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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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 日々の生活に疲れ、働く意味を見失ってしまった綾瀬葵は、ある日、紅葉の美しい坂の途中にある小さな店にふらりと立ち寄った。この「紅葉坂萬年堂」は、筆記具を専門に扱う店で、年若い店主の宗方志貴はペンの知識が豊富な人物。彼から手ほどきを受けるうちに万年筆の世界に魅せられた葵は、店のスタッフに加わる決心をする。
「もし、あなたがいまの生活を変えたいとお思いなら、この万年筆は、きっとあなたのお役に立ちますよ」
 新米店員として奮闘する葵のもとには、今日もさまざまな思いを抱えたお客様がやってくるのだが……。(裏表紙より)

かく言う私も、万年筆は扱いづらい文房具でなかなか……と思っていたくち。でも最近、ちょっと思い立ってリーズナブルなものを使ってみたら、すごく楽しくて、ただいま勉強中です。
そんな、万年筆ビギナーを応援してくれるような作品。裏表紙のあらすじだと謎解きもの、日常の事件を解決するものという雰囲気ですが、どちらかというと万年筆の魅力、それを手に取る人たちのことを描写した、お仕事ものという感じ。ひたすら万年筆の話をして、万年筆が大好きで不器用な店長・宗方と葵のじれじれな交流が微笑ましい。万年筆を販売する人は、きっとみんなこういう人たちなのかなあ、と想像するとほっこりしますね。不器用だけれど愛しいものへの思いは強く、お客さんに好きになってもらいたいと願っている人たち。
葵が恩人の正体を知ることができるのか、気になるので続きが読みたいなあ!
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Author:月子
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