読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
花を飾ったり、花を贈ったりする時に大活躍してくれる、切り花の図鑑が登場しました!
花に関する情報に定評がある『花時間』が、アレンジがぐっと楽しくなる花や葉、実ものを厳選。生産者や花市場からの“生の声”も反映し、図鑑としてまとめました。
美しい写真も満載だから、知識が増えるだけでなく、見ていて癒されること請け合いです。(Amazonより)
花の色、出回る時期、花言葉、原産地、そして何より和名があるものは和名の記載があるのがありがたい。花言葉と和名、ネットで調べるの結構面倒なので……。
花だけでなく、グリーンもの、実ものも簡単にまとめられていて嬉しい。
こうして見ていると花ってたくさんあるし、その形も色もそれぞれで面白い。花を飾りたくなりました。
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48精油がキャラになってアロマ界にアイドルデビュー? 精油アイドル「ARM48」は香りなど8つのグループに分かれて活動開始! 数ある精油の中から厳選した48の精油の特徴や使い方をキャラとマンガでやさしく紹介します。メンバーには、アロマテラピー検定の1級と2級で出題される30精油も含まれています。精油の紹介のほかにも、アロマの歴史やセルフケアのしかた、注意点など、アロマの基本ももちろん紹介! アロマテラピーは理科っぽくて意外と難しいかも、という方にもどんどん読み進められるいちばんやさしいアロマテラピーについての解説書です。(Amazonより)
アイドルグループになぞらえて、アロマの香りの種類をざっくり解説する一冊。カラー刷りで、イラストも可愛らしく、入門としてはばっちりかと思います。アロマテラピーの方法や技術的なものはあまり多くはないので、香りについて知りたい人向けでしょうか。
こうして読んでいると実際に香りたいなあと思う。スパイシーな香り、自分の好みとは結構外れるのでできるならいっぱい試してみたいんですよねえ。
日本推理作家協会に所属する現役作家たちが、執筆する上で気をつけていることや考えていること、テクニックを、エッセイであったりインタビュー、対談などで語る。作家たちのアンケートも収録。
書くときに気をつけていること、シリーズが続くうちにどのように変化をつけたのか、過去作について語ったり、ミステリーのトリックを思いついたときの話など、いろんな作家がいろんな方法で話している一冊。インタビュアーが作家さんだと作品に対する思い入れや自我が出たりしていて読んでいて面白い。
「ミステリーの書き方」というタイトルではありますが、みんな違っていてどれが正しいというものでもないので、もし書いていく上で行き詰まったら、別方向で書いている人の方法を参考にしてみたり違う方法を一つ試したりということをするための参考書だと思います。少なくとも筆が進まないけどどうすればいいかわからないということはなくなるんじゃないかなあ。
穏やかな食卓を囲む二人に潜む秘密。盗まれたエクレアが導く驚きの結末。最後の砦のような居酒屋に集う人々の孤独。減量に奮闘する女性が巡り会った恋。美食の上で繰り広げられる女同士の舌戦。幼なじみと再会して作る菓子の味。駄菓子を食べ合う瑞々しい初恋とそれを眺める大人達の切ない祈り……。7人の作家がこしらえた、色とりどりの食べものがたりに舌鼓を打つ絶品アンソロジー。(裏表紙より)
妻帯者の男性と交際していることを惰性と感じている尚子は、彼の故郷の黒豆を茹でている「くろい豆」千早茜。
低予算のドラマの撮影中に「きえもの」の料理が消えた謎を解く「消えもの」遠藤彩見。
偶然立ち寄った居酒屋の客と店の人間のひとときの混じり合い「居酒屋むじな」田中兆子。
芸能界入りしたものの一花咲かせることができないまま、ダイエット企画に挑むことになった女性の「サクラ」神田茜。
テニス部に所属していたメンバー四人が揃ってマウントを取り合う「アドバンテージ フォー」深沢潮。
親しかったかつての幼なじみと大人になって予想外の再会を果たす二人は、胸の中に後悔と悲しみを抱えていた「ほねのおかし」柚木麻子。
他愛のない駄菓子にある懐かしい思いと記憶が混ざる「フレッシュガム」町田そのこ。
それぞれ雰囲気も色合いも異なるアンソロジー……なんですがよく新潮文庫nexで出したな? というちょっと薄暗いトーンの話も混ざっていて、何度も背表紙を確かめてしまった。
個人的には謎解き要素のある「消えもの」と、ラストに向かって体重が軽くなるように話も明るく軽やかになっていく「サクラ」、読みながら苦笑してしまうマウンティング合戦の「アドバンテージ フォー」が面白かったです。
インド育ちのわがまま娘・メアリがひきとられたのは、イギリスのびっくりするほど大きなお屋敷。そこでメアリは、運命的に1つのカギを手に入れる。それは10年前に閉ざされたまま、だれも入ったことがないという〈秘密の花園〉のカギ。大人の力をかりずに庭を生き返らせようとがんばるメアリに、屋敷にひきこもっていた病気がちな男の子コリンも心を動かされて…子どもだけが入れる秘密の庭で奇跡がおきる!(裏表紙より)
「秘密の花園」の児童向け超訳版。多分もっとメアリはインドとイギリスの暮らしの違いに戸惑うし、コリンも含めてわがままもひどいんだろうけれど、優しい人たちに囲まれてすぐに心を癒され「いい子」になる。
児童書らしいなあと思ったのは、恐らく身分差があるメアリ、コリン、ディコンがそんな大人の事情なんて関係なく仲良くしているところ。これがすごくよくって! 本当の友達や味方になったんだろうなあと嬉しくなりました。
じーんときたのは、クレイヴンが帰国を決めるところ。きっと庭にはずっとずっと彼女がいて、子どもたちのことも見守っていたんじゃないかなと想像すると泣けてしまう。
「十二国記」のガイドブック。簡単な作品紹介、用語説明に、小野不由美さんのインタビュー、編集、校閲、装幀、イベントを手掛けた者のインタビューに、寄稿されたエッセイとイラストなどなどが収録。
やはり最後に収録されている、CDブックについたという短編「漂泊」が読めてよかったー! いいと言うまで目を瞑っている、その後。美しい農地を見ることで、多分飢えることのない国に近付いたんだと思いました。あの内乱が忘れられようとするだけの時間が流れて、でも尚隆や六太はちゃんと覚えている、それがわかって本当に嬉しかった。
新しい物語を読みたいという思いは尽きないけれど、小野主上は本当にお身体を第一にしていただきたい……。書きたいなと思ったら書くくらいの気持ちで、いつまでも待てるから……!
激しい頭の痛みでメアリスが目を覚ますと、男がじっと見つめていた。初めて見るモーテルの部屋に、見知らぬ男。思い出そうとしても、ここ数時間の記憶が抜け落ちている。なぜこんな場所に来たのだろう。そして、マッケンジーの兄たちに似て、どこか危険の匂いがするこの男はいったい誰……?(マッケンジーの娘)。MIRAが誇る人気作家、L.ハワード、H.グレアム、P.ジョーダンによるクリスマス・ラブストーリー3点を収録。ファン必読の短編集。(裏表紙より)
調教師の女性ととある特殊部隊の男性の恋を描く「マッケンジーの娘」。
夫を亡くした女性と妻を亡くした資産家の男性の恋を描く「聖夜のウェディング・ベル」。
陥れられたコックの女性と会計士の男性の恋を描く「プディングの中は…」。
三つのお話が収録された短編、短編か? な文量の一冊。
「マッケンジーの娘」は巻末を見るとやっぱり大家族のシリーズものなんですね。家族チートがすごすぎてめっちゃ気になったんですけど、能力的にも立場的にも力のある男性が妻(ヒロイン)たちに敵わないシーンはめちゃくちゃ好きなので楽しかった。
「聖夜のウェディング・ベル」の子どもが関わる内容もよかったな。最後に息子のダニーの気持ちもしんみりした。クリスマスは家族で、という外国の価値観の象徴みたいだった。
「プディングの中は…」は、クリスマスプディングに仕返しを込めるんだけれど、というぎりぎりな行動がはらはらどきどきしました。ハロルドに直接的にやり返してほしかったんだけれど、そこが読めなかったのが残念。でもいま幸せそうで何より!