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“本の姫”は謳う〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
声と記憶を取り戻したセラと、文字の呪縛から解かれたウォルターを加え、旅を続けるアンガス一行。歌姫だったセラの無事を伝えるべく、彼女の故郷カネレクラビスへ向かう彼らだが、ついにそこにも文字禍が及んでしまっていたのだった!! いっぽう、文字の回収が進み、記憶が戻るにつれ、姫の表情は曇る—―この私が文字を撒いた張本人なのか、だとすれば、私は何者なのだろう、なぜ世界の滅亡を望んだりしたのだろう―—(裏表紙より)

文字回収の旅は仲間も増え、できることも増えてきて、アンガスは本当に楽しそう。けれど、アザゼルの物語は次第に、天使と地上の戦争、そして世界への滅亡へと歩み始めていく。
段々とアンガスとアザゼルが重なってきたような気がします。彼の周りにいる人たちは、みんな彼を目指して集まってきたのではないかと感じ始めると、「来世で」という言葉に涙腺が大打撃を受けてしまうんですが!
文字の災厄は、ついにアンガスの大切な人たちがいるバニストンにまで及ぶ、ところで終わったので、四巻早く!
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