読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「私と結婚してくれるんですか!」
「しない。どうしてそうなった」
呪いの打破を願って魔法大国トゥルダールを訪れたオスカーは、城で眠っていた一人の女を連れ帰る。解呪を申し出た彼女ティナーシャは、次期女王として圧倒的な力を持ちながら、なぜか初対面のはずの彼に強い好意を抱いているようで……。新たになった大陸の歴史、名もなき記憶の上に、再び二人が紡ぐ一年間の物語が始まる。(裏表紙より)
何らかの手段で時を超えるんだろうと思ったんですが、思っていた以上に気持ちが重かった……とちょっと笑ってしまった、やり直しの始まり第一巻。世界が書き換えられたためにいくつかの事象が異なりつつも、歴史の転換期や運命的な出会いはどうも変わらないみたいだなあ、などとレオノーラとの戦闘があった様子を読んで思いました。
散らばるエピソードが面白いのはもちろん、やっぱりティナーシャとオスカーの関係性にもだもだと悶え打ちました! 「好きになったあなたではない、けれど」というのもあるし、オスカーの方も「俺じゃない」というのを察しているのがもう、もう……! もう一度手を取ろうにもそんな単純な話じゃないし、なあ……切ない……。いやでもこの規格外の王様、絶対ものすごい手段で結婚しようとか言い始める気がする。
PR