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オペラ座の怪人 (角川文庫)
十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影……“オペラ座の怪人”と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そしてその運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは? そして怪人と歌姫の真実とは? 不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行!(裏表紙より)

アンドリュー・ロイド=ウェバーは罪深い……というのが読了時の感想でした。あんな華やかでロマンチックでファンタジーなミュージカルを作ったのは誰だ! あなたか!
原作は奇怪な事件と不幸せな男の物語という印象でした。記者がかつてオペラ座とその関係者で起こった事件を探っていく。手記や人から聞いた話を元に構成されています。登場人物はみんな偏った見方しかできない神経質すぎる人たちばかりで、特にラウルとクリスティーヌの夢見がち具合はすごかった……。泣くか叫ぶかでした。そしてやっぱりオペラ座の怪人は可哀想だった……。
終盤の畳み掛けがすごかった! ファントムが語る、クリスティーヌとの最後の触れ合いが、もう胸に突き刺さってきて、身も蓋もない言い方をすれば音楽の天使を崇めていたクリスティーヌこそ最後に天使になったんだ……という。すすり泣くファントムがどれだけ嬉しかったのかと思うと、胸が苦しい。
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