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スプライトシュピーゲル II Seven Angels Coming (2) (富士見ファンタジア文庫 136-9)
 人は有史以来、常に天を目指した。
「お洋服いっぱい買うから」雛/ヒビナ。
「オレ絶対有名になるから」乙/ツバメ。
「行って参りますわ」凰/アゲハ。
 都市を守るため、三人の少女は翼をもって空にはばだく——。
 近未来都市ウィーン——ミリオポリスに建造された超巨大タワー、〈ヴィェナ・タワー〉。それは、人の命を削って創られたものだった。
 その横をかすめて、火の玉が墜ちる。落ちた星——ロシアの原子炉衛星アンタレスは、災厄の始まりでしかなかった。動きはじめる七つのテログループ。ようやく攻勢のテロ組織として、整いつつあったMSSに、いや三人の少女に最大の試練が訪れる。
 天と地の間に生きる少女たちの物語。(カバー折り返しより)

オイレンとリンクする、衛星落下事件のMSS側視点の物語。MPBの三人娘、特に涼月はかなり惨い戦いを強いられていましたが、MSS三人組は三人でいることが当たり前なのでそこはちょっとほっとして読みました。
前線に出ていたオイレンの話とは違い、スプライトは事件首謀者の周辺人物が描かれることもあって、ちょっと軽い印象の話になっていた気がしますけれど、これ読む順番が違うと全然違う感想になるんだろうなあ。「電子レンジ」が何を意味するか知っている身としては、「冬真にげてー!!!」の心境だったんですけれども!
MPBとMSSがすれ違う瞬間はやっぱり鳥肌ものでした。涼月から見るのと凰から見るのと全然違って面白い。けれど私には、ちょっとすれててひん曲がった性格の、でもどこか熱い涼月の物語の方が合っている気がする。
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