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ラスト ラン (カドカワ銀のさじシリーズ)
「残された人生でやっておきたいこと」七十四歳のイコさんの場合それは、バイク・ツーリングだった。目的地は、五歳で死別した母の生家。東京から岡山まで、往復1200キロ。着いたのは、寂れた一軒の船宿だった。無人のはずなのに、そこには不思議な少女が住んでいた……。『魔女の宅急便』の著者が贈る、書き下ろし自伝的小説!(カバー折り返しより)

児童書の『魔女の宅急便』の角野さんの作品。七十四歳のイコさんの一人称で進む、イコさんと不思議な女の子ふーちゃんの旅のお話。久しぶりに一人称でがっつり読んだせいか、ちょっと読みにくかった。
母親の生家にいくと、そこにはイコさんが持っている写真に映っている母、それも十二歳のままのふーちゃんが幽霊となって住み着いていた。バイクに乗って旅を始める二人。この旅が、今まで紡げなかった時間を、また別の形で楽しく紡いでいるようで微笑ましいです。でも時々覗く寂しいところもあったりなどして。心残り、というのがキーになるのですが、誰かとの記憶というものの重みや大切さが実感できて、特にケイさんのエピソードは切なかったな……。
自伝的小説と銘打ってあるんですが、この本一冊だけでは、どのへんが角野さんの自伝的なところか全然分からなくて(あとがきもないし)、ちょっと不思議な印象の物語でした。
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