読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
王都エクバターナを巡る最後の決戦の火蓋が切られた。パルス軍十万に対して、王都東方で迎え撃つルシタニア軍は二十万。しかし、勢いの違いは明らかだった。侵略者は撃退され、王都城門が開かれる。だがそれは、アンドラゴラス王とヒルメス王子との雌雄を決する対決の始まりでもあった——。ついにアルスラーン出生の秘密が明かされる、感動の第一部完結編。(裏表紙より)
おー……お? ん? ぅええええ!? ああ……ふぅ……と感情を揺らされる第一部完結巻でした。
長らく謎だった(アニメから入った勢だったので)アルスラーンの出生の秘密、ヒルメスとアンドラゴラスの因縁の決着ときて、ルシタニアとの戦いの最後がこれかー! と唸らされました。
いやあアンドラゴラスがまさか……ねえ……。ナルサスの台詞にしみじみしました。こういうのが歴史の面白さではあるんですが、これ、アルスラーンたちにも後々適用されない? されるよね? 物語の結末がすでに怖い。
ともかく、アルスラーンの王太子としての戦いは終わり、ここから王として、運命づけられた蛇王なるものとの戦いが待っているわけですよね。よりファンタジーらしい話になるのかどうなるのか、楽しみに読んでいこうと思います。
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