読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「父さんは、父さんをやめようと思う」。中学三年生の佐和子は、父のそんな宣言を受ける。母親は家を出て、優秀だった兄は農業をやり、父は父をやめる。そんな家庭の中、佐和子はその春、転校生の大浦勉学と出会う。
原作は読了済み。映画公開時の予告編で、少女が冬の道をずっと歩いていくシーンがすごく印象的だったので、原作を読み、今回映画を見ました。
原作はしんとした中に何か変だなと思わせる空気がずっと続いていく静かな話だと思っていましたが、映画はもうちょっと爽やかでいて女の子の押し隠した影のようなものを感じるお話だという印象でした。佐和子がちょっと元気のよすぎる印象を持ったからかもしれない。もうちょっとおすましな感じのイメージだったのですが、委員長をやっている顔がすごく不器用でもどかしいような、不安そうな女の子だったのが好きでした。
小林ヨシコ役の方がとても綺麗で、役も台詞も好きだったな。
ラストシーンと主題歌はとてもよかった。好きだ。
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