読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
かすみの秘密は、頬をぴしりと打つと涙をこぼす等身大の男の子の人形。学校で嫌なことがあると、彼の頬を打つのだ(「ぽろぽろドール」)。美しい容姿のあきらは事故で顔に酷い火傷を負う。事故前と全く違う人生を送る彼は、醜い恋人と別れた後、昔の恋人によく似た美しい人形に出会う(「僕が人形と眠るまで」)。人形に切ない思いを託す人々の物語。(裏表紙より)
人形といけないことをする、という危うい人たちが多いんですが、その中でも「手のひらの中のやわらかな星」は、中学デビューに失敗し、クラスでも浮いてしまった、田舎の女の子の話で、中学生の痛々しさと必死さと自分が何かになれるかもしれないっていう希望の危うさが、本当に好きで!!!!! ドール愛好家の人たちはこういうところから始まる人もいるのかなあ、と想像してみたりした。
「サナギのままで」は昔探偵ナイトスクープでやってた、マネキンと結婚式を挙げた女の人を思い出した。
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