読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
特別な人。たとえば、誰にどんなふうに見られてもいいけど、世間の目なんかかまっちゃいないけど、その人に変に思われたくない。その人の目には、とびきりの自分が映っててほしい。そんなふう? そんな人なら、いる。いるけど。——シャイなクセに肩肘張って、勝手にあたふたしてるあのなぎさくんを、多恵子の目で覗いてみれば……? というわけで、『なぎさボーイ』姉妹編待望の登場です!!(カバーより)
私は「ヒスってる」という感覚に縁がないので、そういう子が出てこられると理解できなくて困惑するんですが、多恵子も例に漏れずよく怒り、喧嘩をするという。でもその内側には、冷静に自分を観察したり、自分なりの思いで、自身のことを理解しようという動きがあるんですよね。
『なぎさボーイ』であの終わりだったので、これちゃんとオチつくのかなーと思ったら、ちゃんと終わってよかったよかった。背伸びしながらも、その分一歩ずつ進んでいく二人がいいなあと思いました。
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