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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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4049141647そこにはきっと、あなたを救う「ターン」がある。
「梶くんとは別れようと思う」学園祭の真っ最中、別れを告げようとしている橘ほたると、呼び出された梶くん。彼女と彼の視点が交差する恋の最後の15秒(「15秒のターン」)。
 ソシャゲという名の虚無にお金も時間も全てを投じた、チョコとあめめ。1LDKアパートで築いた女二人の確かな絆(「戦場にも朝が来る」)。
 大切なものを諦めて手放しそうになる時、自分史上最高の「ターン」を決める彼女達の鮮烈で切実な3編と、書き下ろし「この列車は楽園ゆき」「15年目の遠回り」2編収録。(裏表紙より)

アンソロジーや雑誌、同人誌に収録された短編の再録と書き下ろし二本を加えた一冊。
読んだときから泣きに泣いた「2Bの黒髪」を読んでまた泣くという。
そして書き下ろしの「この列車は楽園ゆき」。高校生のときに見えていた景色、感じていたもの。大人になって見えるもの。変わったように見えて変わらないものたち。「楽園」という言葉に全部詰まっている気がする。
茜子さんと高根くんの関係は大人にならなくちゃ形にできなかったものなんじゃないかとか、芽衣沙さんが当時からすごく注意深く周りを見ていて茜子さんを心配してそれを救えるのは高根くんだけなんじゃないかと行動していたこととか、そういう人の小さな思いの積み重ねでわっと泣いた。
胸をがんがんに殴られた後は、ちょっとほっこりする書き下ろしで読み終われたのもすごくよかった。
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Author:月子
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