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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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声優戦国時代を生き抜いてきた名優50人が語る「選ばれる」仕事術、そして「声で生きていく」道の厳しさ――。
創刊25周年を迎える『声優グランプリ』がお届けする、すべての声優ファン&声優志望者必読のバイブル!(カバー折り返しより)

2019年3月の本。雑誌「声優グランプリ」に掲載されたインタビューまとめで、二段組で細かい字が連なったインタビューが50人分。ものすごい読み応え。
こうして読んでいると、いまも第一線で活躍している声優さんたちはみんな先輩たちに導かれてきたんだなあということ。なんだかすごく「みんなで育てよう」という気持ちがあるように思えました。
プロフェッショナルって常に、自分に何ができるか、できないか。課題は何で、どんなことをできるようにしたいかってことを考えているな、ととても勉強になりました。気持ちが引き締まった。
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90人の書き手による締め切りにまつわる随筆集。文豪から現代作家まで色々。
言い訳する人から、やらなきゃなーと思いながら別のことをする人から、遅れたことはないと断言する人から、本当に様々。嫌な思いをする人がいたということも書いてあり、その辺りは時代だなあと思う。作家が偉そうにできる時代だったんですね。へこへこ原稿を取らなければならなかった編集さんたちの苦労を思う。
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緊急事態宣言が発せられた日から感じたことを77人の筆者に綴ってもらった日記集。
医者、教師、販売員、漫画家、小説家、旅行会社社員、主婦。それはもう、日本を構成する様々な職業の人(だがそれも一部)が、コロナによって変わった世界、それでも変わらなう仕事と、抑えきれない怒りと悲しみ、苛立ち、希望や、ささやかな喜びといったものを綴っています。
感じること、見えるもの、立つ場所が違うからこそそれぞれ違っていて、とても面白く、本自体も分厚いし、込められている感情の厚みに、手がずしっと重くなりました。政府や官僚に怒っている人が多く目についたのは、多分私がずっとあのときのことについて苛立ったままモヤモヤし続けているせいなんだろうな……。
リアルの声を集めたと感じた良い本だと思いました。こうして残されたことに意味があると信じたい。
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朝日新聞2012年夏の連載に加えて、2006年の連載、さらに朝日新聞デジタルだけに掲載の論考も加えた完全版。(カバー折り返しより)

デジタル版で読んだ覚えがあるものがいくつかあったのもあって、この度まとまっている本を読みました。
一人につき2ページ、多い人は3ページ。63人の著名人がいじめに関するメッセージを綴っています。
いじめについて、逃げろという人、戦えという人、相談しろという人、様々にあり、これを読む人がどうか自分にとって最適な方法でその苦しみから逃れられますように、と祈りました。
もし私が言うとしたら、いまそこにあるだけが君の世界ではないということ、その世界から出て自分自身を支えられるような、趣味や熱中できるもの、仕事にできるようなものを見つけてほしいということ、かな。
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神田明神が行なっている巫女さん入門講座を書籍にしたもの。
作法の動きの写真が載っているのもほうと思ったんですが、巫女舞の動きの写真がついているのはおおっと思いました。しかも動画があるという案内付き(検索して見たとk路お、神田明神の公式にYoutubeのチャンネルへリンクが貼られていました)。
巫女としての立ち居振る舞いと教養がメインなので、他には茶道についてまとめられています。匿名ながら短く巫女さんへのインタビューがあるんですが、礼儀作法のためにお茶とお華をやるんですね。へえーと思いました。
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リレーミステリーアンソロジー。
次の人にテーマを引き継ぐアンソロジーで、ホラーだったりミステリーだったりとどきどきさせられる作品ばかり。辻村深月さんの「ママ・はは」は別の本で読んだ気がするんだけど何だったかな……。
最後、宮内悠介さんの作品で「宮辻薬東宮」がきちんと輪を閉じたのがお見事でした。
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仕事を失った青年の願いを叶えるべく、彼を訪ねてきた猫。かつて飼っていた猫に会えるという噂のある、ちょっと不思議なホテル。猫飼い放題の町で出会った彼と彼女の恋。猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情にまつわる出来事。死後に猫となり、妻に飼われることになった男——。人気作家が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。全五編を収録。
人生は、悲喜もふもふ。(裏表紙より)

仕事をなくした青年は人車に参拝してある願い事をする。すると猫がやってきて、彼の願った「飯友」になるという。椹野道流「ハケン飯友」。
かつて飼っていた猫にある噂のある少し不思議なホテル。そこにやってきた彼女にはある過去があり。谷瑞恵「白い花のホテル」
猫飼い放題をうたう街で、彼女と彼は出会った。巡り会い、別れ、再び出会う命の話。真堂樹「猫町クロニクル」
猫が集まる縁結び神社。個性豊かな猫たちと、とある三人の男女を巡るちょっとした事件。(梨沙「縁切りにゃんこの縁結び」
不慮の事故から気がつくと、猫に生まれ変わっていた。それも前世妻だった女性に拾われて暮らすことに。一穂ミチ「神さまはそない優しない」。
猫にまつわるアンソロジー。最後の「神さまはそない優しない」が最後びっくりして、うわーって感情が押し寄せて、最後、なんともいえない味わい深い作品だなと思いました。大方が優しい、あるいは残酷で切ないお話の中で、この作品だけはくっきりと悲哀とおかしみが強調されていて、とてもよかった。
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ローカルな土地に暮らす、普通の会社員ではない形で働いている人たちをまとめた本。軽いガイドブックかな。ゲストハウスオーナー、お茶農家、スピーカー作家など色々あるので、エッセイや日記みたいな形で、物作りや交流の話をもっと詳しく読んでみたかった。
秘密のチョコレート チョコレート小説アンソロジー (集英社オレンジ文庫)
憧れだった彼の無理難題に応えようとした少女の一大決心。雪の日助けられた少年が心を込めて作る贈り物。冬休みの宿題と大人の恋愛成就に奮闘する姉弟。新吉原の花魁・玉扇が見つけた本当の愛。密かに想うショコラティエは姉の恋人……かけがえのない気持ちといつも一緒。チョコレートにまつわる愛と涙と笑顔に満ちた珠玉の短編集。甘くほろ苦い秘密の5粒をどうぞ。
いちばん大事なこの思い、このひと粒に託して。(裏表紙より)

姉と別れたというショコラティエの元彼の店に通いつめる少女の目的は。櫻川さなぎ「プラリネ」
カカオからチョコレートを手作りする、無理難題に挑むことにした少女と、それをふっかけた少年のお話。今野緒雪「かぐや姫のチョコレート」
美形である自覚を持つ少女趣味で女装癖のある弟とともに、悩める男女の縁を結ぶ。我鳥彩子「ちょこれと六区〜うちの悪魔で天使な弟が〜」
新吉原の花魁・玉扇が見る吉原の風景と人々と、彼女自身の恋物語。はるおかりの「花わずらい」
家出少年は、保護してくれた男性の温かさに癒され、やがて自らの道を見つける。岩本薫「2/14」
どれもいい甘さ、ほろ苦さのある短編でした。みんな方向性が違って面白いなあ。個人的にストレートにチョコレートに絡めて少女の恋を描いた「プラリネ」と、どう絡むのかわからないまま読んで新吉原の空気を感じさせてくれた「花わずらい」がすごく好きでした。
ふたごのお母さんへ―ツインマザースクラブが贈るお母さんの知恵
2004年の本。ふたごについて知りたいと思って読んでみたんですが、思っていた以上に体験談集で、具体的な解説も説明も提案もなく、昔の育児書らしい育児書だなという印象でした。
でもふたごについて思い悩んでいる親御さんはこれを読んで少し楽になれるのかな。
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Author:月子
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