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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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大人のファンタジー読本 ~未知なる扉をひらく180選~
シリーズファンタジー、現代ファンタジー、クラシックファンタジーなど、国内外の作品を紹介する一冊。

『西の善き魔女』があり、『光の帝国』があり、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』があり、もちろん古典ファンタジーの紹介もある。幅広い! と思ったり。2006年の刊行なのでちょっと情報が古いけれど、読みたい本が増えました。
紹介文は、ほぼ物語の紹介。こういう話なんだ、ということを知りたかったり、面白い本を探すのにいいなあと思う本だと思います。
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別冊宝島「北村薫CompleteBook」 (別冊宝島 (1023))
北村薫の特集、ムックというやつだろうか。読んでみると、結構以前の発行物らしく、ベッキーさんシリーズが『街の灯』しか書かれてない。
それはともかく、北村薫の作品、シリーズの紹介が一番嬉しかったなあ! 私と円紫さんシリーズが特に! 覆面作家は集めたので今度読もう。時三部作の紹介もありました。
最初の方のページに、名言特集があるのだけれど、はっとするものばかりだった。
作品世界体感ツアーのページがあって、行きたくて行きたくて仕方がない! 蔵王とか鎌倉とかいいですね。ちょっと歩いてみたいです。あと、ベッキーさんのシリーズの舞台である戦前東京のマップがあったりとか。さすがに写真は模型だったり、現在も変わらぬものの写真なんですけれどね。
しかしおいしい本だった。
しかけのあるブックデザイン
しかけを凝った本の装丁、色々。すごーく楽しかった! 実はこういう本はとても好きなのだ。こうしてみると、いい本だなあと思う本は装丁も凝っているものが多いなあと。これを読んでからハードカバー熱が高まってしまってだめだー。
「ユージニア」(恩田陸)の凝り方なんて、注意深く見てなきゃ分からないよー! と思うものだけれど、その辺りにとてもこだわりを感じてかっこいいなあと思う! 「もやしもん」のデザインの秘密なんて知らなかったのでそれにびっくり。ノベルスの秘密も知れて楽しかった! こういう本をもっと持ちたいものだ。
学校DEブックトーク―いつでも、とこでも、だれでもできる (北大路ブックレット)
司書教諭の仕事とは、どういうブックトーク展開を考えるかというもの。実際例が挙げられています。メインは小学校、小学生かなという印象でした。指南書というより、どういう心構えかとか、どういう考え方をするかという導きのような感じでした。
児童文学の魅力―いま読む100冊 海外編
授業関係でちょっと読んでみようと思って、読んでみました。色んな方が紹介するからか文章にばらつきはあって、ちょっとむむっと思ったところもあるんですが、色々読んでみたいなあと思いました。本当に私は有名どころを読んでいないので……。
ちなみに荻原規子さんが「ナルニア国物語」で記事を書かれてます。最近読んだ著作の「ファンタジーのDNA」という本にも、荻原さんのルーツという形で紹介されているなと思いました。
「少女小説」ワンダーランド―明治から平成まで
明治大正昭和から現代までの少女小説について論じた一冊。
少女小説と呼ばれるものが、最初はどういったものだったのか、というのが知れて面白かったです。少女の友とか読んでみたいなあと思った。あの言葉遣いで書かれたら、現代の私なんかはうっとりしてしまいそうだ。
少女小説レーベルの老舗であるコバルトの話もありました。氷室冴子とか久美沙織とか。丘ミキは未読なので読みたいリストに入れました。
少女小説紹介のページには、今頃の本としては、十二国記とか、彩雲国、伯爵と妖精、ローズテーラー、デル戦の話があったり。
女の子はいつでも地に足がついているヒロインだ、という話が面白かったです。伯妖はフェアリードクターだし、ローズテーラーでは仕立て屋だし、とか。
論文でも、読みやすくて、興味深い分野なので、楽しかったです。
桜庭一樹  ~物語る少女と野獣~
直木賞作家となった桜庭一樹のムック。新作小説、インタビュー、対談、直木賞のドキュメンタリー、著作解説、単行本未収録作品など収録。そして、中学二年生当時の幻の作品も。

面白かった! 特に直木賞のドキュメンタリーが。偶然情熱大陸(テレビ番組の)を見ていたので大体分かっていたけれど、桜庭さんの視点からというのがとても面白かった。ご家族総出というのが、温かい感じがしていいなーと思った。
著作を結構読むようになったので手に取ったのだけれど、今とても「赤朽葉家の伝説」と「青年のための読書クラブ」が読みたい! 今まで読んだ中で(少ないけど……)「私の男」が今のところ一番の衝撃で、桜庭さんの作品は作品内の何かが危ういところがあって、それを執拗に追って逃さない、ぶれない感じがすごく素敵だと思う。
そしてブルマー三部作が衝撃的でした。面白いよこれ……! 中学2年生で書いたっていうのがすごい。第1部が一番好きだ。アホで(褒めてる)
とても興味深さが増す一冊でした! 面白かった!
作家のおやつ (コロナ・ブックス)
「作家の食卓」に続く、文豪たちのおやつに焦点を当てた一冊。

流石文豪、今でも老舗と呼ばれるお店のお菓子を食べるなあと思うものばかりを食べている。でも普通に明治のチョコレートを食べてたり、おせんべいを食べたり、カボチャの種を食べたりしているので親近感を覚えることもあった。写真がやっぱり綺麗でいいなあと思う。お菓子がとても綺麗だったり、風景がとても綺麗だったり、とても癒された。やたら月世界というお菓子が出てくるので、いつか食べてみたいと思っている次第。
メモ:凮月堂の玉だれ杏/神田「竹むら」の揚まんじゅう
凮月堂のやつは長野でしかないっぽい? 神田って、東京は遠いなあ。
作家の食卓 (コロナ・ブックス)
平凡社刊『太陽』の1994年10月号特集「作家の食卓」をもとに、追加取材・加筆・再構成したもの。作家たちの食卓を、再現したものや本人のものなどの写真を添えて書き記した一冊。

非常に美味しそうでした。写真がまた綺麗なんだー。記念館の様子や当時の様子の写真が乗せてあるので、文豪の書斎……とか思いながらハァハァしてました。掲載されている作家のひとり、森瑶子のヨロンどんぶりを再現して食べてみましたが、しみじみと美味しくて嬉しかったです。
メモ:内田百閒「御馳走帖」吉田健一「旨いものはうまい」池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」森茉莉「貧乏サヴァラン」
メモの本はいつか読みたい。
作家の読書道
WEB本の雑誌連載のインタビュー「作家の読書道」を再構成、単行本にまとめて収録。作家たちの読書遍歴、著作についてなどをそれぞれが語る。

面白かった。作家さんの読書遍歴なんて知る機会がないので(雑誌を滅多に読まないから)こういう一冊はとても面白い。
それぞれの作家さんの語り口の特色や、どういう本を読んできたか、どういう子どもだったかというのが読めて面白かった! たくさんメモした。結構読むことから離れていた時期があった、という作家さんが多いみたいだった。村上龍の名前を結構見たり。読まなきゃ……と思う。面白い本、オススメの本に目がない。
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Author:月子
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