読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
異教の国シテで、大好きな“ランバートル”と神書の隠された過去を知ったヒースは? 女子が頑張る、書を巡るビブリオ・ファンタジー第二弾!!(帯より)
深い傷を負った久遠の書のガーディアン、ザクロを治療するため、黄昏の書の持ち主を頼って敵国シテに赴いたヒース。だが「黄昏の書」の正体と「暁の書」「黄昏の書」「久遠の書」の秘密を知ったことで、自分の愛する物語「ランバートル」が歪められたものであると知ってしまう。
自分を構成する大事な物語が、誰かを呪うものだったと知ったときのヒースの気持ちを思うと、苦しい。自分の存在が揺るがされるみたいできつかったろうなあ……。でもここにきて読者として結構きつかったのは、ヒースのように「大事な物語」を持っていて、思い入れを抱く登場人物が多くないこと。ヒースにとってその真実がどれほど重くて苦しいのか、わかってくれる人がいない気がして。
だからヒエンのことは正直ぶん殴りたかったな! まじで! 理解できないんだろうなあという脱力感も覚えてしまった。
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