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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”は、部屋の鏡をくぐり抜けた先にある城に通うようになる。そこで出会ったのは、境遇の似た仲間たち。7人それぞれの事情が少しずつ明らかになるなか、城の終わりの日が刻々と近づいてくる。鍵は見つかるのか、果たしてこの中の誰の願いが叶うのか——。
ラストには驚きと大きな感動が待つ。本屋大賞受賞作。(裏表紙より)

3学期の初日に学校に来て、みんな会おう。そう約束したはずなのに誰一人として会えなかったこころ。それどころか、約束した日は3学期の初日の日付ではない。これはいったいどういうことなのか?
リオンの時差から始まり、今度は日付、そして、と散りばめられていた辻村作品らしい設定が少しずつ集まってくるラストは見事としか言いようがない。最後の最後に、思いがけない感動があることも。今回はさらに、こころたちと同じような境遇にいる子たちに贈るみたいな奇跡もあって。
映画ではわからなかった個々の事情がはっきりと読めてよかったなあ。特にフウカとスバルの家庭環境は、映画で見て感じ取ったものとは違っていたので原作を読んだ方が絶対いい。
スバルはグレて人生がめちゃくちゃにならなくてよかった……。他にもっと楽しいものがあるってこと、それを作る人生があるってことを選ぶことができて本当によかった。あなたのそれは将来たくさんの人たちを繋ぐツールになるんだよって思った。
最後、映画で何故だろうと思った、喜多嶋先生の描写。原作ではこうなのね。こういうことなのねということがわかってよかった。やはり原作を読まないとだなー。
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Author:月子
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