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わたしが読み、貴方が唱え、帝都で花咲く“幸せの魔法”
 明治24年、魔法が社会に浸透し始めた帝都東京に敵国の女スパイ蓮花が、海を越えて上陸する。目的は、伝説の「アサナトの魔導書」の奪還。
 魔導書が隠されていると言われる豪商・鷹無家に潜入し、一人息子の宗一郎に接近する。だが蓮花の魔導書を読み解く能力を見込んだ宗一郎から、人々の生活を豊かにする為の魔法道具開発に、力を貸してほしいと頼まれてしまい……。
 全く異なる世界を生きてきた二人が、手を取り合い運命を切り拓いていく、和風魔法ロマンス、ここに開幕!!(裏表紙より)

世界に魔法があり、呪文を読み解き提示する解読者と、それを称えて魔法を発動させる詠唱者という二種類の能力者がいる。魔法とは二人一組み、解読者に発動させる魔法の選択を託すという信頼関係がなければ発動できない。
そんな、明治の世界に魔法があったら、を描いた和風魔法もの。
もしもの明治や社会情勢を描いているところがとても面白く、時代を思えば最初はヒーローっぽくない宗一郎の優しさと芯の強さがとても稀有で魅力的に感じられてよかったなあ。
その分、本当に女スパイなの……? という蓮花の言動の数々に大変違和感があり……。椿になり切るつもりなのか当人のままで椿を名乗るのかとか、物語が始まった時点で仕事に対する姿勢や忠実性がまったく見えないせいで、全然スパイらしくなくてハラハラできなかったのが残念。
国内のお家事情やこれから移り変わるであろう時代に彼女たちが本当の意味で平和を、幸せを手に入れることができるのか、とても気になりました。叶うならば幸せな世界でありますよう。
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Author:月子
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