読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
新学期を迎えた四月、五年三組学級の担任となったのは、生まれつき両手足がなく電動車椅子に乗る赤尾だった。彼の補助をする形で白石も三組に関わることになるが……。
乙武洋匡さんのエッセイをもとにした映画作品。そちらは未読。
五体不満足な赤尾先生が一年間三組の児童たちの担任を受け持つ。それはもちろん簡単にはいかないことで……なんですが、クローズアップされるのが五体満足ではない赤尾が、普通とは違うからみんなに気付きを与えることができるといういい先生の描写なので、子どもたちは色々と考えていることがあるけれどめちゃくちゃ賢いし素直で、大人の言うことを聞くし、みんなで考えて行動できる。見ていて子どもたちの方がだいぶ非現実に思える……。
そしてだいぶ複雑になってしまった、白石先生のこと。どうしても赤尾先生のサポートに回らなければならない分、自分や周りのことを疎かにするしかない状況。恋人の美由紀とは最終的に和解する展開だったけれど、きっとこんなふうに上手くいくことばかりじゃないよね。相手が障がいを持っていようとなかろうと自分以外の誰かを優先されて受け入れられる人たちばかりじゃないもんね……。
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