読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ミルナート王国の若き女王レナは、摂政代行のカーイに長い片思いをしている。二人の年齢差も、彼が〈魔人〉であることも、レナの恋心を変えはしなかった。レナが成人となる十七歳の誕生日が近づくある日。母アリアの従兄でセレー帝国大使でもあるバンディ侯爵の度重なる不穏な嫌がらせを受け、彼の切り札となるある秘密についてレナは口にする。ところが、カーイにそれを聞かれてしまい……? モフモフいっぱい、ロイヤルラブコメ完結。(裏表紙より)
次から次へとやってくる訳あり求婚者たちをなぎ倒しつつ(語弊がある)結婚にいたるラブコメディの下巻。レナの出自と魔人を巡るエピソードにため息が出たのですが、一番ああそうかと思ったのは困ったお母様アリア。識字障害というのは、この世界ではさぞ生きづらかったろうに……と切なくなりました。だから頼ってはいけない人と馴れ合っちゃったんだな……。知識がないというのはこういう不幸を呼び寄せてしまう。
血の繋がりではなく、生き方を教えてくれる人を家族と思うといい、という物語だったように思います。いやもう本当に、レナはカーイに育てられてよかったね!
エピローグは歴史は繰り返すみたいでちょっと笑っちゃった。お子様方も幸せにおなりー!
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