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そして花嫁は恋を知る 想いは砂色の聖地に集う (コバルト文庫)
カラ・ブライ王国の後妻になることが決まっていたブラーナ皇女のリュビア。だが、王の急死により、その息子アレグとの結婚に変更されてしまう。おまけにブラーナ皇帝である兄は面倒な「持参金」を追加していた。紛争の火種となる聖地ハバト峡谷を押しつけられたのだ。ある理由から、夫となるアレグを警戒していたリュビアだったが、結婚する前から彼に頼らざるを得ない状況に陥って……!?(裏表紙より)

嫁恋シリーズ12巻、かな? 時期は1巻と2巻の間くらいだそうです(あとがきより)
ブラーナ帝国の皇女リュビアは、亡くなった姉の夫と結婚することになったが、その夫になるはずの王が急死し、その息子アレグと婚約することになる。またその持参金に、世界二大宗教ルシアン教、シャリフ教の聖地ハバトが加わったことで、リュビアとアレグの結婚はすんなりいかないものになってしまった。
リュビアがまさしく家族という世界で育った品のいい皇女様という感じで、自分の大事なものは家族だという彼女が、アレグと関わることによって少しずつ王族としての自覚を持つのがいいなあ。そのせいでどんどん色気がなくなるのがこのシリーズの醍醐味という感じなんですが、この巻はアレグが結構柔らかい上にリュビアに好意を持ってくれるので、ふたりのやりとりにもにやにやしました。
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Author:月子
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