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沙漠の国の物語―楽園の種子 (ルルル文庫)
沙漠の聖地カヴルで天真爛漫に育った男装の少女ラビサは、“シムシムの使者”として旅立つことに。シムシムは水をもたらす奇跡の樹で、その種子を植えるに相応しい町を広大な沙漠からひとつだけ探すのだ。旅立ち直前、カヴルが盗賊“砂嵐旅団”に襲われ、ラビサは突如現れた少年ジゼットに救われる。そして二人は逃れるようにカヴルを離れ、運命の旅に出た! 沙漠を舞台にドラマチックな物語が始まる!(裏表紙より)

丈夫に育つようにということで男装して育ったラビサは活発な女の子。兄に続いて使者に選ばれたラビサは、シムシムを植える街を選ぶための旅に出ることになるが、旅立ちの日、砂嵐旅団に襲われ、窮地に陥ったところを夜色の髪の少年ジゼットに救われる。ふたりの沙漠と真実をめぐる冒険が始まった。
まっすぐな少女と、闇を抱えながらそのまっすぐさに感化されていく少年。ふたりの旅は簡単なものではないけれど、困難にぶつかったときの一生懸命さがいいなあと思いました。このふたり、今後どんな風に成長していくんだろう。
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Author:月子
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