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砂の覇王 6 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
クアヒナの港から海路でリトアへ向かったバルアンとカリエの船は、海賊船に襲われた。船倉に放り込まれ、ひどい船酔いで気を失ったカリエが目を覚ましたのは、最初の船とは別の大きな船の中だった。そして現れたのは、ラクリゼとエティカヤの大海賊・トルハーン! ラクリゼは、トルハーンと接触し、彼のもとにバルアンたちを送り届けるように命じられていたという。いったい何のために——!?(カバー折り返しより)

国から離れ、自由な海の上でしばしの時を過ごすカリエたち。しかしエティカヤではマヤライ・ラガが決まり、ルトヴィアはトルハーンたちを捕らえるために動きだし……という巻。エドが不在だということに読み終わってから気付く……。
カリエが、みんなで力を合わせて危機を乗り越えることが初めてで……というようなことを考えているところで可哀想になる。主人公の宿命とはいえ、カリエにはすごい運命が降り掛かるよなあ。捻くれないところがカリエらしくてたくましくて好きだ。
ザカリア女神の影がちらちらとしながらも、カリエがえらいことになって引いたので、続き続き! となっています。
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