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底辺女子高生 (幻冬舎文庫)
「本当の私」なんて探してもいません。みっともなくもがいてる日々こそが、振り返れば青春なんです——。「底辺」な生活から脱出するため家出した高校二年の春。盛り下がりまくりの地味な学祭。「下宿内恋愛禁止」の厳粛なる掟。保健室の常連たち。出席時数が足りなくて、皆から遅れた一人きりの卒業式。最注目の作家によるホロ苦青春エッセイ。(裏表紙より)

分かる分かる! というエッセイでした。そうだから、胸が痛くてたまらなかった。これは封印したい過去にぐさぐさ刺さる……。何が悪いでもなかったけれど、自分がそこに馴染んでいない浮遊感や、人の反応が怖かったり、「ユニット」があったり。それらすべてが大嫌いで、世界が嫌いで、自分が嫌いで。読んでいて笑えるんだけれど、すごく苦しい。これは私なんじゃないかと思ったりする。
しかし豊島さんがすごかったのは、家出したことだな! 自殺するでもなく、家出を選んだのはすごい。色々ぼろはあったけれど、出て行こうとしたのはかっこいいなと思いました。
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