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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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新装版 ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた (みづゑのレシピ)
うさこちゃんよりもミッフィーの方が名前に馴染みがあるんですが、「うさこちゃん」というのは翻訳の妙だったんですねー。ミッフィーの絵本は多分読んでもらったことがない(そもそも絵本よりもすぐにある程度の活字を読んでた)ので、愛着はすごく薄いんですが、ディック・ブルーナさんのミッフィーの描き方がすごいな! と感心しました。少しだけ勉強したことはあるんですが、やっぱりすごく時間をかけて丁寧に書いているんだなあ。線に味があるのは、手描きだからか。
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帯のデザイン (レイアウトスタイルシリーズ (別冊))
「レイアウトシリーズ」とは、様々なレイアウトの作例を、デザイン要素ごとにテーマ分けして特集していくシリーズです。作品のビジュアルだけではなく、制作者のデザインコンセプトを掲載すると共に、可能な限り使用されているフォントと用紙を併載しました。
別冊となる本書は、書籍にまかれる帯のデザイン特集です。日々大量に発行されている書籍の中から、優れた帯デザインを多数ピックアップして、ジャンル別に収録。ブックデザインの要素として、「帯」をフィーチャーし、効果的にデザインされている作品を紹介します。(カバー折り返しより)

ブックデザインの本はあれど、帯に注目した本ってなかなかないと思ったので。「趣味・実用」「アート」「文藝」「エンターテインメント」とデザイナーさんへのインタビューが収録されています。やっぱり文藝に注目してしまうのは、好きだからだ。
フォントや用紙やデザイナーさんの名前が掲載されているわりに、写真の取り方がもうちょっとどうにかならなかったのかとか、デザイナーさんのコメントが載るべきところにインタビューしきれてないじゃんというコメントが載ってたり、若干惜しい作り。けれど、帯デザインについてのコメントが面白く、どういう目的意識を持ってそれを作ったのかが覗けて面白かった。
物語ること、生きること
瀧晴己さんがインタビューし、上橋さんが語った本。語った本とは言っても、インタビューが挟まるわけではなく、エッセイのようなごく自然な文章になっていて、非常に読みやすくてよかった!
上橋さんがどのような家庭に育ち、本を読み、作家を志し、また研究者となったのかが分かる。物語を書ける人は、自分のこともきちんと観察してちゃんと生きているんだな……と我が身を振り返ってしまった。靴ふきマットの上に、私もいる……。そこから飛び出して、まったく違う文化や価値観のものを見つめるのは、体力も精神力も必要なんだろう。気持ちが強かったんだろうなあ。
ところでびっくりしたのが上橋さんと女優の片桐はいりさんが高校の同級生だったということでした……。すごい人はすごい人と出会っているものだな。
最後に上橋さんが読んだというブックリストもあり、すごく面白い一冊でした。
雑貨屋さんぽ―新・大阪編
2009年発行、2011年改訂の、大阪市内の雑貨屋さんの紹介本。店内写真と商品写真(値段付き)が掲載。雑貨いいよなー。私はアンティークのブローチやらボタンやら、アクセサリーっぽいものを集めたい気持ちがあるので、いつか雑貨屋さん巡りしたい。
最後の恋―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
もはや、少年少女が出会うような、初々しい恋じゃない。変わらない恋心なんてない、そんなのとっくに知っている。だけど……。大人になっても「こんなの初めて」ってあったんだ。すれ違いや別れをくり返してきた彼らだけが知る、「最初で最後」のかけがえのない瞬間たち。8人の作家が描き出す、経験してきたすべての恋を肯定したくなる珠玉のアンソロジー。最後の恋、それはつまり、自分史上最高の恋。(裏表紙より)

最近アンソロジーで短編を読むのが好きなので読む。
三浦しをん「春田の毎日」谷村志穂「ヒトリシズカ」阿川佐和子「海辺食堂の姉妹」沢村凛「スケジュール」柴田よしき「LAST LOVE」松尾由美「わたしは鏡」乃南アサ「キープ」角田光代「おかえりなさい」この順番に掲載。
すごいいい味わいの短編だなあと思ったのが角田さんの「おかえりなさい」、ラストがよかった柴田さんの「LAST LOVE」、初めて読んで阿川さんいいなあと思った「海辺食堂の姉妹」、予想通り面白かった「春太の毎日」という印象です。
最後の恋、で引っ張ってくるのが皆さん結婚と離婚だというのが面白いなあ。その中で「ヒトリシズカ」や「わたしは鏡」「キープ」がいい案配で挟まっていて、それぞれの短編が味わい深い。面白かった。
好き、だった。 はじめての失恋、七つの話。(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
はじめて、本気の恋をした。
はじめて恋を失って、はじめて本気で好きだったのだと気づいた——。有川浩、朝倉かすみ、梨屋アリエ、石原まこちん、吉野万理子、紺野キリフキ、宮木あや子ら七人の人気作家たちが、人生はじめての大切な失恋を綴った小説アンソロジー。終わった恋、始まらなかった恋、始めてはいけなかった恋……七人七色の失恋のカタチ。はじめての失恋には、恋愛のすべてがつまっている。(裏表紙より)

有川浩「失恋の演算」朝倉かすみ「ノベライズ」梨屋アリエ「FreecyLove」石原まこちん「タマママーンを探して」吉野万理子「マリン・ロマンティスト」紺野キリフキ「とげ抜き師」宮木あや子「はじめてのお葬式」以上七作の短編アンソロジー。
有川浩さんの短編を読んでみたかったのと、宮木あや子さんの作品を読みたかったので。
紺野キリフキさんの「とげ抜き師」はどこかで読んだな。宮木あや子さんの「はじめてのお葬式」は『セレモニー黒真珠』(未読・積んでる)に収録されているのを確認。
一番好きなのは「はじめてのお葬式」なんですが、「失恋の演算」も切なくて双子ならではのあれでそれで、とても胸が締め付けられました。どんなに鬱屈した思いがあっても、ちゃんと前を向ける登場人物はよいものです。
作家の本棚 (アスペクト文庫)
あの作家の本棚をはおもしろい——純文学、短歌、エッセイ、ミステリ、SF、ファンタジーなど、様々なジャンルで人気を博す総勢14人の作家の方々の本棚を拝見。本や本棚への想い、こだわりをじっくり語っていただきました。(裏表紙より)

収録されているのは、角田光代、桜庭一樹、石田衣良、穂村弘、有栖川有栖、神林長平、菊地秀行、川上未映子、みうらじゅん、山崎ナオコーラ、山本幸久、西加奈子、夢枕獏、中島らも、の本棚。これはとてもいい本棚本でした! 写真は綺麗だし、何が入っているか分かるし! どういう風に本をまとめているかという話をしている人もいて、面白かった。意外と皆さん漫画を読むんだなーと思った。
心に残る名作コピー
1970−80年代、1990年代、2000年代の広告コピーをまとめた一冊。
90年代は、見たことあるーっていうのがいくつかある。特集でまとめてある豊島園とかルミネの広告が面白いなー。シリーズの力ってあると思うな。ルミネの広告は、蜷川実花さんの写真もそうだけれど、キャッチコピーがすごく好きなのだ。
世界の夢の本屋さん
世界にある本屋さんが夢見るような素敵な本屋さんを紹介する本。でかい。重い。高いというとても手に取りにくい本だと思うんですが、とてもとてもとても! 素敵でしたー!
セレクトショップ的なものもあれば、美術館に併設されていたり、教会の中にあったり、街の本屋さんだったりと幅広くて、変わった形の棚だとか、柱があったりだとか、本当に! こんな本屋さんが近くにあったら通っちゃうよー! という素敵さ。
本屋さんに紹介文と、オーナーさんと店員さんのコメントに、本屋さんっていうのは専門職なんだなーというのを感じます。いいなあ、いいなあ! 本屋さん本当にいい!
THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」
直取引で営業するミシマ社が、全国365店の本屋さんの店員さんに一冊の本を紹介してもらう、という紹介本。
めっちゃぶあつい。めっちゃ重い。ぱっと見、デザインで洋書かなと思ってしまったかっこいい本です。全国の各地の大手書店から、本好きの人が好みそうな個人書店の方にも書いてもらっているのかな? 紹介されている本は、絵本、児童書、一般書と様々。自分の馴染みの本屋の店員さんが書いていたりして、なんだか身近に感じました。
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Author:月子
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