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Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
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