読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
(——魔物のすべてを死滅へ導く罪も、彼を思えば甘受できる)ギブ神父のために命を捨てて、伝説の《聖櫃》を封印する覚悟を決めたツキシロ。だが彼女を失いたくないギブは、ある決断をくだす……。もどかしい主従関係の果てに二人が迎えるのは、幸福な結末か、それとも!?「もうすぐひとつに還れるよ。愛しいもう一人のボク……」自らの半身である悪魔に囁く、天使の真意とは——!? スカーレット・クロス、ついに堂々完結!!
最終巻。面白かったああ!
《聖櫃》を閉じる決意を固めたツキシロ、追うギブたち祓魔師一行。しかしそれぞれに思いは揺れ、秘められた《鍵》の真実が明らかになる。ひとつひとつ堅実に心の動きを追っていく話だったので、ツキシロの、個人のレベルだと思っていた、という発言に納得もしましたが、最終決戦はたぎったー! バトルたぎったー!! 恋愛を描いている上に、ライトノベルという感じの結末のつけ方でした。
この巻でギブとツキシロが「いい仲」になってしまったのにびっくりしました。だから双方ともに風呂の話があったのか……!(とても余計なところでその伏線に感動する)。これは乙女心なんだろうな……(何か間違ってる気がしないでもない)。くっついた後のふたりが可愛らしく、ツキシロはいい女になりました。よかったよかった。
面白かったです。いいお話でした!
PR
この記事にコメントする