読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

よしながふみさんとマンガに造詣の深い方々の対談集。対談相手は、やまだないと×福田里香、三浦しをん、こだか和麻、羽海野チカ、志村貴子、萩尾望都。
面白かった! マンガについて語っているのもそうだけれど、オタクについて、BLについて、作家活動についてなど、オタクにとっては面白い読み物でした。
BL事情、どうしてBLじゃないといけないのか、というような話がすごく面白かった。やおいっていうのは関係性なのかなあと思った。百合であってもやおいの関係であるという指摘がすごく納得した。一方が好きなんだけど一方は特にそうでもなくて、お互いの才能を認め合って相手が困難に陥ったときに手助けする関係なんだけれど、男女なんだけれど、才能が拮抗している。やおいに近い関係である。という。のだめと千秋の関係もやおいなんだ、とか、トリックの山田と上田とか。恋愛関係にないんだけど、という。そうかーそういうくくりなのかーとすごく興味深かった。
この本では、特に羽海野チカさんとの対談のところが好きだな! なんだろう、創作する人間としてお二人の話はすごくすごく……きゅんとしたというか、大切な会話だと思う。お互いを尊敬し合ってて、相手の作品や相手について語れるというのはすごく大事なことだなとか、すてきだなと思いました。
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養護教諭として、保健室で、思春期を生きる生徒たちの悩みと長年向き合ってきた著者は、教室では「からだ・こころ・性の学習」に積極的に取り組んでいます。成長による変化を自ら知り、心身の成熟を喜べる感性をつちかうことが生きる力につながると考えるからです。思春期をより豊かに生きる知恵や考え方をアドバイスします。(裏表紙より)
2008年の本。
岩波ジュニア新書なので、子どもに向けての本。養護教諭として見てきた子どもたちのことを書いているところがあるので、リアルに感じられました。からだの変化、こころの変化、性への目覚め、友達関係、家族、社会などを感じ取り、疑問を持つ子どもの心にアドバイスをする、といった形の本でしたが、子どもの悩みのひとつひとつが、本当にささいなんだけれど、自分も悩んだよなあと思ったりも。読み物として面白かった。

モデル界のプリンス白鳥麗音には悩みがある。「月夜の宮の猛者姫」と恐れられる幼馴染みの姫宮綾斗のことだ。美少女のような容姿なのに武芸百般の綾斗は、麗音が不純同性交遊で傷つかないようにと全力でガード(交遊の邪魔)を宣言する。昔告白して、あっさり振られた後もずっと密かに片想いし続けている愛しい綾斗にベッドの中にまで潜りこまれて、麗音の我慢も爆発寸前(もちろん性的な意味で)!(裏表紙より)
フェアリーな男子たち(私感)の物語『男の子には秘密ある♥』の続編です。今回は千早と輝夜の友人、麗音と綾斗のお話。
相変わらず妖精さんたちだな、この子たちは……という可愛らしさでした。オトコ臭さが全然ないので、これがBLなのかなんなのか分からなくなってきた。高校二年生なのに汗臭くない! 挿絵も相まってまじ妖精さん。
前巻は王道なカップリングでしたが、今回は美形男子・麗音(でもどこか軟弱)と美少女系男子・綾斗(武道の達人)の二人で、この二人の執着、葛藤とすれ違いが、今まで読んできたBL(少ないけど)の中で面白かったです。麗音は綾斗のことが好きなのに相手は不純同性交遊を嫌っていて、綾斗は綾斗で麗音を守らなくてはと思っていて……。これが高校二年生だとは思えないのでとてもファンタジーでフェアリーです。しつこいですね。
可愛らしかったです。

男子高校生の有栖川千早には人に言えない秘密がある。なんと訳ありで少女服のモデルをしているのだ。謎の美人モデルのセレーネにキスされて揺れる乙女心ならぬ男心。そんなさなか全寮制男子校の月夜の宮学園に転入した千早は同じクラスにモデル仲間の白鳥麗音の姿を見つけてどっきり。おまけに気になる意地悪な美形生徒会長の月城輝夜との間に新たなる秘密が……。(裏表紙より)
イラストがかわいい。中高生が好きそうな絵だわあ。そして作中の男子たち、みんなフェアリーだよ! 妖精さんすぎるよ! かわいらしいなあ。
全体的にもうちょっと学園ものをー! という気持ちでした。女装男子のバレる?バレない?の学園生活が見たかったよー。上記の紹介文だけで全編の説明がされてしまっているので、ちょっと残念。本編もシーンや話を細切れにしてしまっていて、小説というよりはショートショートを繋ぎ合わせただけの話みたいだったなあ。でもフェアリー。妖精すぎるのでそれはそれでありかもしれない!

父を亡くし、天涯孤独となった佐原左記子は全寮制の谷津柱高校に編入した。
理事長の娘・倉宮凪に学園を案内されるのだが、ここには、なんとも奇異な規則が! ——この地に伝わる怪談の噂話をしてはいけない。破った者には不幸が訪れる、と。
やがて、自身の中に潜む不可思議な力が呼応しはじめていることに気付いた左記子は、既のところで甲斐に助けられるのだが……。
禁忌の扉を開く、本格学園ホラー登場!!(裏表紙より)
全寮制学園もの。ホラーなの、ミステリーなの? とわくわくして読みました。そうか、その方向の話か!
怪談と謎の校則、持ち込めるものは限られている学園、洋館の校舎、訳ありな生徒たち、お茶会、不思議な力などなど、閉鎖的な学園での要素がたっぷりでした。楽しかったー。でももっと学園してもいいのよ。
登場人物たちも一癖二癖あって面白かった。できることならこの学園で全部を解決してほしかった気もするけれど(学園ものが好きすぎて……)、続きはエージェントものになるんだろうか。できることなら、凪と対照する女の子に蛇多哩姫に勝ってほしかったなあ……。左記子はロストしてしまって。




