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床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
イギリスのある古風な家の床下に小人の一家が住んでいました。生活に必要なものはすべて、ひそかに人間から借りて暮らしているのです。ところがある日、小人の少女がその家の男の子に見られてしまいます……。カーネギー賞を受賞した、ファンタジーの傑作。(カバー折り返しより)

再読です。ジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」の原作。手に入るものを貼っておく。
借り暮らしの小人たちの生活がいい。ちょっとしたものを持ってきて生活に使っている描写が、ドールハウスを見ているようで楽しい。あくまでアリエッティの話なのですが、少年の生活がどういうものなのか(やかまし屋で意地悪な女中おばさんとか)というのが結構想像できるのがいい。段々うまくいってきたのに、あっという間に崩れ去るというところは激しく悲しかったですが、新しい世界に出て行くというところが希望を持たせて好きだ。誰も見ていないけれど、本当かも分からないけれど、確かに存在したお話。
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