読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
身分に関係なく有能な人材を登用し、庚国を発展させた前女帝。その反面、血の粛清は親族にまで及び、それは彼女自身の息子にも向けられた……。
生き残った現皇帝・明宗は傀儡と囁かれ、国は前女帝派と明宗の姉・西安公主派に分かれて権力闘争に明け暮れている。しかし明宗は、国を思う熱い心を秘めていた。
そんな彼の前に現れた、没落した地方官吏の娘・紅琳。彼女もある野望を胸に、女でありながら身を立てようともがいていた。
二人が出逢い偽りを共有した時、国は変革への産声をあげる——!(裏表紙より)
女性でありながら宦官に扮し、傀儡皇帝とさげすまされている現皇帝とともに仲間を集め、困難に立ち向かう中華風ファンタジー。
賢く有能な紅琳に対して、皇帝の明宗は優しく真面目なのだけれどちょっとずれた感覚の持ち主。大丈夫かなあこの人……というのを紅琳が個性豊かな仲間たちとともに支えるんですが、この仲間集めの感覚が楽しいですね。中華風王宮だとものすごく難しいけれどこの本の世界観だからなんとかぎりぎり可能になったみたいな感じがします。阿賀とかね、ばれたら本当にやばいと思うんだよね。
仲間が揃ってさあここから! と思ったんですがいかんせんページが足りなかった……もっと敵側をぎゃふんと言わせてほしかったなあ。
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