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黒龍公主寵姫伝 皇子は公主を捕らえる (一迅社文庫アイリス)
辺境で育った少女・春嵐の平凡な日々は、春嵐を《公主》と呼ぶ黒龍の青年・黒淵の襲来により終わりを告げた。両親を殺され激情のまま龍へと変化した春嵐は、帝国の皇子・流星に捕らえられてしまう。人の姿に戻った春嵐は《黒龍の公主》として彼の監視下に置かれ、流星の邸で暮らすことになり…。
私は人なのか、龍なのか——。帝国を舞台に、龍と人が織りなす中華風ドラゴンラブ!(裏表紙より)

新作は、龍と人の中華風ファンタジーでした。竜はドラゴン(主に西洋の、翼があるもの)で、龍は中国や日本で描かれる蛇状のやつ、という書き分けですね。
物語における目的は、黒龍の公主が持っていると思われる宝珠を見つけ出すこと。泰国の皇子流星と、公主と宝珠を手に入れて一族の復活を願う黒淵たちと、自分自身が龍なのか人なのかを思い悩む春嵐と。
春嵐は寂しい感じは漂いつつも、両親や近所の人とちゃんと関係を作ることができた女の子だったのに、それを奪われて、という展開がつらい。奪った相手が、超絶艶っぽい黒龍の青年ってところがにくい……でも好き……。
今までのヒロインは、結構礼儀正しい物静かな感じの子が多かったのですが、春嵐はけっこうはっきりものを言うし、流星とはだいたいが喧嘩腰だし、大丈夫かこの子たちはちゃんと仲良くなれるのか!? とちょっとずれたところを心配しました。どっちもまっすぐだからさ……。それに、物語に書いていないところで、かなり不穏な動きがあるのがわかるんですよ。もう一人の皇子の紫霄とか、流星に仕える麗華とか、お腹の中に何か抱えてるんだろうという人たちが、二人に立ちふさがらないかと不安で。
春嵐の、人とはなんぞや、と問いかけるどきっとするシーンもあったりして、彼女の正体も意外なところに落ち着き、この先があるならどうなるんだろうと想像を巡らせています。
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