読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
大会社の社長ビルは、六十代を過ぎてもなお精力的に仕事をこなしているが、時折訪れる変調に死を感じていた。ある日、最愛の娘スーザンが自身の片腕であるドリューと付き合っていることについて話す。スーザンの素っ気なさに、恋とはそういうものではないと説いたビル。そのスーザンは、仕事場近くの喫茶店で、魅力的な男性と出会う。しかし、彼が再び現れたのは、ビルの前。自身はこの身体を奪った死神だ、というのだった。そんなことを知らないスーザンは、ジョー・ブラックと偽名を使う彼に惹かれていき……。
人間界に興味を抱いた死神が、老年の社長を振り回しつつ、生きることの楽しみを知ったり、恋をしたりする。ジョーのすっとぼけた振る舞いが、たいへんかわいいです。
人間じゃないものが、だんだん人間らしくなってくるのが、なんてにやにやするんだろうと。さらにいいなと思うのは、ユーモアを見せるところなんですよ! ジョークやユーモアは、人間らしさの最大の要素かな、と思います。
スーザンとの恋は、ツッコミたいところがあったものの、あったかくて、切なくて、寂しい、いい恋でしたね。まさに花火だった。
橋の向こうへ行ってしまう、という演出は反則です。こみ上げた……。
アンソニー・ホプキンスとブラッド・ピットの組み合わせが好きすぎてやばいです。老爺と青年! しかし青年の方がタメ口!
面白かったです。オススメ、ありがとうございました!
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